「読書」 目の見えないかた・見えにくいかたの情報誌  2017年3月号(第45巻 第3号)  発行 社会福祉法人 日本ライトハウス情報文化センター  電話  図書貸出 06−6441−0139  サービス全般 06−6441−0039  その他(総務) 06−6441−0015  (火〜土曜日の10時〜17時)  休館日 日・月・祝日、年末年始・夏期  ◆もくじ  1.ひごばしニュース  2.便利グッズ紹介  3.お役立ち本棚  4.情報カフェ  ◆3月の休館について  3月7日(火)=ボランティア交流会のため全館休館いたします。  3月31日(金)=5階サービスフロア(用具販売、機器講習、対面リーディング等)は年度末の棚卸しのため臨時休業させていただきます。ご了承下さい。図書貸出は通常通りご利用いただけます。  1.ひごばしニュース  ◆当館のホームページをリニューアルしました。  館長 竹下亘  当館では新年からホームページをリニューアルしました。「わかりやすく」「目的の情報を探しやすく」をコンセプトに、当館のサービスや新商品、イベント、ボランティア活動などを「まるわかり」できるホームページを目指しました。また画面音声化ソフト(スクリーンリーダー)でご覧になるかたが操作しやすく、読みやすくなるよう努めたほか、画面拡大や白黒反転機能なども備えています。  スクリーンリーダーで読む場合、ホームページに入ると、「日本ライトハウス情報文化センター〜目の見えないかた・見えにくいかたの『情報・文化・コミュニケーション』の拠点」というタイトルが流れます。続いて本文へ入り、「新着情報」を読むことができます。  また「メインメニュー」から利用者のかた向けの4つのメニュー「図書を読みたい(点訳・録音)」「購入したい(用具・機器)」「相談したい(各種相談)」「習いたい(講習会・体験会)」を選んで、読むこともできます。  この他、一般のかた向けメニューとして「施設案内」「ボランティア」「刊行物」「ご寄附のお願い」「受注」「研究事業」があります。この内、「刊行物」のページでは本誌をはじめ、当館の情報紙を閲覧・ダウンロード可能です。  現在、作成途中のため、ご覧いただけないページもありますが、今後、順次整備するとともに、さらに工夫を加えていきますので、どうぞご活用下さい。  当館のホームページは「日本ライトハウス情報文化センター」で検索して下さい。  URLはhttp://www.lighthouse.or.jp/iccbです。  ◆日本ライトハウス・チャリティコンサートにご招待  日本ライトハウスでは、毎年ご好評の「盲導犬育成支援のための第35回チャリティコンサート」を、今年は4月23日(日)13時30分から大阪市北区のザ・シンフォニーホールで開催します。  今回はお馴染みのヴァイオリニスト和波(わなみ)たかよし氏と新進気鋭のチェリスト辻本玲(つじもと・れい)氏が出演。オーケストラは澤和樹(さわ・かずき)指揮による千里フィルハーモニア・大阪。ドボルザークの「チェロ協奏曲ロ短調」、ベートーヴェンの「ロマンスヘ長調」、ブラームスの「交響曲第1番ハ短調」他が演奏されます。  日時 4月23日(日)12時30分開場、13時30分開演(12時から窓口でチケットと座席指定券を引替)  会場 ザ・シンフォニーホール(JR福島駅から徒歩8分)  入場料 3,500円  このコンサートに視覚障害のかた40組80人をご招待します。お申し込みは、はがき(点字可、1枚に1組)に住所、氏名、電話番号を記入し、3月18日(消印有効)までに、〒538−0042大阪市鶴見区今津中2−4ー37日本ライトハウスチャリティコンサート係へお送り下さい。ご応募はお一人様1回でお願いします。結果発表は抽選の上、招待券の発送(3月27日の予定)をもって代えさせていただきます。  お問い合わせは月〜金曜日の9時〜18時に、募金事業部(電話06−6968−1030)まで。  ◆今年も開催!バリアフリー2017「目のコーナー」  毎年恒例の西日本最大級の総合福祉展「バリアフリー2017」で、当館は今年も「目の見えないかた・見えにくいかたのための展示コーナー」を主催します。会期は4月20日(木)から22日(土)の3日間、10時から17時、会場は大阪市住之江区のインテックス大阪です。  今年の出展は次の13社(50音順)です。インサイト(拡大読書器)、インテック(音声腕時計)、カトレア・サービス(点字プリンタ他)、QDレーザ(網膜走査型アイウェア)、シナノケンシ(デイジー再生機)、東海光学(遮光眼鏡)、新華情報システム(点字プリンタ)、トーワ(歩行誘導マット)、ナイツ(拡大読書器)、日本テレソフト(拡大読書器 他)、三菱電機(しゃべるテレビ他)、当館(音声PC、白杖他)、盲導犬訓練所(盲導犬体験とチャリティグッズ)。  また、国立研究開発法人理化学研究所・多細胞システム形成研究センター研究員の仲泊聡(なかどまり・さとし)医師のセミナー「iPS細胞による網膜再生とロービジョンケア」も4月21日(金、12時30分〜13時30分)に行われます。  入場無料。もより駅は大阪市営地下鉄・南港ポートタウン線「中ふ頭駅」から徒歩5分。  当コーナーの「ガイドブック」を点字版とデイジー版、大きめの活字版、Eメール版で製作し、ご希望のかたに無料でお送りします(発送は4月上旬)。お申し込みは当館総務係(電話06−6441−0015)までどうぞ。  ◆「わろう座〜インドとスリランカの視覚障害青年を囲んで」  ダスキン愛の輪基金では「アジア・太平洋障害者リーダー育成事業」を行い、毎年、障害のある青年6人を日本に招き、10ヶ月間の研修を提供しています。当館でも17年間、ほぼ毎年、研修に協力していますが、今年はインドとスリランカの視覚障害男性2人が3月に来阪し、当館を拠点に研修することになりました。スリランカの研修生はサンカ・ハシンタさん(30歳)。網膜色素変性症で視力低下後、コロンボの大学を首席で卒業し、小中学校の英語教師を勤めています。インドの研修生はラムダス・シンハレさん(23歳)。デリーの盲学校と大学を卒業後、銀行に勤めています。二人とも明朗快活。昨年9月の来日から3ヶ月間、日本語を学び、「日本のことを何でも体験したい」と意欲満々です。  この二人をゲストに、3月25日(土)13時30分から16時、当館4階会議室で、「わろう座〜インドとスリランカの視覚障害青年を囲んで」を行います。日本語と英語まぜこぜ(通訳付き)で、二人からの話しを聞き、参加者との交流を行います。参加費無料。参加ご希望のかたは、当館総務係(電話06−6441−0015)までどうぞ。  2.便利グッズ紹介  お申し込み・お問い合わせは、サービス部(電話06−6441−0039)まで。  (1)商品情報  ◆拡大読書器用アクリル板  拡大読書器を利用して単行本などを読む時に、ページ押さえとして使用できる、アクリル製A4サイズの透明な板です(販売元=タイムズコーポレーション)。厚みのある本でも、読みたいページを平らに保つことができます。このアクリル板は、拡大読書器の据置型と携帯型のどちらでも使用可能です。価格1,620円(税込)。  ◆「8連スライドケーン」の名称と仕様変更のご案内  カーボン製8連スライドケーンの名称を「6連スライドケーンクリスメイト」に変更しました。また、仕様も以下の通り変更になりました。  スライド数=6連(旧=8連)  長さ=約115センチ(旧=約107センチ)  縮めた時の長さ=約26センチ(旧=約23.5センチ)  重さ(約60グラム)と、価格(6,800円)は変更ありません。  ◆「ルビーHD7インチ」に専用スタンドが付属  携帯型拡大読書器「ルビーHD7インチ」に専用スタンドが付きました。スタンドを使用すると、宛名などを書く時に便利です。また組み立て式のため、使用しない時は、折りたたんで収納できます。価格198,000円(税込)。  (2)講習会情報  各講習会に参加ご希望のかたは、事前にご予約をお願いします。参加費は記載がない限り無料です。  ◆パソコンや電子機器の操作方法の個人講習について  サービスフロアでは、視覚障害スタッフがパソコンやiPhone、iPadなどの情報機器の操作方法の個人講習を行っています。予約制で、料金は2時間2,000円です。音声ソフトの使い方がわからない、iPhone、iPadの機能を知りたいなど、ちょっとした疑問にもお答えします。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。  ◆プレクストークリンクポケット初心者体験会  リンクポケットは、「サピエ」の録音図書をダウンロードして、気軽に読書を楽しむことができる小型の録音再生機です。持ち運びに便利な大きさなので、自宅だけでなく外出先でも自由に聞くことができます。  この体験会では、実際にサピエに接続し、図書を検索、再生する操作を中心に手ほどきします。  日時 3月16日(木)午前の部=10時30分〜12時30分、午後の部=13時30分〜15時30分  定員 各回4人  (3)ホームページ情報  ◆iPhoneとiPadの操作解説をホームページに掲載  当館ホームページにiPhoneとiPadのVoiceOver(ボイスオーバー)での操作解説とジェスチャーの一覧を掲載しました。当館ホームページの「刊行物」の中の「情報機器関連資料」のページをご覧下さい。資料は、利用者の品川博之(しながわ・ひろゆき)さんからご提供いただきました。また、iPadの購入時に必要な設定についてまとめた資料も掲載しています。下記URLよりお試しください。  情報機器関連資料ページURL  http://www.lighthouse.or.jp/iccb/publications/index_publications/jyohokiki/  3.お役立ち本棚  以下の内容に関するお問い合わせ・お申し込みは、貸出窓口(電話 06−6441−0139)までご連絡下さい。  ◆お役立ち目録「老舗(しにせ)名店の物語」  全国の「老舗」と呼ばれる名店にまつわる本をまとめました。  目録は点字版、デイジー版、墨字版があります。ご希望のかたには無料でお送りします。  ◆貸し出します  *「所得税確定申告の手引き・平成28年分=朗読ボランティア「なみの会」製作。カセット全2巻、デイジー全1枚。  4.情報カフェ  ◆奈良で「体感考古学」展を開催  奈良県の橿原考古学研究所付属博物館では、土器や石包丁などの出土遺物をさわって見ることができる展覧会「さわって体感考古学!!」を3月20日まで開いています。縄文から奈良時代の出土品など36点を展示。弥生(やよい)土器や、線刻(せんこく)のある円筒埴輪(えんとうはにわ)、古墳時代の薄い土師器(はじき)などの実物や、銅鐸(どうたく)、藤ノ木(ふじのき)古墳出土の馬具(国宝)や太安万侶(おおのやすまろ)の墓誌(ぼし、重要文化財)などのレプリカも展示。点字入りのパネルやパンフレットも作成。入場無料、月曜休館(3月20日を除く)。問い合せは同館(電話0744−24−1185)まで。  ◆関西電力からのお願い  いつもご愛顧いただきありがとうございます。さて、昨今、関西電力・関係会社社員の名をかたった詐欺・窃盗事件やお客さまの個人情報を聞き出そうとする不審な訪問や電話が発生しています。少しでも不審に思われたら、すぐにお近くの関西電力営業所までお問合わせください。