日本ライトハウスの基本理念

Mission of Nippon Lighthouse

 社会福祉法人日本ライトハウスは、「創業100周年」に向けて事業を推進するにあたり、定款の定めに従い、使命(ミッション)と政策理念(ポリシー)を掲げ、その遵守につとめます。

1.社会の公器であることを自覚し、公正・健全・透明な事業活動を推進します。

 日本ライトハウスは、利用者の方々を支援し、支援サービスを作り、それを提供するためにボランティアの方々や援助者の方々、地域の方々、行政機関や企業・団体の方々など多くの方々に支えられており、その方々に対する社会的責任を果たします。


2.信頼され、信任を得るサービスの充実をはかります。

 日本ライトハウスは、視覚に障害がある方々への総合的な機関として、創業以来の伝統である“パイオニア精神”をもって果敢に問題解決にあたり、生活者原理に立った包括的なサービスの提供に努め、視覚に障害がある方々からの信頼を高め、社会の信認を得るよう努めます。


3.誠実で包容力のある温かいサービスの提供につとめます。

 日本ライトハウスは、視覚に障害がある人が直面する「生きにくさ」に向き合い、誠実で包容力のある温かい福祉サービスを提供します。


4.時代や環境の変化に応じた組織づくりにつとめます。

 日本ライトハウスは、多様化し、変化している経営環境に対応するために、経営の効率化を追求して事業の健全な成長を図るとともに、職員相互が独創性溢れる人間集団として「働きがい・生きがい」を実感できる職場環境を確立するとともに、次世代を担う人材育成につとめます。


日本ライトハウス職員倫理綱領

<前文>
 わたしたちは、すべての人がかけがえのない個人として尊重され、排除されることのない社会の創造(ソーシャルインクルージョン)を目指します。
 わたしたちは、すべての人が主体者として周囲の環境と心地よい関係を保ち続けることができる包括的なサービスを提供します。
 ここにわたしたちは、「日本ライトハウス職員倫理綱領」を定め、これを規範として遵守します。

○人権の尊重

 わたしたちは、すべての人の尊厳や権利を尊重します。

○秘密の保持

 わたしたちは、業務上知り得た情報を適切に管理し、プライバシーを守ります。

○説明責任

 わたしたちは、プライバシーに配慮した、適切な情報開示・提供に努め、説明責任を果たします。

○社会関係の調整

 わたしたちは、業務の遂行にあたり、関係機関・地域と連携・協働し、社会関係の調整に努めます。

○自己実現

 わたしたちは、すべての人がその人らしい人生を実現できるよう、個人の価値観や生き方、自己決定を尊重します。

○業務遂行への責任

 わたしたちは、自らの専門的知識・技術の向上に努め、常に最良の業務を実践します。


日本ライトハウス職員行動規範


 この行動規範は、「日本ライトハウスの基本理念」並びに「日本ライトハウス職員倫理綱領」に基づいて、当法人職員が業務実践において従うべき行動を具体的に示したものです。

○人権の尊重

  • わたしたちは、互いの意見や思いを大切にし、それぞれの違いを認め合います。
  • わたしたちは、すべての人に等しい態度で接します。
  • わたしたちは、威圧的な態度をとりません。
  • わたしたちは、生命に危険が及ぶような緊急やむを得ない事態を除き、行動を制限しません。
  • わたしたちは、いかなる場合でも体罰や暴力、暴言、性的な嫌がらせ、精神的苦痛を与える行為を行いません。
  • わたしたちは、プライバシーに干渉しません。
  • わたしたちは、権利侵害の事実を速やかに発見できるよう努めます。
  • わたしたちは、権利侵害の事実を知ったとき、それを放置しません。

○秘密の保持

  • わたしたちは、業務に必要な範囲を超えて情報を収集しません。
  • わたしたちは、収集した情報を濫用せず、業務の目的にのみそれを使用します。
  • わたしたちは、情報を厳重に管理し、記録の保管、利用、廃棄について細心の注意を払います。
  • わたしたちは、業務上知り得た情報を退職後も通じて外部に漏らしません。
  • わたしたちは、当事者の了解なく個人の情報を開示しません。
  • わたしたちは、管理する個人の情報・記録について当事者が閲覧を希望した場合、特別な理由なくそれを拒みません。

○説明責任

  • わたしたちは、常に業務実践の拠りどころを明らかにし、それを誰に対してもわかりやすい表現を用いて説明します。
  • わたしたちは、発信する情報が正確に理解され納得されていることを確認します。

○社会関係の調整

  • わたしたちは、地域福祉の発展に積極的に貢献します。
  • わたしたちは、障害のある個人が被っている生きにくさを、社会全体の努力によって解消するよう働きかけます。

○自己実現

  • わたしたちは、互いに相手を敬い、適切な呼称で呼び合います。
  • わたしたちは、自分の価値観を他者に押しつけません。
  • わたしたちは、すべての人が自らの権利を主体的に行使できるよう働きかけます。
  • わたしたちは、意思決定能力に配慮し、代弁者としての役割を果たします。
  • わたしたちは、ひとりひとりの意欲を尊重し、それに応えられるよう努めます。

○業務遂行への責任

  • わたしたちは、あらゆる法令・諸規則等を遵守し、「法的責任」を果たします。
  • わたしたちは、相談や苦情に丁寧かつ迅速に対応します。
  • わたしたちは、常に生活・職場環境が安全で快適に保たれるよう努めます。
  • わたしたちは、業務に私的な関係を持ち込みません。
  • わたしたちは、常に自己研鑽に努めます。
  • わたしたちは、日本ライトハウスの活動の普及・啓発に努めます。
  • わたしたちは、倫理上のジレンマが生じた場合、「日本ライトハウスの基本理念」並びに「日本ライトハウス職員倫理綱領」に照らして、公正かつ一貫した態度をとります。

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