図書特集 <識者120人が選んだ平成の30冊> 前回に続き、朝日新聞がおこなったアンケートを元に選出した「平成の30冊」の中から厳選した作品・第2弾を紹介します。 シリーズ作品に関しては1巻目の時間・巻数のみ記載しています。 〈民主〉と〈愛国〉 分冊1 小熊英二(おぐま えいじ)著 2002年 録音(30:50) 点字 28冊 「戦後」「戦争の記憶」を問いなおし、現在の日本人のあり方を再検討する。 ねじまき鳥 クロニクル 第1部 村上春樹(むらかみ はるき)著 1994年 録音(10:16) 点字 5冊 誰かがねじを巻きつづけなければならないのだ。ねじのありかを求めて探索の年代記は開始される。 磁力と重力の発見 第1巻 山本義隆(やまもと よしたか)著 2003年 録音(9:27) 点字 なし 古代ギリシャからニュートンとクーロンにいたる科学史空白の一千年余を解き明かす。 コンビニ人間 村田沙耶香(むらた さやか)著 2016年 録音(3:29) 点字 2冊 コンビニ店員としての時間だけが、私を「正常」にする。人間の本質に切り込む衝撃作。 生物と無生物のあいだ 福岡伸一(ふくおか しんいち)著 2007年 録音(8:37) 点字 4冊 生命とは、流れゆく分子の淀みにすぎない!?「生命とは何か」という生命科学最大の問いに、いま、分子生物学はどう答えるのか。 「大・水滸伝(すいこでん)シリーズ」 第1巻 北方謙三(きたかた けんぞう)著 2000年 録音(10:26) 点字 7冊 12世紀初頭、中国。豪傑・好漢(こうかん)が梁山泊(りょうざんぱく)に集結する。「水滸伝(すいこでん)」「楊令伝(ようれいでん)」「岳飛伝(がくひでん)」へと続く、男たちの熱く終わりなき戦い! 献灯使(けんとうし) 多和田葉子(たわだ ようこ)著 2014年 録音(6:44) 点字 4冊 大災厄に見舞われ、鎖国を続けるいつかの「日本」。新しい世代に託された希望とは果たして!? マークスの山 高村薫(たかむら かおる)著 1993年 録音(18:58) 点字 12冊 圧力に抗しながら、殺人者を追い詰める刑事らの活躍を描く警察小説の金字塔!