今月の点字図書 40タイトル 126冊  *タイトルの前に付けた番号だけでも申し込めます。この番号は、発表後1年間だけ有効です。 総記 12−1 SNS暴力〜なぜ人は匿名の刃(やいば)をふるうのか 毎日新聞取材班 著 3冊 毎日新聞出版 2020 SNSはなぜ人に不幸をもたらす凶器として使われてしまうのか。SNSの功罪を検証し、未来を探る。 哲学 12−2 我慢して生きるほど人生は長くない 鈴木裕介(すずき ゆうすけ)著 3冊 アスコム 2021 必要なのは、人間関係のありかたを見直すこと。心療内科医が伝える、心の痛みをとり、穏やかに生きる方法。 12−3 飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る〜自衛隊が教えてくれた人生を明るく生きぬくコツ ぱやぱやくん 著 2冊 育鵬社 2022 「つらい任務を乗り越えるための教えは、極上の人生訓でした」Twitter(ついったー)で人気の元陸上自衛官が伝える、クスッと笑えてタメになる情報。 12−4 60歳からの「忘れる力」 鎌田實(かまた みのる)著 2冊 幻冬舎 2023 「忘れる」ことで脳と心の新陳代謝を促す!残りの人生を充実させるためのヒントが詰まった一冊。 12−5 おそまつなギリシャ神話事件簿 河島思朗(かわしま しろう)監修 2冊 すばる舎 2021 戦いの神様なのに人間に負ける?女心は見抜けない予言の神様?1話3分で楽しめるギリシャ神話全45話。 12−6 狛犬(こまいぬ)さんぽ ミノシマ タカコ 著 川野明正(かわの あきまさ)監修 3冊 グラフィック社 2020 神社巡りと併せて密かなブームの狛犬巡り。守りの狛犬、隠れ狛犬、全国約100社の個性的な狛犬を紹介! 歴史 12−7 秀吉(ひでよし)を討て〜薩摩(さつま)・明(みん)・家康(いえやす)の密約 松尾千歳(まつお ちとし)著 3冊 新潮社 2022 朝鮮出兵のさなか、明と薩摩、家康は、秀吉排除に動いていた?戦国の興亡史を塗り替える歴史考証。 12−8 中世イングランドの日常生活〜生活必需品から食事、医療、仕事、治安まで トニ・マウント 著 龍和子(りゅう かずこ)訳 4冊 原書房 2022 もし中世を旅することになったら?楽しいこと、危ないところ、秘密の場所も一冊で全部わかる!究極の指南書。 社会 12−9 官僚制と公文書(こうぶんしょ)〜改竄(かいざん)、捏造(ねつぞう)、忖度(そんたく)の背景 新藤宗幸(しんどう むねゆき)著 4冊 筑摩書房 2019 眼を覆いたくなるほどの官僚の劣化。官僚統制のシステムを問いなおし、“政権主導”の暴走をえぐる。 12−10 世界の刑務所を訪ねて〜犯罪のない社会づくり 田中和徳(たなか かずのり)ほか 著 3冊 小学館 2020 安全な社会への道に何が必要か。世界各地の刑務所を見て分かった実態と、再犯防止策をレポート。 12−11 世界一やさしい暗号資産の教科書 COINCATS(こいんきゃっつ)著 2冊 KADOKAWA 2022 今さら聞けない暗号資産の基礎知識から運用法、WEB3.0時代に必須の暗号資産情報の入門書、決定版! 12−12 私(わたくし)たちの税金 令和5年度版〜点字広報誌 国税庁広報広聴室 編 1冊 国税庁広報広聴室 2023 自然科学 12−13 ウソをつく生きものたち 森由民(もり ゆうみん)著 村田浩一(むらた こういち)監修 3冊 緑書房 2022 喰らい、逃れ、生きるために、だれをどうだます?生きものの進化の面白さをユーモアたっぷりに解説。 12−14 人類は何を失いつつあるのか 山極寿一(やまぎわ じゅいち)・関野吉晴(せきの よしはる)著 4冊 朝日新聞出版 2022 弱いからこそ、人類は旅に出た。前(ぜん)・京大総長とグレートジャーニー探検家の壮大でおもろい対話集。 医学 12−15 体がやわらかくなると血管が強くなる〜動脈硬化を予防し、血管が若返るストレッチ 家光素行(いえみつ もとゆき)著 2冊 アスコム 2022 12−16 異状死(いじょうし)〜日本人の5人に1人は死んだら警察の世話になる 平野久美子(ひらの くみこ)著 4冊 小学館 2022 親族や自身が“異状死”となった場合、どんなことが起きる?摩訶不思議(まかふしぎ)な日本の死因究明制度をレポート。 12−17 ドラッグストアで買えるあなたに合った薬の選びかたを頼れる薬剤師が教えます 児島悠史(こじま ゆうし)著 5冊 羊土社 2022 市販薬のモヤモヤをやさしく解説!ちょっとした症状にぴったりの薬の選びかた。 原子力 12−18 廃炉(はいろ)とは何か〜もう一つの核廃絶に向けて 尾松亮(おまつ りょう)著 2冊 岩波書店 2022 大量廃炉時代突入。そもそも事故炉の廃炉とは何をすることで、それは可能なのか。人類の生活圏をかけた闘い。 料理 12−19 からだ整う温活(おんかつ)薬膳ごはん 麻木久仁子(あさぎ くにこ)著 1冊 食べもの通信社 2023 からだを整えるには、冷え対策から。ラクうま!なレシピを季節ごとに紹介。毎日できる冷えとり習慣も。 12−20 炊き込みごはん〜お米を味わう70レシピ 荒木典子(あらき のりこ)著 2冊 成美堂出版 2022 旬の食材で風味豊かに、常備している缶詰でかんたんに。毎日が楽しくなる炊き込みごはん、ぜひご賞味あれ! 動物 12−21 イヌはなぜ愛してくれるのか〜「最良の友」の科学 クライブ・ウィン 著 梅田智世(うめだ ちせい)訳 6冊 早川書房 2022 散歩中に飼い主を振り返る表情、帰宅したときの喜びよう、イヌの愛の秘密を、科学の力で解き明かす。 12−22 ウシのげっぷを退治しろ〜地球温暖化ストップ大作戦 大谷智通(おおたに ともみち)著 小林泰男(こばやし やすお)監修 2冊 旬報社 2022 意外な“あの食べ物”の殻がメタン削減の秘密兵器?地球温暖化対策の最前線を紹介するノンフィクション。 芸能 12−23 百万本のバラ物語 加藤登紀子(かとう ときこ)著 3冊 光文社 2022 歌に国境はない。加藤登紀子が語るロシアと戦争、国を超えて人々をつなぐ歌、ひとりひとりの物語。 スポーツ 12−24 日本で力士になるということ〜外国出身力士の魂 飯塚さき(いいづか さき)著 4冊 ホビージャパン 2022 彼らはなぜ国を離れて海を渡り、角界という道を選んだのか。パイオニア・高見山(たかみやま)ら12人の軌跡を紐解く。 言語 12−25 日本語名言紀行 中村明(なかむら あきら)著 4冊 青土社 2022 清少納言(せいしょうなごん)から小川洋子(おがわ ようこ)まで、日本語学の第一人者(いちにんしゃ)がめぐりあった数々の名言をふりかえる歴史遺産。 小説 12−26 色えんぴつのワルツ 黒田真由(くろだ まゆ)著 2冊 幻冬舎メディアコンサルティング 2022 気がつくとそこは、静寂に包まれる森の中だった。夢と現実が交差する場所で、「自分を探す旅」が始まる。 12−27 熟れごろ(うれごろ)人妻 旬の味(しゅんのあじ) 桜井真琴(さくらい まこと)著 3冊 双葉社 2023 官能小説。 12−28 M(えむ)ガールズ 濱野京子(はまの きょうこ)著 2冊 静山社 2021 近未来の日本。コロナ後の新たな感染症の世界を、ダンスをきっかけにつながった少女たちの目線で描く。 12−29 廻船問屋(かいせんどんや)の中ぼん(なかぼん)さん〜明治〜昭和初期の大阪・商家の物語 上念素子(じょうねん もとこ)著 2冊 鹿砦社 2022 大阪を支えた廻船問屋一家を通し、西宮・芦屋(あしや)の懐かしい風景と、時代に翻弄(ほんろう)された大阪の栄枯盛衰(えいこせいすい)物語を、実話を交えて描く。 12−30 狐(きつね)小僧、江戸を守る 柿本みづほ(かきもと みづほ)著 4冊 角川春樹事務所 2022 大妖怪と人間の女の間に生まれた半妖(はんよう)の子、弥六(みろく)。人も妖怪も平穏に暮らせる世を目指し江戸の町を見廻るが!? 12−31 忍びの副業 上(じょう) 畠中恵(はたけなか めぐみ)著 5冊 講談社 2023 いつの間に我らは、ただの警護になっていたのだ?戦が終わった太平の世。忍びは、再び輝けるか。 12−32 忍びの副業 下(げ) 畠中恵(はたけなか めぐみ)著 4冊 講談社 2023 平和と思われていた江戸の世の、果てしなく渦巻く陰謀から、忍びは、若君を守り抜けるのか? 12−33 世界一くだらない謎を解く探偵のまったり事件簿 木犀あこ(もくせい あこ)著 3冊 マイナビ出版 2023 その宿に泊る条件は『世界一くだらない謎』を用意すること?宿泊客たちの謎に隠された秘めた想いとは。 12−34 日本海・豪雪列車殺人号 辻真先(つじ まさき)著 3冊 光文社 2007 激しい雪に臨時停車を繰り返す車内、雪の密室と化したトンネルで起きる惨劇。犯人の狙いは?鉄道推理傑作。 12−35 人情出世長屋〜てんやわんやの恩返し 山田剛(やまだ たけし)著 4冊 KADOKAWA 2022 博打(ばくち)の借金を米問屋(こめどんや)の主人に助けられた駕篭かきの桂太(けいた)。後日、主人から奇妙な頼みごとをされる。 12−36 福家(ふくいえ)警部補の考察 大倉崇裕(おおくら たかひろ)著 4冊 東京創元社 2018 地位と愛情を天秤にかけた医師、夫の機先(きせん)を制する妻、福家警部補が真相を見抜く!シリーズ第5集。 12−37 分岐駅まほろし 清水晴木(しみず はるき)著 3冊 実業之日本社 2022 「人生の分岐点はいつですか?」満月の夜にだけ現れる駅。過去の自分が選ばなかった人生を辿ることができたとしたら? 12−38 枕草子(まくらのそうし)つづれ織り〜清少納言(せいしょうなごん)、奮闘す 土方洋一(ひじかた よういち)著 4冊 花鳥社 2022 記録者という役目を背負い、みやびな宮廷世界を綴らんと必死だった清少納言。「枕草子」の真実の姿とは。 外国文学 12−39 あなたと原爆〜オーウェル評論集 ジョージ・オーウェル 著 秋元孝文(あきもと たかふみ)訳 4冊 光文社 2019 米ソの対立を予見し「冷戦」と名付けた表題の「あなたと原爆」ほか、現代にも通じる先見性に富んだ評論集。 12−40 ソンジュの見た星〜路上で生きぬいた少年 リ・ソンジュ、スーザン・マクレランド 著 野沢佳織(のざわ かおり)訳 5冊 徳間書店 2019 16歳のときに脱北した著者が、飢饉(ききん)が起こった北朝鮮での過酷な少年時代を綴った自伝的ノンフィクション。