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概要

就労選択支援は、障害のある方がご自身の希望や能力・適性を踏まえ、最も合った就労の進路(どの就労サービスを使うか、一般就労を目指すかなど)を主体的に選ぶための支援サービスです。最大のポイントは、「就労アセスメント(評価・分析)」に特化している点です。

福祉サービスの違い

各サービスの役割分担の説明です。その中で、就労選択支援は、「次の支援を選ぶための土台作り」の役割を担います。

サービス名 主な目的・役割 就労選択支援との関係 支援の「段階」
自立訓練(機能訓練) 生活をよりよく過ごすための訓練や、生活能力の維持・向上のための訓練を行います。 就労準備として機能訓練が必要な場合に選択肢の一つとなります。 就労の前段階
生活介護 常に介護を必要とする方への日中活動の場の提供(排泄・入浴・食事等の介護、創作的活動等)を行います。 原則として就労が困難な方が対象。就労を希望する方は就労選択支援の対象となります。 生活を支える段階
就労選択支援 就労アセスメントを通じて、本人と協同で能力・課題を整理し、どのサービスに進むかを決めるための情報提供・自己理解を支援します。 自分の能力や希望を評価し、最適な働き方を見つけるお手伝いをします。 就職を目指す前段階
就労移行支援 一般企業への就職に向けた訓練(知識、能力向上、求職活動の支援)を行います。 就職を目指す方が選択・利用する訓練サービスです。 就職を目指す段階
就労継続支援 一般企業での就労が難しい方に、働く場と生産活動の機会を提供します。(A型:雇用型、B型:非雇用型) 就労選択支援のアセスメント結果に基づき、就労訓練として選択・利用するサービスです。利用途中で一般就労への意向が高まった場合、就労選択支援を利用して進路を見直すことも可能です。 働く前(または サービス見直し時)
就労定着支援 一般企業に就職後、働き続けるための生活面・職場での継続的なサポートを行います。 就労後の支援。就労選択支援は就職前の進路決定の支援であり、役割が明確に異なります。 就労後
  • 自立訓練(機能訓練)との関係
    • 自立訓練は、日常生活や社会生活に必要な能力の訓練(生活リズムの改善やコミュニケーションなど)が中心です。
    • 就労選択支援は、就労に焦点を当てた能力評価が中心です。
    • 就労を目指すにあたり、まずは生活面を整える必要があるとアセスメントで判断されれば、自立訓練への進路を選択することになります。
  • 生活介護との関係
    • 生活介護は、重度の障害などで常に介護が必要な方が対象で、就労を目的とはしていません。
    • 就労選択支援の対象は「働く力と希望のある方」が原則ですが、本人が就労を希望している場合、その可能性を客観的に評価し、本人にとって無理のない進路(生活介護の継続、あるいは就労系サービスの検討)を慎重に選択するために利用される場合があります。
  •  就労移行支援・就労継続支援との関係
    • これまでは、利用者が「自分に合っているか分からない」まま就労系サービスを選んでしまうミスマッチが課題でした。
    • 就労選択支援は、これらのサービスを利用する 「前」 の段階で、短期間の作業体験などを通じて本人の適性や必要な配慮を客観的に評価し(就労アセスメント)、その結果をもって、移行支援が良いか、継続支援が良いか、一般就労を目指すかといった進路をご本人と一緒に選択します。
    • 就労継続支援利用中に能力が向上した方が、移行支援や一般就労へステップアップする際の「キャリアの見直し」のためにも利用できます。
  • 就労定着支援との関係
    • 一般企業に就職後、働き続けるための生活面・職場での継続的なサポートを行います。自立訓練(機能訓練)または就労移行支援を終了し、一般企業に就労された方の就労定着に向けての支援サービスになります。

就労選択支援の3つの特徴

  1. 目的は「選択」: 職業訓練や就労の場を提供するのではなく、最適な進路(働き方や支援サービス)を本人が選ぶための支援です。
  2. 手法は「アセスメント」: 短期間の作業体験などを通して、本人の希望、強み、課題、必要な配慮を客観的に整理する専門的なアセスメントを実施します。
  3. 立ち位置は「中立的」: 特定の就労サービスに誘導するのではなく、中立的な立場から、多様な選択肢を検討するための情報を提供します。
  4. 他機関との連携を重視し、ご本人様を支える様々な立場の支援者・協力者が協同し、より良い進路について一緒に考えます。

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