「第44回 日本ライトハウスチャリティコンサート」開催のお知らせ

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社会福祉法人日本ライトハウスでは、第44回日本ライトハウスチャリティコンサートを、2026年6月7日(日)に開催いたします。

恒例の目が見えない・見えにくい人を助ける盲導犬の育成支援のためのチャリティコンサートは、おかげさまで今年で44回目となります。

出演は、当コンサートには欠かせない、指揮の澤 和樹(さわ かずき)様、管弦楽の千里フィルハーモニア・大阪の皆様、さらに今回は、ヴァイオリンの川畠 成道(かわばた なりみち)様、そしてピアノゲストとして菅田 利佳(すがた りか)様を交えてのプログラムとなります。

なお、川畠 成道様・菅田 利佳様には、コンサートに向けて、メッセージをいただいております。ぜひ、ご覧ください。

コンサートにご来場いただくことによって、入場料の売上げが盲導犬育成のためのチャリティとなります。一人でも多くの方に盲導犬が行き渡りますよう、皆さまの温かいご支援をお願いするとともに、ご来場くださいますよう関係者一同お待ち申しあげております。

★チケットのお申込み・お問合せ★

日本ライトハウス 募金事業部チャリティコンサート係

※入場料:4000円(当日12時より座席指定券と引き換え)
※就学前のお子様のご入場はご遠慮いただいております。

クレジットカードによるお申し込みはこちらから

〒538-0042 大阪市鶴見区今津中2-4-37
TEL 06-6968-1030 (平日9時~17時)
FAX 06-6968-2059
FAX申込用紙(Word版)はこちら (18KB)
E-mail charity@lighthouse.or.jp

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チャリティコンサートに向けて、川畠様には文章で、菅田様にはZoomで、インタビューをさせていただきました。
ぜひ、ご覧ください!!

◆川畠様 インタビュー

1.幼少期にヴァイオリンと出会い、約50年近く音楽活動をされる中で、活動を振り返り、思うことを教えてください。
川畠(以下、敬称略):私は8歳の時アメリカを旅行中当時生存率5パーセントといわれた難病にかかりました。幸い病気は回復し命はとりとめましたが、視力に後遺症が残りました。
帰国後はもやもやとした日々の中時間だけが過ぎていくような状態が1年以上続いたかと思います。しかし、時がたつにつれ何か将来に向けできることはないかという気持ちが少しずつ出てまいりました。そして最終的に行き着いたものがヴァイオリンでした。
この楽器を手にした日から、新たな人生が始まったように思います。当初は音楽を学ぶ学生として、そしてデビュー後は、プロの音楽家として様々な経験と多くの出会いをいただいてまいりました。ヴァイオリンを手にするきっかけに関し複雑な思いはあるものの、この楽器との出会いがなければ得られなかったこれまでの道のりに感謝しています。ヴァイオリンによって私自身が育てられてきたと感じています。

2.最近では、メディア出演や執筆活動もされていますが、何かきっかけはおありだったのでしょうか。そして、音楽活動にとどまらない理由も教えてください。
川畠:演奏活動をさせていただく中で、クラシック音楽に対し敷居が高いという意識を持っておられる方々がまだまだ少なくないように感じる場面が多くありました。演奏会を緊張することなくリラックスして楽しんでいただけますよう、音楽の魅力や楽しさ更には作品に親しみを持って触れていただければとの思いでさせていただいております。

3.長年、チャリティーコンサートに関わっていただく中で、日本ライトハウスに対して思うこと、感じることを教えてください。
川畠:私たち視覚障害を持つ者が、社会とのつながりを持つ上で欠かすことのできない役割を担っていただいていることに心より感謝申し上げます。私も自分に与えられた音楽を通じ、微力ながら貢献させていただければと考えております。今後とも末永くよろしくお願いいたします。

◆菅田様 インタビュー

1.音楽との出会いについて教えてください。
菅田(以下、敬称略):2歳頃から音楽教室に通い、5歳から個人のピアノ教室でご指導を受けるようになりました。当時は、耳からの情報で作品を覚えていました。具体的には先生が楽譜の内容を片手ずつ録音してくださったり、強弱や表現記号を丁寧に言葉で伝えてくださいました。その経験から、「楽譜を読む」ということの大切さを自然と学んだように思います。
小学3年生で点字楽譜と出会い、音楽との向き合い方が大きく変わりました。
小中学校は地元の盲学校で一人学級でしたが、ピアノを通して同世代とコンサートやコンクールに参加できたことが大きな自信になりました。ピアノは親友のような存在であり、同時に外の世界とつながる大切な架け橋のようでもありました。

2.高校・大学進学についても教えてください。
菅田:高校は盲学校ではなく、和歌山県立星林高校の国際交流科に進学しました。国際的なアーティストへの憧れから、自分の世界をもっと広げたいと思ったからです。この時点では、音楽大学への進学を希望していました。
先生方や友人に背中を押していただき、一人でフランスに音楽留学する経験もしました。その中で勉強そのものの面白さにも気づき、教育の持つ力、一人ひとりの可能性を伸ばし、違いを越えて互いを尊重し合える環境をつくる力に強く関心を持つようになりました。
音楽も教育もあきらめたくないという思いから、東京大学教育学部へ進学しました。どちらも続けられる道を模索した、欲張りな私らしい選択でした。

3.音楽活動とお仕事を両立されていますが、息抜きの時間はありますか。
菅田:実は、“推し”がいるんです(笑)。
シャルル・リシャール=アムランさんというピアニストで、ショパン国際ピアノコンクール第2位を受賞された方です。
これまで演奏を聴くだけでなく、ご指導を受ける機会にも恵まれました。音の作り方やフレーズの呼吸の取り方など、音楽の本質に向き合う姿勢、温かな人間性を心から尊敬しています。
最近も東京や横浜での来日公演を楽しみました。4月には、彼のリサイタルが、このチャリティーコンサートの会場でもあるザ・シンフォニーホールで開催される予定で、心待ちにしています。

4.音楽を続けるうえでのモチベーションは何でしょうか。
菅田:私は点字楽譜を使ってピアノを続けています。点字楽譜はボランティアの方々が時間をかけて点訳してくださったものです。
一冊の楽譜の裏に、本当にたくさんの方の支えがあります。その存在が、私にとって何よりのモチベーションです。

5.練習で大切にしていることは?
菅田:楽譜に書かれた細かな指示をどれだけ正確に読み取り、自分の表現に取り入れられるかを意識しています。例えば、どの拍からクレッシェンドが始まるのか、ペダルで響かせている音なのか、手でつないでいる音なのか。そうした細部によって、演奏は大きく変わります。
様々な録音から表現のヒントを得ると同時に、何度も楽譜に立ち返りながら、作曲家が目指した芸術に近づけるよう努力したいと思っています。
また、他の楽器の方々との共演を通して、一つの音楽を作り上げるうえで、同じ楽譜を共有していることの重要性をより強く感じるようになりました。支えてくださる楽譜点訳ボランティアの皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

6.チャリティーコンサートの思い出、また、今回演奏されるベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番への思いを教えてください。
菅田:このチャリティーコンサートには、2024年にも出演させていただきました。前回、初めてオーケストラと共演する機会をいただき、ソリストとして舞台に立つ責任や、ソロとは異なる大きなエネルギーの必要性を学びました。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲は5曲ありますが、私が幼い頃に最も強く心に残ったのが第3番でした。短調の作品ではありますが、その中に温かさを感じられる、とても魅力的な曲です。
オーケストラとのハーモニーも本当に美しく、いつか弾いてみたいと思っていた作品を、澤和樹先生、千里フィルハーモニア・大阪の皆様と演奏できることを心から嬉しく思っています。2年前の経験を踏まえ、さらに深まった演奏ができるよう、丁寧に準備を重ねています。

7.国際情勢が不安定な中で、音楽の力についてどう感じていますか。
菅田:世界のさまざまな状況を前にすると、自分の音楽は無力に感じることもあります。音楽が直接何かを変える大きな力を持っているとは言えないかもしれません。
それでも、音楽には人の心に語りかける確かな力があると思っています。この世界をつくっているのは、私たち一人ひとりの心でもありますので、身近なところから人と心を通わせる瞬間を大切にしたい。必要とされたときに音楽がそばにあること。その営みを丁寧に積み重ねていくことが、平和な世界につながると信じています。

8.来場される皆さまへメッセージをお願いします。
菅田:私が幼い頃にベートーヴェンを聴いて心を動かされたように、皆さまにもそれぞれの感じ方で、この作品の素晴らしさを受け取っていただけたら嬉しいです。
そして、このコンサートを通してライトハウスの活動や盲導犬育成にも関心を持っていただけましたら幸せです。心を込めて演奏いたします。

★菅田利佳インタビュー【第44回日本ライトハウス盲導犬チャリティコンサートにむけて】★

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