「読書」目の見えないかた・見えにくいかたの情報誌  2023年7月号(第51巻第7号)  発行 社会福祉法人 日本ライトハウス情報文化センター  電話 (火から土曜日)  図書貸出 06−6441−0139  サービス全般 06−6441−0039  休業日 日・月・祝日、第2木曜日、年末年始・夏期  その他 (総務)06−6441−0015  ◆もくじ  1.ひごばしニュース  2.グッズサロン お役立ち情報  3.お役立ち本棚  4.情報カフェ  ◆7月から8月の休館について  エンジョイ!グッズサロンと図書貸出の休室は以下の通りです。  7月13日(第2木曜)=書庫・在庫整理日のため休室。  7月18日(火)=17日(月曜指定祝日)の振替で休室。  8月10日(木)から16日(水)=夏期休館。8月10日(木)は3階総務係と4階会議室は開室。  8月22日(火)午後=日本ライトハウス職員全体会のため全館休館。  ◆当館のサービスご利用について  @当館5階エンジョイ!グッズサロンにご来館の際は事前予約をお願いします。開館・電話受付時間は祝日を除く火曜日から土曜日の10時から16時30分です。  ※事前予約については、お待たせすることなく、じっくり相談・説明・体験を受けていただくために今後も継続させていただきます。  A対面リーディングサービス=Zoom(ズーム)を使い、2部屋で実施。  B会議室貸出と会議室での行事=各部屋の定員内で実施。会議室のご予約は、2ヶ月前の1日(ついたち)から受け付けます。  ※新型コロナウイルス感染症に伴う規制は緩められましたが、体調が悪い時や発熱が疑われる場合は来館をお控え下さい。  また、ご来館の際は引き続き、手洗いや手指消毒、マスク着用のご協力をお願いします。各部屋の入口には消毒用アルコールを置いていますので、ご自由にお使い下さい。  1.ひごばしニュース  ◆「日本ライトハウス展2023」に44社・団体が出展決定!  当館では、西日本最大級の視覚障害者用具・機器展「日本ライトハウス展〜全国ロービジョンフェア2023」(読売 光と愛の事業団共催)を9月29日(金)と30日(土)、昨年に続いて、天満橋のOMMビル2階展示場で開催します。  今回は、初出展7社を含め44社・団体の出展が決定。出展内容も、歩行支援のアプリや機器をはじめ、家庭電化製品、音声・拡大読書器、録音・再生機器、スマホ・PC関係、白杖、点字ディスプレイ、ロービジョン用具、さまざまな視覚障害者用具等、多岐にわたります。  さらに、特設ステージも4年ぶりに開催(テーマや出演者は次号でお知らせします)。入場無料。ぜひご来場下さい。  ●主な出展品別(しゅってんひんべつ)の出展社  歩行支援=Asirase(アシラセ)、錦城護謨(きんじょうごむ)、ダイハツ工業(初)、テイクス、プライムアシスタント(初)、リモートアシスト、リンクス、レハビジョン  家庭電化製品=ソニー、三菱電機  音声・拡大読書器=アイフレンズ、アメディア、インサイト、オーカムテクノロジー社(初)、システムギアビジョン、日本テレソフト  録音・再生機器=シナノケンシ  スマホ、PC関連=高知システム開発、コネクトドット、コンピュータサイエンス研究所、ドコモ・サポート、ブラインド・ソリューション、フロッグワークス、メディアアクセスサポートセンター  点字ディスプレイ=エクストラ、ケージーエス  白杖=KOSUGE(コスゲ)、キザキ、つえ屋、ミズノ  ロービジョン用具=ソニー・QDレーザ、エッシェンバッハ光学ジャパン、東海光学  各種用具=fukufuku(ふくふく)312(初)、インテック、欧文印刷、京都ライトハウス、丸安洋傘(まるやすようがさ、初)、安久工機(やすひさこうき)、日本ライトハウス情報文化センター(エンジョイ!グッズサロン)  その他=視覚障がい者の豊かな暮らしを実現する研究会(ゆたくら、初)、筑波技術大学(初)、日本ライトハウス盲導犬訓練所、日本ライトハウス視覚障害リハビリテーションセンター  ●「ガイドブック」のお申込みを!  今回は、これまで以上に多くの出展者からさまざまな用具や機器が出展されます。会場に来られてから、どのような会社や製品があるかを探すのは大変困難で、時間もかかります。  出展内容を詳しく紹介した「ガイドブック」(点字版、音声デイジー版、大きめの活字版、Eメール版)を事前に無料でお送りしますので、ぜひお申し込み下さい。  お届けは9月初旬。お申込みは、エンジョイ!グッズサロン(電話06−6441−0039)か、総務係(電話06−6441−0015)までお気軽にどうぞ。  ◆わろう座 映画体験会「幸福(しあわせ)のスイッチ」のご案内  音声ガイドを多くのかたに知っていただくため、映画「幸福のスイッチ」の上映体験会を行います。  日時 8月25日(金)12時30分開場、13時上映  場所 当館4階 会議室  参加費 無料  定員 先着40人  備考 @体調がすぐれない場合は、参加をお控え下さい。A会話する際は、マスクの着用をお願いします。  作品情報 和歌山県田辺市を舞台に、ガンコ親父と三人姉妹の家族愛を温かく描き出した感動作。「お客様第一」と言い続ける電気屋の父に反発して田舎を離れ、東京でイラストレーターとして働く21歳の怜(れい)。新人なのに自己主張は一人前の怜は、上司と衝突した勢いで会社を辞めてしまう。そんな怜のもとに、妹から、姉が倒れて入院したとの手紙が届く。  お申込みはお電話で。7月25日(火)9時15分から7月29日(土)16時までの間に、当館総務係(電話06−6441−0015)までお願いします。  ◆7月9日は日本ライトハウス・チャリティコンサートに!  毎年恒例の日本ライトハウス・チャリティコンサートが7月9日(日)13時30分から大阪市福島区のザ・シンフォニーホールで開かれます。  澤和樹(さわ かずき)指揮、千里フィルハーモニア・大阪と川畠成道(かわばた なりみち)のヴァイオリンで、チャイコフスキーの「交響曲第5番」、プロコフィエフの「ヴァイオリン協奏曲第2番」ほかを演奏。  入場料3,500円。チケットは、当日会場受付でお渡しできますので、電話06−6441−0015の当館総務係までどうぞ。  ◆肥後橋駅の「可動式ホーム柵」が12月22日に稼働予定  当館最寄りの大阪メトロ肥後橋駅の「可動式ホーム柵」の設置予定が決まりました。まず6月から、ホーム床(ゆか)のホーム柵設置場所に、薄い鉄の円形の蓋が設置されますので、足元にご注意下さい。ホーム柵の設置工事は11月12日(日)から12月21日(木)の夜間に行われ、12月22日(金)から稼働する予定です。  また、肥後橋駅では目下、ホーム階の壁と天井、北改札と南改札の連絡通路の床の改修工事中で、来年11月下旬まで続く予定です。ホーム中央に資材置き場が仮設され、連絡通路も時期によって狭くなり、点字ブロックが移設されることもありますので、ご注意下さい。  なお、可動式ホーム柵は、来年3月末までに四つ橋線の本町駅と四ツ橋駅、中央線の森ノ宮駅と谷町四丁目駅に設置される予定です。  2.グッズサロン お役立ち情報  お申し込み・お問い合わせは、エンジョイ!グッズサロン(電話06−6441−0039)まで。  (1)講習会・体験会情報  ◆白杖・拡大読書器の使いかた 個別講習会  白杖、または拡大読書器の使いかたについて、担当職員がマンツーマンでアドバイスする講習会を以下の通り開催します。  @白杖の使いかた、持ちかた、介助者との歩きかたなど、歩行に関すること全般についてお応えします。ご自分の白杖歩行を確認したいかたはぜひお申し込み下さい。  A拡大読書器の購入を考えているかたや購入間際のかた、まだ使いこなせていないかた、もう少しうまく使いたいかたの個別講習を行います。  お申し込みは白杖か拡大読書器かを選び、以下の3枠からお申し込み下さい。  日時 8月2日(水)  10時から11時30分  13時から14時30分  15時から16時30分  定員 各回1人(先着順)  場所 当館5階 サービスフロア  ◆8月のICTサロン「Amazonネットショッピング講習会」  第1部はパソコン(PC-Talkerを使用)、第2部はiPhone(ボイスオーバーを使用)で、Amazonでのネットショッピング講習会を行います。商品検索から購入手続きまでの流れを体験していただく予定です。  事前にAmazonのアカウントを作成していただきますので、当日は必ずご自身のパソコンかiPhoneをご用意下さい。また、ログインの際に本人確認が必要になるため、ご利用のアドレスでメール受信ができる状態でご参加下さい。ご不明の点などは、お気軽にお問い合わせ下さい。  日時 8月26日(土)  第1部(パソコン)=10時から12時30分  第2部(iPhone)=13時30分から16時  場所 当館4階 会議室  定員 各回5人(先着順)  ◆iPhone(アイフォン)に触ってみませんか  ガラケーからiPhoneに機種変更を検討されているかたを対象にした30分の無料体験会です。  ジェスチャーと言われる基本操作や、声で操作するSiri(シリ)、便利なアプリをご紹介します。体験ではボイスオーバー(画面読み上げ機能)を使用します。  iPhoneへの機種変更で迷っている皆さん、ぜひ30分の無料体験をご活用下さい!  開催日 8月24日(木)  時間  13時から13時30分  13時40分から14時10分  14時20分から14時50分  15時から15時30分  15時40分から16時10分  定員 各回1人(先着順)  対象 iPhoneに機種変更、または新規契約を検討されているかた  ◆パソコンや電子機器の操作方法の個人講習のご案内  エンジョイ!グッズサロンでは、視覚障害スタッフがパソコンやiPhone、iPadなどの操作方法の有料個人講習を実施しています。  また、来館講習の他にZoomを活用したオンライン個人講習もおこなっています。遠方にお住まいで来館の難しいかたでも、自宅で受講できます。講習内容や接続方法等、ご希望や不明な点は、お気軽にご相談下さい。  講習は1コマ90分2,000円で、予約制です。ご希望のかたは、エンジョイ!グッズサロンまで電話でお申し込み下さい。  3.お役立ち本棚  お問い合わせ・お申し込みは、貸出窓口(電話06−6441−0139)まで。  ◆お役立ち目録「平成のベストセラー」  平成の30年間に話題となった本をピックアップ。ちょっと懐かしく読み返してみませんか。目録は点字版、音声デイジー版、墨字版があります。ご希望のかたには無料でお送りします。  ◆「SDカード・セレクトパック貸出サービス」を8月から開始  当館では、サピエ図書館からダウンロードできる音声デイジー図書をテーマごとに集め、その中からご希望のものをSDカードに入れて貸出する「セレクトパックサービス」を8月から開始します。  サービスは無料ですが、貸出用のSDカード(8GB・16GB・32GBいずれか)はご自身でご準備していただくことになります。  詳細は次号でご案内しますので、楽しみにお待ち下さい。  4.情報カフェ  ◆タンデム自転車の公道走行が全都道府県で可能に!  タンデム自転車とは、サドルとペダルが二つある2人乗り自転車。前の人がハンドルを操作し、後ろの人はペダルを漕いで動力を補助します。二人の力でスイスイ走ることができ、会話もはずみます。視覚障害のかたも風を切って、爽快感を味わえる絶好の乗り物です。  このタンデム自転車の公道での走行が7月から東京で認められることになり、これで国内全47都道府県で走行が可能になります。  かつてタンデム自転車の公道走行が認められていたのは長野県だけでしたが、大阪府では当館の岩井和彦(いわい かずひこ)元館長を中心に認可を求める運動が始まり、2016年に公認。認可の波が全国の道府県に広がりました。  大阪でタンデムサイクリングを体験してみたいかたは、タンデム自転車の貸出を行っている「あおぞら財団」にお申し込み下さい。  電話 06−6475−8885  所在地 大阪市西淀川区千舟1−1−1あおぞらビル4階  最寄り駅 JR東西線御幣島(みてじま)駅  ホームページは次のとおり http://aozora.or.jp/accesscontact  レンタル費用 個人の場合1日単価1千円×台数×貸出日数  なお、ちょうど当館エンジョイ!グッズサロンのメールマガジン6月1日号に、スタッフによるタンデムサイクリングの体験記が掲載されましたので、ご紹介します。  ●太平洋岸 自転車道、1,100キロをタンデム自転車で!  千葉県銚子市から和歌山市までを結ぶナショナルロード。ゴールデンウイークの9日間、「タンデム自転車でつないじゃえ!」というプロジェクトが行われ、視覚障害の私も参加しました。私は、千葉県の銚子から和歌山県の新宮まで5日間、450キロほどをつないできました。  太平洋岸をずっと走っていても、押し寄せる波は穏やかだったり、砕ける音がしたり、房総半島は潮の香りと砂の風、まったりと甘いミカンの花の香りの静岡、澄み切った空気の三重県大紀町(たいきちょう)、いろんな風をいろんな方々と思いっきり体感してきました!  同時に、タンデム自転車の試乗会が各地で開催され、見える・見えないにかかわらず、タンデム自転車の楽しさを感じていただけたようです。  ※大阪フィルハーモニー交響楽団のご招待は今回はありません。次号をお楽しみに!