ろくおん通信 No.171ろくおん通信第171号 2009年6月発行 発行:日本ライトハウス盲人情報文化センター録音製作係 ★聞いてわかる図書を作るためにはお休み ★録音製作のボランティアの皆さまへ スタジオは7月9日(木)まで使用可 編集は7月11日(土)まで使用可 スタジオは7月10日(金)より、新館移転準備の解体作業に入るため使用ができません。また、編集作業も7月11日(土)までは使用できますが、引っ越し準備作業に入る為、7月13日から使用はできませんのでよろしくお願いいたします。 職員は道頓堀には7月31日(金)までいますが、8月1日〜2日にかけて肥後橋に引っ越しします。 新館スタジオは8月17日(月)から使用可 新館でのボランティアの通常活動は録音製作は8月18日(火)から開始します。 スタジオは週刊新潮の関係で、8月17日(月)から使用できます。 ・録音製作の直通電話番号 06−6441−1017です。 直通FAX番号 06−6441−1027です。 ・注意! 月曜開館は、7月13日(月)〜8月10日(月)までお休みです。ご注意ください。 ★7月 録音製作予定 『自宅録音チーム』 14日(火)『マトリョーシカ』13時〜15時 15日(水)『はなみずき』1時半〜3時半 23日(木)『二十四の瞳』10時〜12時 『スタジオ曜日別チーム』 月曜チームから土曜チーム 休み 『プライベートチーム』 1日(水) 定例勉強会 1時半〜3時 ※ 講師 中井 はつみ 氏 『専門図書音訳チーム』 3日(金) 『音声解説チーム 』1時半〜3時半 17日(金) 『東洋医学チーム』3時〜5時 22日(水) 『 理数チーム』10時半〜12時 24日(金) 『英語チーム』10時半〜3時 25日(土) 『パソコンチーム 』1時半〜4時 7,8月休み『古典チーム』 『橋本勝利のフォローアップ講座』 8日(水) 1時〜3時 ※随時受け入れ中 10日(金) 1時〜3時 月曜日出勤当番 7月 6日 林田 7月13日〜8月10日まで月曜は休み ★画面校正について その3 大林 緑 画面校正 A〜C A第1セクションの第1フレーズ 書名の1フレーズ化 第1セクションの第1フレーズは書名のみとする。 但し書名のシリーズNo.である、上・中・下・第1巻・第2巻・・・などはタイトルと結合して1フレーズとする。 第1セクション第1フレーズの書名は、プレクストークにCDを入れて「しばらくお待ち下さい」 のあとに出る「書名」となる。 副書名・外国語の原題・著者名などは第1フレーズには入れない。第2フレーズ以降とする。 B第1セクションの通し聞き 第1セクションの、第1フレーズから最後のフレーズまでを通して聞く。 書名→(副書名)→(外国語の原題)→(著者のシリーズ名)→著者名→日本ライトハウス盲人情報文化センター○○○○年製作→(この図書は・・・・・)。 (  )内はある場合に入れる。 ◎著者のシリーズ名とは 「氷舞 新宿鮫シリーズ6 大沢在昌著」 など ◎出版社のシリーズ名である「岩波文庫 緑15−1」などは前枠では入れない。原本奥付で入れる。 製作年が終わりの枠と合っているか確認する。 Cデイジー図書凡例と内容が合致しているか・利用に便利か デイジー図書凡例の入れ方は適切か?その通りに利用できるか? 階層の立て方は適切か? (例)たとえば「この図書の階層はレベル3まであります。レベル3は目次にない小項目です」 と入っている場合 ・本文中と合致する場合はこのままでよい。 ・レベル3にあたる目次にない小項目があるところとない所が混在していたり、レベル2にも目次にない小項目があるといった場合は「この図書の階層はレベル3まであります」だけでよい。 階層番号に注意 (例)・番号が同じでレベルの大小が区別しにくい。 (レベル1が1 レベル2が1−1 レベル3が1 など) ・階層番号に@A・・などを使っているが文中に@AB・・が多く使われている。混同する恐れがある。 など グループ付けの凡例の確認 その他の処理の仕方の凡例など つづく ★リスナーの窓 (12) 福井哲也 記号の読みを決めるポイント まずは、次の例を読んでみてください。 例1:値段はいつもの2〜4割引だ。 例2:「児童アンケート結果まとまる〜高学年ケータイ8割〜」 例1の「〜」は範囲を表す記号で、「から」と読みますが、例2の「〜」は副題を囲むものなので、声には出さず間で表現するのが普通です。このように、記号の読み方を決めるには、その形だけでなく働きに注目します。「お〜い、ドラえも〜ん!」の「〜」は、長音符の変形と考えられますから、働きがまた違いますね。では、範囲を表す「〜」は、いつも「から」と読むのでしょうか? 例3:高速船「おけさ」が新潟〜両津間に就航した。 例4:休暇をとって、神戸〜姫路〜岡山を旅した。 例3は、始点と終点を結ぶ「〜」なので、「から」と読みたくなりますが、後ろに「間」が付いているので、「新潟から両津間」では日本語として不自然です。「新潟両津間」とすべきでしょう。例4も、「神戸から姫路から岡山」では「から」が重なって、とても変になります。記号は声には出さず、「神戸 姫路 岡山」とするのが自然ですね。 例5:ファミレス(<ファミリー・レストラン)家族連れで楽しめる大衆的レストラン これは働きの見極めがポイントです。「<」を数学の不等号だと思って「小なり」などと読んだら、まったく意味が通じません。「ファミリー・レストラン」という元の言葉が変化して「ファミレス」になったという意味で、「←」に似た働きと考えられます。特に声には出さず、カッコとともに短い間で表現すればよい記号といえるでしょう。このように、記号の読みを決めるときには、記号の働きや、文全体が自然な日本語になるかなどに気を配っていただきたいと思います。 ★Q&Aコーナー 質問 PRSの編集で元の音はちゃんと録音されているのに、デイジー編集で語尾や促音などが消えることがありますが、どうしてでしょうか? 答え 元の音源はちゃんと入っているのにデイジー図書になると語尾や促音が消える原因は、 @全体の録音レベルが低すぎる。A音声インポートする時にノイズレベルを高く設定している。B読み手が語尾を落とせず声を小さくしている。等が考えられます。 @の場合は、専用のソフトを使ってボリュームを上げてインポートするか、音声インポートする時にノイズレベルを小さい方に設定します。あまりノイズレベルを小さく設定するとフレーズが切れなくなる場合もあります。Aの場合、雑音を大きく設定している為、促音などが雑音として処理され無音になってしまうようです。ノイズレベルを小さく設定します。ただし、バックに全体に大きな雑音が入っているようなものは難しくなります。盲人情報文化センターの場合は原則として、−40dBでインポートしています。標準でインポートすると、ボリュームが小さい録音は促音や語尾が消えるケースがあります。−40dBでインポートすると解決しています。 録音する時のレベルは−6に届く程度としてますが、PRSプロの表示は−10dBとなっていますので、これより上に、1/3ほど出ているくらいが−6dB程度になります。音源があまりに小さい時や大きすぎるときはボリュームを調整してからインポートする方がいいでしょう。 ★音声訳基礎講座、第U期 募集のお知らせ 施時期: 前半 2009年9月25日(金)〜2010年3月26日(金)まで、 ※毎週、金曜日  10:00〜12:00 後半 2010年4月〜2010年8月まで ※月2回、第2、第4金曜日  10:00〜12:00 第2金曜「実践製作講習」、第4金曜「読み方講習」 会場:盲人情報文化センター 新館4階 会議室 〒550−0002 大阪市西区江戸堀1-13-2 (盲人)情報文化センター(新館) 講習内容: 1.読み方の基本 2.記号、漢字、図、表などの音声変換処理 3.Recdiaソフトを使用した録音技術など 4.調査・録音の順序など 講師:盲人情報文化センター 音声訳講習会講師チーム 資格: @音声訳に必要な「発声」などの基礎的な訓練を終了した方 A自宅で録音ができる方 B講習会終了後も、盲人情報文化センターに月に2回の来館が可能な方 費用:3000円(資料代) 定員:10人 申込方法:申込用紙に記入の上、郵送(Faxも可)またはご持参ください。メールでも受け付けます。 〒542−0077 大阪市中央区道頓堀1丁目東3−23 道頓堀千島ビル 社会福祉法人日本ライトハウス 盲人情報文化センター録音製作係 Tel:06−6211−0910 Fax:06−6211−1590 E−Mail:rec@iccb.jp 〆切日:2009年9月5日(土) 試験日:2009年9月11日(金) (盲人)情報文化センター4階会議室 10時〜12時 試験内容 : @アナウンステスト A漢字の読み B音声変換処理センス C面接 ※筆記用具持参のこと  鉛筆、消しゴム 発表:2009年9月19日(土)までに連絡 講習開始:2009年9月25日(金)10:00〜12:00 ※試験日当日、来館出来ない方は、担当者までお申し出ください。 注意 申し込みは2009年7月10日(金)までは通常通りですが、以降は引っ越に入りますので、早めにお申し込みください。 新館での受付はお盆明け、8月18日(火)からになります。 ★2009年度 専門図書音訳講習会(理数コース)のご案内 主催:毎日新聞大阪社会事業団 、後援:社会福祉法人日本ライトハウスによります、第22回専門音訳講習会が下記の日程で実施されます。 内容:図表などを多く含む資料の音訳処理を学びます。 講習会終了後は講師の推薦があれば、近畿視情協録音製作委員会の専門音訳理数チームに参加して活動することができます。 日程:2009年10月21日(水)〜11月18日(水)      毎週水曜日午前10時〜12時・全5回 講師:久保 洋子氏(近畿視情協理数チームリーダー) 定員:15名 資格: 現在、音訳(朗読)の活動をされている方で理数関係の資料に興味のある方 申込方法:申込用紙を提出(適性テストがあります) 適性テスト:2009年10月7日(水)10時〜12時 申込締切:2009年10月3日(土) 盲人情報文化センターの音声訳者は、この講座を受講されますと「音声訳中級講習会(全5)」を終了と見なします。盲人情報文化センターの「音声訳基礎講習会」を終了し、5,6冊録音図書を完成された方は、積極的にお申し込み下さい。受講希望者は係までお申し込みください。 ★以上で、『ろくおん通信』171号おわり 戻る