ろくおん 通信 NO.174ろくおん通信第174号 2009年10月発行 発行:日本ライトハウス情報文化センター録音製作係 ★“聞いてわかる図書を作るためにはお休みです ★音声訳者・デイジー編集者へのお願い! 録音製作係 原本は、 1ヶ月まえに申し込むようにしてください。 音声訳者は校正の仕事もお願いします。 編集者は2週間前までに次の作品を申し込んでください。 ○現在、スタジオ録音の方は、原本棚を見て自分で希望を出されるケースもありましたが、今後は依頼する原本は係で相談して決めていくことになりました。したがいまして原本の申し込みは、少なくとも1ヶ月前までに係にお申し込み下さい。 自宅録音の方は、世話役の方か職員に1ヶ月前までにお申し込み下さい。各チームの世話役の方と事前に相談しながら次回の原本を決めさせていただきます。音訳原本をその日に申し込まれてもお渡しすることはできませんので、ご協力よろしくお願い致します。 また、音声訳者には他の方の読まれた本の校正もお願いしています。スタジオ録音ではモニター校正を行いますので、校正作業を必ず行うことになりますが、自宅録音の方にも、今後、校正のお願いをしていきますのでよろしくお願いします。 ○編集作業が完了し、次に編集する作品を申し込まれる場合は、2週間前までにお申し込み下さい。係で相談して、次回の編集作品を決めてお渡しするようになりましたのでよろしくお願いします。また、デイジー校正者も作品をお渡しするときに決めるようにします。 ★11月 録音製作予定 『自宅録音チーム』 10日(火) 『マトリョーシカ』13時〜15時 18日(水) 『はなみずき』1時半〜3時半 26日(木) 『二十四の瞳』10時〜12時 『スタジオ曜日別チーム』 24日(火) 『火曜チーム』12時45分〜 11日(水) 『水曜チーム』12時45分〜 26日(木) 『木曜チーム』12時45分〜 20日(金) 『金曜チーム』12時45分〜 21日(土) 『土曜チーム』12時45分〜 『プライベートチーム』 4日(水) 定例勉強会 1時半〜3時 ※ 講師 中井 はつみ 氏 『専門図書音訳チーム』 6日(金)『音声解説チーム 』 1時半〜3時半 14日(土) 『古典チーム』1時〜3時 20日(金) 『東洋医学チーム』3時〜5時 27日(金) 『英語チーム』10時半〜3時 28日(土) 『パソコンチーム 』1時半〜4時 18日(水)『 理数チーム』10時半〜12時 『橋本勝利のフォローアップ講座』 11日(水) 1時〜3時 ※随時受け入れ中 13日(金) 1時〜3時 『11月の月曜当番』 11月22日16日 林田 11月9日・30日  清水 11月21日(土) 新館開館記念シンポジウムの為、ボランティア活動は休みとなります。 但し、週刊新潮の録音のみOKです。 ★ 画面校正について その6 大林 緑 画面校正 H〜M Hデータの変わり目 :各巻のつなぎ目の間をチェックする。 I著者紹介(略歴)・・・著者紹介(略歴)終わり :著者紹介、訳者紹介、著者・訳者紹介、などの始めと終わりを確認する。 J原本奥付の通し聞き :原本奥付の第1フレーズから最後のフレーズまでを聞く。 :書名→(副書名)→(著者のシリーズ名)→著者名。 (  )内は先頭で入れた場合と同じく入れる。 :出版社のシリーズ名を入れる。原本奥付に記載がなくても入れる。 「岩波文庫 緑15−1」など K終わりの枠の通し聞き :終わりの枠の第1フレーズは書名のみとし副書名などは入れない。 書名は第1セクション第1フレーズと同じにする。 「以上で○○○○(書名)を終わります」 書名のシリーズbナある、上・中・下・第1巻・第2巻・・・などはタイトルと結合して入れる。 :製作年は前枠と同じとする。 :音声訳者名・校正者名(2・3名)編集者名が入っているか? :最後に余分な音が残っていないか、終わりの枠を入れ替えたあとを確認。 L最終校正表の訂正箇所のチェック :デイジーマスター校正表(黄色い用紙)の訂正箇所(前後を含む)を確認する。 Mコメント欄やマークが残っていないか :編集中に便宜上付けたコメント欄への記入やマークは編集が終わったら削除する。きれいな形で完成させる。 つづく ★リスナーの窓 (15) 福井哲也 アドレスのスペル読みと単語読み ホームページやEメールのアドレスの読みについて、本誌166号ではスペルの読み上げのコツを述べましたが、今回は単語読みの添え方を取り上げます。まず用語ですが、「simane」という綴りを「エスアイ・エムエイ・エヌイー」と読むのをスペル読み、「シマネ」と読むのを単語読みと呼ぶことにします。 アドレスは、聞き手がそれを聞いてパソコンに正確に入力できる必要がありますから、必ず全部をスペル読みします。と同時に、単語読みできる部分については、単語読みをスペルの前に添えるのがよいと、私は考えています。例えば、「simane@nlh.jp」なら、「シマネ/エスアイ・エムエイ・エヌイー/アットマーク/エヌエルエイチ/ドット/ジェイピー」のようにです。なぜ単語読みを添えるのか。アドレスの綴りは、聞き手にとっては何が出てくるか予測がつきにくく、しかも「f」と「s」、「m」と「n」などよく似た音の字もありますので、正確に聞き取るには多少の緊張を要します。スペル読みの前に単語読みを添えれば、聞き手が綴りを予測できるようになるため、その分安心して聞くことができ、記憶の助けにもなります。「シマネ」なら「simane」か「shimane」だろうと予測がつきますので、あとは「h」が入っているかどうかを確認しながら聞けばよいわけです。 先に単語読みしてしまうと、アルファベットではなく仮名か漢字と誤解するのではないかと心配の向きもあるようですが、アドレスの文字はアルファベットがほとんどですし、予測を持ちつつ綴りが聞けるという単語読みの効果を出すためには、単語読みを先にすることが重要と考えます。また、もしアドレス中に仮名や漢字が出てきた場合は、「片仮名でシマネ」「平仮名でシマネ」あるいは「漢字でシマネ」(この後必要に応じ漢字の説明も付加)というように、文字種を前置きしなければなりませんので、アルファベットとの読み方の違いは明白だと思います。 なお、単語読みできない綴りも少なくありませんので、スペル読みの際は、「f」と「s」など紛らわしい文字の発音に注意し、「d」は「ディー」でなくあえて「デー」と読むようにしてください。(「t」を「テー」と読むのは、さすがに違和感が強いので、そこまではしなくてよいでしょうが。) ★Q&Aコーナー 質問 PRS Proを「ウェブスタジオ・なにわ」で使用する方法の手順通り行うと「校正表がありません」と出てうまくいきません。 答え 前回の手順のCで校正表をダウンロードするとしましたが、ここではダウンロードせず、校正表をプリンターに打ち出して訂正します。PRS Proで訂正した後、ビルドブックするとダウンロードした校正表が消えてしまうので、「校正表がありません」となります。ビルドブックが終了してから、校正表をダウンロードしてください。 <新しい手順> @「Recdia」と「ウェブスタジオ版Recdia」のソフトをインストール。 APRS Proで40分から50分単位に録音する。 B録音したデータを「ウェブスタジオ・なにわ」で送信する。 C「ウェブスタジオ・なにわ」で送られてきた校正表をダウンロードせず、校正表のみパソコンで打ち出し必要な箇所を「PRS Pro」で訂正しビルドブックする。 D校正表をダウンロードし「「ウェブスタジオ版・Recdia」で校正表を開き、修正した箇所にチェックを入れる。 E修正したデータを「修正済みデータの送信」で送信する。 以上の手順で修正済みデータが送れます。 ★モニター者へのお願い モニターの音量はある程度大きくして聞いて下さい 雑音を見逃しているケースが多々あります。ヘッドフォンのボリュームを最大にした時、「ブーン」という音が聞こえるときは接触不良などによって発生している雑音です。「ブーン」という音は録音ボリュームを小さくしても消えませんのでご注意下さい。雑音が発生している原因を捜し、雑音が出ないようにしなければなりませんので、まずは職員までご相談下さい。 雑音は訂正作業の時も発生していますので注意して下さい。また、訂正する時は文章単位で行うようにしましょう。モニター者が雑音を見逃している一番大きな原因は、モニター時の音量を絞りすぎていることのようです。少し大きめの音量で聞いて雑音などを見逃さないようにしましょう。 ★第V期 音声訳初心者講習会 (全8回)」のご案内 日本ライトハウス 情報文化センターでは、初心者の方を対象にした、「音声訳初心者講習会」(全8回、毎週、月曜日の午後)を実施します。 この講習会は発声、アクセント、腹式呼吸など音声訳に必要な基礎的な訓練を中心に行います。 受付は申し込み順で行い、試験はありません。定員になり次第締め切らせていただきます。 実施要項 講習会時期 第3期生 2009年12月7日(月)〜’10年2月22日(月)13:00〜15:00 講習内容 1.発声の基礎 2.読みの基本 3.その他 講 師 安田 知博 氏 (情報文化センター嘱託講師) 定 員 15名 費 用 3000円(全8回分) 受講費用は初回に納めていただきます。 受講費用は途中で辞められても返金できません。 会 場 大阪市西区江戸堀1−13−2 情報文化センター4階会議室 申込方法 電話で申込可 06−6441−1017 録音製作係 ※情報文化センターのホームページ「耳より情報」にもアップしています。 以上でろくおん通信No.174 おわり