児童書・一般書(点字版)内容紹介第60回-第51回

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第60回


「ダンデライオン」

見知らぬ都会へ家出してきた14歳の少年と少女は、アナーキストを名乗る青年たちに拾われ、ストリートの知恵を学びながら空家で暮らすことに。だが、ドラッグの陥穽が二人を待っていた…。現代のイギリスの都会を舞台に、傷つき失敗を重ねながらも、徐々に成長していく姿を繊細な筆致で綴った物語。カーネギー賞・ガーディアン賞受賞作。

世界の文学 た行

「ジョン・レノン」

60年代を駆け抜けたロックグループ、ザ・ビートルズ。現在の人々に未だ影響を与え続けるこのグループのリーダー、ジョン・レノンは、いったいどのような人物だったのか。音楽の世界だけに留まらなかったレノンの生涯を、多数の資料を交えながら綴る。

伝 記(単行本)

「車のいろは空のいろ 春のお客さん」

松井さんの空いろのタクシーには、誰でも乗せてもらえます。男の子や女の子はもちろん、ピエロのお人形や、クマのぬいぐるみだって…。幼稚園を見学に行く五つ子を乗せる、表題作「春のお客さん」、式場に向かう花嫁さんを乗せる「やさしいてんき雨」、白い服の姉妹を乗せる「虹の林のむこうまで」他、7編を収めます。

日本の文学(シリーズ)か行

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第59回


「大魔法使いクレストマンシー クリストファーの魔法の旅」

クリストファーは、幼い頃から別世界へ旅する力を持っていた。それは、彼が九つの命を持つ生まれながらの大魔法使いだったからなのだ。そして、九つの命を持つ者は、次代のクレストマンシーにならなければならない…。将来を決められていると思いこんで、すべてに反発し続けるクリストファー。だが次々持ち上がる難題は、彼を「クレストマンシー代理」へと追い込んだ。「大魔法使いクレストマンシー」シリーズ第2作。

世界の文学(シリーズ)た行

「ぼくは農家のファーブルだ-トマトを守る小さな虫たち-」

農業をする中で、害虫対策は悩みの種。トマト農家の石川さんは、農薬を使わず「虫で虫をやっつける」という、安全で自然な「天敵農法」にチャレンジしている。失敗を繰り返す中で、虫たちを観察・研究しながら、様々なアイデアを生み出していく。新しい農業に取り組む姿をわかりやすく描いた1冊。

ノンフィクション(単行本)

「車のいろは空のいろ 白いぼうし」

空いろの車を町で見かけたら、きっとそれは松井さんのタクシーです。手をあげて、車の座席に座ったら、不思議な旅の始まりです。道端に落ちていた白い帽子を持ち上げたら…、表題作「白いぼうし」、急いで実家に帰るお医者を乗せたらそれは…「山ねこ、おことわり」、お客の忘れ物を届けに行く「くましんし」など、8編を収めます。

日本の文学(シリーズ)か行

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第58回


「DIVE!! 2 スワンダイブ」

津軽の海で、独りで飛んできた沖津飛沫。MDCへ入ったのは、麻木コーチとかわした、ある契約のためだった。練習しながらも、飛沫の心は揺れ続ける。なぜ祖父は、自分に飛び込みを教えたのだろう。飛び込み競技の世界を嫌っていたのではなかったのか? そして飛沫は、ふいと東京を去った…。ダイバーたちの青春を描く第2作。

日本の文学 た行

「討論や発表をたのしもう-ディベート入門-」

日本人は討論やスピーチが苦手だと言われている。その一方で「ディベート(討論)」という言葉も徐々に定着してきた。だが、このディベート的発想は、一朝一夕には身につかない。著者は、高校の授業で発表学習に取り組んでいる。実際の事例を通じて、ディベートについて具体的に学べる1冊。

ことばと読書(単行本)

「大阪ことばあそびうた」

「へんなまち」「あいうえおおさか くいだおれ」など、大阪弁で綴られたことばあそびの詩が30編。大阪弁になじみのない読者にも楽しめるよう、独特の表現には註がついています。著者は、大阪万博の歌「世界の国からこんにちは」の作者でもあり、方言の持つおもしろみを十二分に伝えてくれます。

詩 集(単行本)

「レイチェル・カーソン-『沈黙の春』で地球の叫びを伝えた科学者-」

1962年にアメリカで出版された1冊の本は、たちまち世界中に衝撃を与えた。『沈黙の春』と題されたその本は、当時広く使用されていた農薬の危険性を訴えたものだった。著者のカーソンは、現在「地球の恩人」とも呼ばれ、その名を冠した野生生物保護区もある。自然を愛した彼女の生涯を、明快な筆致で綴った伝記。

伝 記(単行本)

「おすのつぼにすんでいたおばあさん」

酢を作る壺の形をした、小さな家に住んでいた貧しいおばあさんは、助けた魚の王様に願いをかなえてもらえることになりました。最初は控えめだったおばあさんは、どんどん欲張りになっていきます。そして…。作者の家に語り継がれてきた昔話をもとにした、小さいけれど印象的な物語です。

世界の文学 あ行

「チムひょうりゅうする チムとうだいをまもる」

お茶の時間になっても帰ってこなかったジンジャーを助けに、チムが満潮の岩場目指してボートで漕ぎ出しす「チムひょうりゅうする」(シリーズ7)。嵐の夜に難破船荒しに襲われて灯の消えた灯台を守ろうと、チムたちが奮闘する「チムとうだいをまもる」(シリーズ8)。点字版はこの2冊を合本しました。

世界の文学(シリーズ)た行

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第57回


「ぼくがここに」

「なぜ植物に生まれなかったのだろう」と思うという、詩人・まどみちおさん。彼が身近なものに向ける優しいまなざしを、やわらかな言葉で綴った詩集です。表題作「ぼくがここに」ほか、花や野菜、ネコや蝶や爪楊枝や…をうたった47編を収めます。

詩 集(単行本)

「DIVE!! 1 前宙返り三回半抱え型」

坂井知季、13歳。はっきり言ってマイナーなスポーツ、高飛び込みをやっている。成績はぱっとしない。練習漬けのある日、いきなり現れた女コーチが、超ハードな自主トレメニューを渡しながら言った。「私たちが目指すのは、オリンピックよ」。え、僕が? えええーっ!? 高さ10mから1.4秒間を競うダイバーたちの日々が、突然スピードをあげて動き出した…。シリーズ第1作。

日本の文学 た行

「どこへいったの?トマトのにおい」

昔のトマトはもっと青臭い匂いがしたはず。それはどこへいってしまったのだろう。「トマトはどのように変化してきたか、それはなぜか」をテーマに、著者は身近な野菜であるトマトを様々な角度から調べ出す。トマトの歴史、世界のトマト事情、ほかの野菜との成分比べ…。トマトを通して、品種改良の秘密もわかってきた。調べることのおもしろさが伝わってくる1冊。

社会科の本(単行本)

「女の子はサンタクロースになれないの?」

サンタクロース一家のウィルマとウィリー。ウィルマはトナカイの世話やそりに乗ることが好きで、ウィリーは編み物や料理が好き。絶対サンタになりたいウィルマと、絶対になりたくないウィリー。だったらウィルマが次のサンタになればいい!…とは、今のサンタは思わないみたい。なぜなら、ウィルマが女の子だから。「○○らしさ」って何?とわかりやすく問いかける1冊です。

世界の文学 あ行

「なぞとき名人のお姫さま-フランスの昔話-」

半分の卵から生まれた小さな半分のおんどり、妖精の贈り物でカエルになってしまったお姫さま、風邪をひいた動物たち、なぞとき名人のお姫さま…。フランスの各地で、遠い昔から語り継がれてきた物語を11編収録。ユーモアあふれるお話集です。

神話と謎、伝説と民話(単行本)

「わが家のバイオリンそうどう」

わたしの名前は、ロージー・コール。今、とてもこまっています。10歳の誕生日からずっと…。ロージーの二人の姉は、10歳の時に写真集を出しています。大嫌いなバイオリンのレッスンを写真集の題材に決められたロージーは、断れないままに巻き込まれていきますが…。最後の逆転劇が痛快なお話。

世界の文学 わ行

「チムとシャーロット チムききいっぱつ」

チムは、海の大好きな男の子。ある日海で、友達のジンジャーと、気を失った女の子を助けます。目覚めた彼女は何も覚えていないのでした…。「チムとゆうかんなせんちょうさん」に続く、チムのシリーズが新訳で復刊。点字版はシリーズの4と5を合本しています。

世界の文学(シリーズ)た行

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第56回


「あんにょんキムチ」

戦争の頃に日本にやってきた韓国人の祖父。彼の最後の言葉は「哲明バカヤロー!」だった。それを気に病んだ僕(哲明)は、祖父の生涯をたどり始める。それは自分を探す旅でもあった。キムチを食べられない孫(在日三世)の視点で家族のルーツをたどる、笑いと涙のノンフィクション。

ノンフィクション(単行本)

「ネコのミヌース」

ある日ティベは、変な女の人を助けました。彼女は箱の中で丸くなって寝るし、喉を鳴らすし、ネコの話がわかるようなのです。そして「私、ネコなんです」と言うのでした…。内気な新聞記者のティベが、元ネコのミヌースと町中のネコたちの力を借りて、事件の真相を伝えようと奮起します。個性豊かなネコたちが活躍する、オランダの代表的作家の作品。

世界の文学 な行

「すいがらとバラと」

私は16歳になったけど、弟のジミーは10歳のまま。もう一緒にいろいろなことをできないけれど、たくさんのことを思い出す…。1年前に死んだ弟のことを語る姉の姿。シンプルな言葉で、愛する家族を失った悲しみと、弟への想いを綴る。

世界の文学 さ行

「はじめてのクリスマス・ツリー」

5年生のマリアンナは、まだクリスマス・ツリーを飾ったことがない。人と同じことをするのが嫌なママが許してくれないからだ。「今年こそは」と決心して、兄や友達とモミの木を裏庭に運び込むが…。ツリーにあこがれる少女の心を、友達や母親とのやりとりを通して細やかに描いた心温まる1冊。

世界の文学 は行

「ビクトルの新聞記者大作戦」

11歳のビクトルの夢は作家になること。ある日、学校に来た有名作家の一言をきっかけに、新聞作りを始める。仲間集めから街の特ダネ探しなど、悪戦苦闘の末に完成した創刊号は、町中に大騒動を巻き起こした。元気のよすぎるビクトルを描く、ユーモア溢れる物語。

世界の文学 は行

「家出の日」

僕はいま、ひとりで列車に乗っている。遠く離れたリバプールで暮らす兄さんに会いに行くためだ。僕のことをわかってくれるのは兄さんしかいない…。両親のケンカが嫌で家出をしたジェイソンは、列車の中で「家出屋」と名乗る少年に会う。彼は、家出をしたまま暮らし続けているというのだが…。少年の心の変化を丁寧に描く。

世界の文学 あ行

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第55回


「メアリーの鳩」

姉と違って家事の苦手なメアリーは、職探しでいない父さんの代わりに伝書鳩の世話をしている。夢は、自分の鳩がレースで優勝することだ。しかし、苦しい生活の中で、母さんは何羽かの鳩を料理してしまう。怒った彼女は家を飛び出すが…。1930年代のイギリス、閉山した炭坑の町を舞台に、少女が成長する姿を描く。

世界の文学 ま行

「真夜中のパーティー」

ハエの羽音で夜中に目を覚ましたチャーリーは、水を飲みに台所へ。そこへ姉弟4人が集まり秘密のパーティーに…、という表題作ほか7編を収めた短編集。大人との関わりや、些細な出来事をめぐる心の揺れなど、子どもの日常に潜む小さなドラマを淡々とした語り口で綴る。

世界の文学 ま行

「ズッコケ情報公開マル秘ファイル」

「オンブズマンとは、政治の見張り役。オンブズマンになれば女の子にモテるのでは、と思ったハチベエは早速行動に移る。夏休みに市役所に行ったズッコケ3人組は、あやしげな男に会うが、その直後、彼は3人の目の前で車に轢かれてしまう。彼から託されたデータはいったい何を意味しているのか? 三人組の活躍が始まる!

日本の文学(シリーズ)

「子どもに語る トルコの昔話」

実在の人物とも言われるホジャが出てくる「ナスレッディン・ホジャの笑い話」や、頭に毛のない男の子・ケローランの話など、トルコの人々に今でも親しまれているお話15編を収録。ヨーロッパとアジアの文化の交流点であるトルコの、異国情緒溢れる1冊。

神話と謎、伝説と民話(単行本)

「チョコレート王と黒い手のカイ」

アメリカのチョコレート王がベルリンの町にやってきて、新聞に広告を出した…「求む、広告王!」。子どもたちの秘密結社「黒い手団」のリーダー・カイ少年と仲間たちは、広告王の座をめぐって、専門家を相手に奇想天外な広告合戦を繰り広げる。ベルリンの町を少年たちが駆けめぐる、スピーディーで愉快な物語。

世界の文学 た行

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第54回


「クジラと少年の海-モリ一本でクジラを捕るラマレラ村より-」

インドネシア・レンバタ島のラマレラ村では、回遊してきたマッコウクジラを、沖に出た手こぎ船からモリで捕る漁がいまでも行われている。そして女の人たちは、男の人が捕ってきたクジラの肉を頭の上にのせて山の集落へ行き、農作物と交換してくる。そんな村のアニ少年は、もうすぐ小学校を卒業する。クジラを捕る漁師になりたいと願うアニの目を通して、村の暮らしを活き活きと描いた物語。

ノンフィクション(単行本)

「ピカソ君の探偵ノート」

ピカソ君(23歳・小6)は、いつも三つ揃いのスーツを着て、トマト色のスポーツカーに乗っています。大人なのでたばこも吸うし、お酒も飲みます(でも算数は苦手)。そしてピカソ君は、探偵でもありました(まだ始めたばかりですが)。ある日、彼は同級生のマメモヤシが家に帰っていないことを聞きつけます。どうも誘拐されたらしいのですが…。ピカソ君、この事件を解決できるでしょうか?

日本の文学 は行

「父の過去を旅して-板東ドイツ俘虜収容所物語-」

第一次世界大戦時に、日本を含む連合国側の俘虜となったドイツ兵は、日本の俘虜収容所に入れられていた。四国の鳴門市にあったこの収容所は、日本で初めてベートーベンの「第九」が演奏されたところでもある。俘虜たちと、収容所の所長や地元の人々との、人間愛にあふれる交流を描いたノンフィクション。

ノンフィクション(単行本)

「黒うさぎ王国 とぶキャベツのひみつ」

ある夜、ミトのところに突然やってきたのは黒うさぎの一団。しかも、洋服を着てるしことばを喋る! そのうさぎたちは、あっけにとられたミトに「次の黒うさぎ王国の女王である」と言うと、黒うさぎ王国に連れて行ったのです。そこでは、うさぎたちの大好きなキャベツが空を飛び回っていました…。「女王ならなんとかできるはず」と言われたミト、どうする?

日本の文学 か行

「トムのほんとうのうち」

トムは「とくべつな子ども」です。それは、トムがお父さんとお母さんに「えらばれた」子どもだったから。そう、トムは養子でした。でもある時、お父さんとお母さんに本当の赤ちゃんができると、トムは「本当の子の方が、もらい子よりずっと特別に決まってるじゃないか」と思います。そしてだんだん一人でいるようになりますが…。「ほんとうの家族」とはなにかを描く、心温まる物語。

世界の文学 た行

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第53回


「大魔法使いクレストマンシー 魔法使いはだれだ」

「このクラスに魔法使いがいる」。謎のメモに寄宿学校は大騒ぎ。魔法は厳しく禁じられていて、魔法使いは見つかり次第火あぶりになるからだ。続いて校内では、魔法としか思えない事件が次々に起こりだす。疑われ、追いつめられた子どもたちは、古くから伝わる「助けを呼ぶ」という呪文を唱えてみることにした。「クレストマンシー!」。すると…? 世界の魔法のありようを管理する「クレストマンシー」の活躍を描く「大魔法使いクレストマンシー」シリーズ、第1作。

世界の文学(シリーズ)た行

「正義をもとめて-日系アメリカ人フレッド・コレマツの闘い-」

1941年、日本軍がハワイの真珠湾を攻撃すると、アメリカ西海岸に住む日系アメリカ人は、政府によって強制収容所に送られた。祖先が日本人だというだけで、犯罪者のように扱われたのだ。フレッド・コレマツは、これは国家による人種差別だと訴え、「自由と平等」を守るための孤独な闘いに挑む。正義をもとめるフレッドを描いたノンフィクション。

ノンフィクション(単行本)

「紳士とオバケ氏」

古い家に一人で暮らす、それはそれはまじめな紳士、マジノ・マジヒコ氏。いつも同じ時間に起きて、同じ時間に寝ていたが、ふとしたことで真夜中に目が覚め、自分の家の「夜中の住人」を知る。それは、自分とそっくりの「家オバケ」だった…。二人の奇妙な友情をあたたかく描いた、どこか不思議な物語。

日本の文学 さ行

「きょうりゅう大すき!」

ディニーは恐竜が大好きな8歳の女の子。夏休みの家族旅行で、前から行きたかった「きょうりゅうの国」に行けることになって大喜びです。そこは、いままで図鑑でしか見られなかった動物や植物がいっぱい。最初は不安がっていたパパとママもこの国がすっかり気に入って、ついにはディニーだけ先に帰りなさい、と言う始末。そこでディニーは、こっそりとある計画を立てますが…。

世界の文学 か行

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第52回


「ネス湖の怪獣とボガート」

ボガートは、スコットランドに住む太古の妖精だ。人間なんかよりずっとずっと昔からそこにいる。そのひとりが、ネス湖の深い水底で眠り続けていた。そこに、ネッシー探索の科学チームが入ることになる。ネス湖のボガートを救おうと、キープ城のボガートとエミリーたちは必死の努力をするが…?「古城の幽霊ボガート」の続編。

世界の文学 な行

「12歳たちの伝説」

学級崩壊している6年1組。みんなそれぞれ大変なんだ、学校でまで「イイコ」なんてやってらんない。そこへやってきたのは小柄で声の小さな若い女の先生。ただし、大きなゴリラのぬいぐるみも連れてきた…。クラスメイト一人ひとりのエピソードから、「パニック学級」が成長していく姿を描く。

日本の文学 さ行

「父さんの納屋」

姉さんが寄宿学校に僕を迎えに来た。父さんが倒れたという。家で待っていたのは、自分で動くことも話すこともできなくなっていた父さんだった。僕は父さんと約束する。「ぼくたちが納屋を建てるから、きっとよくなってよ」。それから、姉弟三人だけでの奮闘が始まった…。19世紀アメリカの開拓地に生きる家族を描く。

世界の文学 た行

「いたずらおばあさん」

えらいえらい洋服研究家のエラババ先生(84歳)が発明したのは、なんと「若く見える服」。1枚着ると1歳若く見えるのです。ひそかに助手にしたヒョコルさん(68歳)は60枚、エラババ先生は76枚その服を着て、8歳の女の子になった二人は街に飛び出しました! 二人の痛快な冒険を描きます。

日本の文学 あ行

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第51回


「ケルトの白馬」

イギリス、バークシャーの緑の丘には、「アフィントンの白馬」と呼ばれる巨大な白馬の地上絵がある。古代ケルト人の手によるその地上絵は、なぜ、どのようにして描かれたのか。カーネギー賞受賞作家サトクリフが、紀元前1世紀頃を舞台に紡ぐ清冽な物語。

世界の文学 か行

「北極星を目ざして -ジップの物語-」

救貧農場で暮らす少年・ジップは、自分がどこのだれか知らなかった。赤ん坊の時に街道で馬車から落ちて、それっきり。ある日、救貧農場へ檻に入れられた「あばれモン」がやってくる。その時からジップの人生はゆっくり動き出した…。「ワーキング・ガール」の続編にもあたり、近代アメリカ史の一端を描く。

世界の文学 は行

「パーシーとアラビアの王子さま」

パーシーが家の都合で転校することになった。彼は学校を嫌いになるようなことばかりして、なんとか別れを楽にしようとしている。アマチュア無線にこっているラッセの父さんは、なんとアラビアの王子さまと知り合った。その王子さまがラッセの家に来ることになった!「パーシーと魔法の運動ぐつ」から1年後を舞台に、ラッセとパーシーたちのにぎやかな日々を描く。

世界の文学 は行

「ソラマメばあさんをおいかけろ」

カオルとタンタがデパートで見かけたおばあさんは…ソラマメだった。しかも、学校から観察のために配られたタンタのソラマメ。捕まえようと追いかけていった二人は、「やさしい町」という不思議な街に迷い込んだ。歩いている人はみんなどこか野菜に似ている。もしかして、ここは「やさい町」?ソラマメを取り戻そうとする二人の冒険を描きます。

日本の文学 さ行

「ねずみの家」

地下室に住んでいるねずみの家族は、壊れた植木鉢が家です。家族が多くてぎゅうぎゅう詰めなので、末っ子ねずみのボニーは、毎晩その植木鉢の家から押し出されてしまいます。そんなある晩、ボニーは寝る場所を探して人間の世界へとやってきました…。名手・ゴッデンの描くたのしい物語。

世界の文学 な行

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