日本ライトハウス情報文化センター   「ワンブックワンライフ」2021年7月号   <<表紙イラスト>> 夏祭りのイラストです。 浴衣を着た姉弟と犬のポチがお祭りに遊びに来ています。 「おねえちゃんがあずかる!」と、得意げにお姉さんが右手に持ったがま口の財布をお手玉のように弾ませています。 たこ焼きと、かき氷を食べたかった弟は「ちぇっ!!」と残念そうに下駄で地面を蹴っています。 犬のポチは口元に前足を添えて、2人の様子を眺めています。    <<目次>>   ●掲示板(1頁)   ●センターの頁(2〜3頁)   ●利用者の頁(4頁)   ●感謝報告(5〜7頁、別ファイル)   ●報告の頁(8頁)  以下は本文です。   ●掲示板(1頁)  ◆館内ボランティア活動再開と感染対策のお願い  当館では、大阪府の「緊急事態宣言」に伴い、4月下旬から館内のボランティア活動と会議室貸出を休止しましたが、6月22日から以下の通り制限付きで再開しました。断続的な開館の休止により、大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。コロナ禍の中ですが、視覚障害等の方々への情報提供が維持できるように、感染予防に努めながら、ご協力をお願いいたします。 ◆館内のボランティア活動と会議室利用  「密」を避けるため、係毎にご来館の日時指定や人数制限をお願いしています。会議室は、定員2分の1以下での利用をお願いします。 ◆感染予防徹底のお願い  @来館前に体温を測り、平熱よりも高い時や体調に不安のある時は来館をお控えください。  Aこまめな手洗いと手指消毒をお願いします。  Bマスクの着用をお願いします。  C館内では他の方と出来るだけ距離を空け、食事中の会話や大きな声はお控えください。 ◆5階エンジョイ!グッズサロンへのご来室  視覚障害者機器・用具の相談・購入等のための ご来室は事前予約をお願いします。図書貸出も含め電話受付と開室は当分の間、10時から15時(パソコンQ&Aとサピエサポートセンターの電話は16時まで)とさせていただきます。  ◆日本ライトハウス展に代えてトークイベント開催  今年の日本ライトハウス展は10月初旬、天満橋のOMMビルで通常の展示会を目指していましたが、やむを得ず開催を断念しました。1年余り、視覚障害者用具や機器に直接触れる機会のない視覚障害者の方々に、新しい情報や出会いの場を提供したかったのですが、コロナ禍の中、通常の展示会では「密集・密接」が避けられず、感染拡大のリスクを抑えられないと判断したためです。ただし、通常の展示会に代えて、10月9日(土)・10日(日)の2日間、オンライン(ZoomやYouTube)で、最新機器の情報を集めた「トークイベント」を開催する予定です。詳しくは、次号でご案内しますので、ご期待ください。  ◆7月の休館・休室について  7月8日(第2木曜、書庫・在庫整理日)=5階エンジョイ!グッズサロンと図書貸出は休止  7月22日(木)、23日(金)祝日=全館休館    <<センターの頁>>(2〜3頁)   ●コロナ禍でオンラインによる会議やボランティア講習が拡大   全視情協の「新型コロナ対応アンケート調査結果」より  昨年2月のコロナ禍以来、当館を含む全国の点字図書館では、感染拡大の予防に努めざるを得なかったため、利用者とボランティアの皆様にご不便とご苦労をかけることになり、心苦しく思っています。そこで、全視情協では、今回のコロナ禍における全国の加盟施設の対応をアンケート調査し、65施設の回答をまとめました。調査対象期間は、2度の緊急事態宣言(2020年4月1日〜5月31日と2021年1月1日〜2月28日)に渡っており、対象地域も全国で状況の差が大きいため、一言では言えませんが、コロナ禍によりボランティア活動と利用者サービスが打撃を受け、その長期化に連れて会議やボランティア講習、利用者サービス等におけるオンラインの活用が広がっていることは明らかです。通番・設問の表現等は一部変えました。*印は当館の対応です。(館長 竹下 亘) 1.臨時に休館・閉館期間を設けたか。  設けた 1度目 32館 2度目 3館  設けなかった 1度目 43館* 2度目 62館* 2.施設の利用時間(電話受付含む)を短縮したか。  行った 1度目 15館* 2度目 10館*  行わなかった 1度目 50館 2度目 55館 3.部屋の貸出の中止・時間短縮を行ったか。  中止した 1度目 38館* 2度目 18館*  時間短縮をした 1度目 9館 2度目 12館  行わなかった 1度目 18館 2度目 35館 4.点字製作業務で中止したものはあるか。  ある 1度目 16館* 2度目 10館*  ない 1度目 49館 2度目 55館  ※主な内容=来館でのボランティア活動、勉強会、養成研修、対面校正・打ち合わせ等 4B.点字製作業務で新たに実施したものはあるか。  ある 1・2度目(同数) 8館*  ない 1・2度目(同数) 57館  ※主な内容=オンラインによる研修会・講習会・読み合わせ校正、自宅での単独校正、郵送やネットでのデータや校正等のやりとり 5.録音製作業務で中止したものはあるか。  ある 1度目 34館* 2度目 17館*  ない 1度目 31館 2度目 48館  ※主な内容=来館による録音作業、定期発行物刊行、ボランティアの勉強会等 5B.録音製作業務で新たに実施したものはあるか。  ある 1・2度目(同数) 10館*  ない 1・2度目(同数) 55館  ※主な内容=オンラインによる講習会・勉強会、自宅での録音・デイジー編集作業、ネットや郵送でのデータや校正等のやりとり 6.サービス業務で中止したものはあるか。  ある 1度目 43館* 2度目 28館*  ない 1度目 22館 2度目 37館  ※中止した主な内容=対面朗読サービス(1度目25館)、対面で行うICT訓練、映画会、来館による貸出、機器操作案内、文化活動、体験教室、研修会、講習会など 7.オンラインでの事業を導入したか。  導入した 1度目 18館* 2度目 41館*  導入しなかった 1度目 47館 2度目 25館  ※主な内容=会議・研修(2度目41館)、ボランティア養成講習(2度目17館)、IT支援、相談支援、対面朗読(2度目4館)、点訳・音訳等 8.ボランティアとの関わり方の変化(複数回答可)  来館回数の減少 59館  電話・メール対応の増加 51館  郵送でのやりとり増加 48館  オンライン対応の利用 25館  以前と変化はない 5館   ●ボランティアの皆さんと一緒に、より良い録音図書を作るには   近畿視情協の「録音担当者向け座談会」に参加して  近畿視情協録音製作委員会では6月8日、コロナ禍に対応した企画として、オンラインによる「録音担当者向け座談会」を開催し、12人が参加しました。近畿視情協は関西の点字・公共図書館やNPOなど41施設・団体で組織し、製作技術やサービスの向上と連携を進める全国でも希な団体で、点訳・録音・サービスのスタッフによる委員会(研修・情報交換の場)を定期的に開いています。この座談会に参加して学んだこと、考えたことをご報告します。(録音製作係 内藤 流津(ないとう るつ))  ◆マニュアルを元に、一緒に考えることが大切  今回の座談会では、各施設から録音製作の担当者が日々の業務・活動の中で抱えている問題を持ち寄り、共有することを目的としていました。さまざまな悩みや疑問・質問が集まりましたが、「ボランティアの 方に出来ることは何か」ということが共通していたように思います。  当日交わされた議論の中で、大きな話題となった一つ目は「マニュアル」についてです。「マニュアルで定めていない事例の質問にどのように答えていくべきか」という質問がきっかけでした。製作の過程でスタッフが関わるタイミングは、ボランティアさんから直接質問を受ける施設や、まずはボランティアチーム内で話し合ってもらい、結論が出ない時に職員が議論に加わる施設などさまざまです。しかし、「すべてに対応した完璧なマニュアルを作成することは出来ない」という意見は共通していました。音訳では、同じ処理の事例が別の図書でも当てはまるということがありません。そのため、事例のすべてをマニュアルに反映しても、分厚くなるばかりで、どうしても実用的なものには出来ないのです。事例は共有したいけれど、マニュアルにすることは難しい……。このジレンマは誰もが抱えているのだと痛感しました。  この話題の中で印象的だったのは、「マニュアルはあくまで骨格」「マニュアルの不足部分はスタッフとボランティアが一緒に考えていく」など意識の持ち方についての意見が出たことです。ボランティアさんから問い合わせがあった時、私たちも「1つの正解を出さなければならない」と気を張ってしまうことがあります。しかし、この意識の持ち方についての意見がきっかけで、まずボランティアの皆さんがどのような案を持っているかを問いかけ、そして「一緒に」考えることが重要であることを再確認することが出来ました。他にも、マニュアル以外で事例を蓄積する方法について、広報誌や勉強会・交流会での発信など、さまざまな取り組みを共有することが出来て、とても有意義でした。  ◆音訳者と校正者の意見をどう調整すべきか  大きな話題の二つ目は「校正」についてです。この話題は座談会の中で何度も取り上げられましたが、中でも私が深く考えさせられたのは「音訳者と校正者の意見が分かれた時、どう対応しているか」という問いかけでした。この場合、スタッフは「中立な立場で間に立つ」ことが役割となりますが、難しいのは、音訳には答えが無いため、どちらも(どれも)正解というパターンがほとんどだということです。私もボランティアの皆さんの意見や思いを仲介する度に、「この伝え方・対応で良かったのか」と悩んでしまいます。しかし、この問いかけから参加者の実体験を聞き、同じ迷いを抱えながら対応されているのだと実感しました。多くの事例がありましたが、共通していたのは、「答えは迷っても、より分かりやすい図書を作るという軸はぶれさせない」ということです。私も再度 肝に銘じ、より良い選択を模索し続けたいと思います。  当日は他にもさまざまな意見や質問が交わされました。音訳と同じく正解が一つではないことばかりですが、参加者と悩みや疑問を共有することが出来て、とても貴重な機会となりました。これをきっかけに、より良い録音図書をボランティアの皆さんと一緒に作っていくために、職員という立場で何が出来るのか、そしてどうあるべきかを改めて考えたいと思います。    <<利用者の頁>>(4頁)   ●社会の一員として、自らに誇りを持って生きるために   日本ライトハウス職業訓練部で「新たな一歩」 小林 由紀  当法人の視覚障害リハビリテーションセンター(鶴見区)には職業訓練部があり、当館のスタッフも含め多くの利用者の方々が入所・修了後、活躍されています。ちょうど今春、当館と関わりの深い小林由紀さんが入所されましたので、訓練の様子を書いていただきました。(竹下)  8時50分。訓練の1日は、前髪をかき上げることから始まる――。  日本ライトハウス視覚障害リハビリテーションセンター4階の一室。壁際のデスクに1人1台パソコンが設置された訓練室、通称「職4(しょくよん)」で、私はこの4月から職業訓練を受けています。毎日9時10分から17時まで、1日が7コマ(1コマ50分)に分かれた訓練は、音声でのパソコン操作が中心です。ワードやエクセルの訓練は、実務に活かすには、検定を受けるには、と常に目的意識をもって進められ、ビジネスマナーの授業には「見えない人の名刺交換」など、一般知識と併せて現実に即した対応が盛り込まれています。自習時間にはクラスメイトと教え合うこともしばしば。職4で学ぶ仲間は、ここに来た経緯も年齢もそれぞれですが、誰もが社会に出ることを目指す同志です。  私は2016年の春、大学に進学した娘とともに京都に引っ越してきました。先天性の網膜色素変性症はかなり進行していましたが、支援についての知識はほとんどなく、これ以上見えなくなれば生活も、仕事もできなくなると思い込んでいました。そんな私でしたが、京都に来て京都ライトハウスに出会い、1年間の機能訓練と就労支援を経て、2017年、実習先の企業に就職。職場では上司はじめ多くの方からのサポートを得て、貴重な経験を積むことができました。その経験が少しでも誰かの役に立つならと、関西で発足した当事者組織「視覚障害者就労相談人材バンク」にも登録させていただきました。  突然のコロナ禍が世界を覆った昨年、人材バンクでは「今できる取組」として、視覚に障害を抱えながら就労している・していた方々の経験や思いを1冊の本にしようと書籍化プロジェクトが立ち上がり、私もそのメンバーに加わりました。一方、仕事では在宅勤務が増え、なすべきことを明確に見出せない日々が続きました。少しずつ見えなくなっていく自分の時間を大切にしたい。私は退職を決意し、スキルアップを図ることにしました。それからの約半年は、壁を乗り越え歩んでこられた方々の足跡が新たな一歩につながるよう、全身全霊で書籍編纂にあたりました。一人でも多くの方に光が届く形をメンバーとともに模索し、当事者目線での読書バリアフリーにも挑み、本年2月、書籍「あまねく届け!光」は無事発行となりました。  次は私。私も自らの一歩を踏み出そう。  京都の自宅を出るのは朝6時半。乗り換えの京阪出町柳駅でにこやかに声をかけてくださる駅員さんのおかげで、京橋までの小一時間を座っていくことができます。京橋駅の長いホームで見守りを申し出てくださる駅員さん。放出(はなてん)駅でエレベーターのボタンを探しあぐねる私をさりげなく助けてくださる方。私も誰かの役に立ちたい。社会の一員として、自らに誇りを持って生きたい。心からそう願うのは、多くの方に支えられて今があるから。  8時50分。さっと前髪をかき上げる私に職員さんが告げます。「はい、36.6度」。私は心の中できゅっと鉢巻きを結びます。  さあ、今日も1日がんばろう!  ◆職業訓練部とは  日本ライトハウスでは1965(昭和40)年、「職業・生活訓練センター」をオープンし、職業訓練として機械科、構内電話交換科、情報処理科を開設。この取り組みを基盤として、職業訓練部は、大阪障害者職業能力開発校からの委託を受け、障害者能力開発訓練事業として職業訓練を行っています。入校は毎年4月と10月の2回で、訓練期間は基本1年間。定員は各回の合計16人で、訓練コースは、「情報処理科(パソコン活用コース)」「ビジネス科電話交換コース」「ビジネス科会計・経営コース」があります。全コースを通じて、パソコン訓練(Wordによるビジネス文書の作成、Excelによる表作成の基本操作)を共通訓練として実施。訓練生は公務員や一般企業等への就職を目指して、毎日頑張っています。   ●報告の頁(8頁)  ◆毎日社会事業団の専門講習会が相次いで開講  コロナ禍のため開催を延期していた毎日新聞大阪社会事業団共催の第34回「専門音訳講習会・処理の基礎コース」と「英語コース」が6月下旬、相次いで開講しました。両コースとも完全オンラインに変更したため、受講者は全国に広がり、「処理」が北海道から九州まで31人、「英語」も東北から九州まで15人に上りました。また、第24回ICTサポートボランティア講習会(年10回)も6月26日、ようやく開講にこぎ着け、TwitterとLINEの講習会に12人が参加しました。  ◆一ツ橋綜合福祉財団から今年度も多額の助成  本誌の「感謝報告」に記載しているように当館のアクセシブルな電子書籍やシネマ・デイジーなどの先端的メディアは、公益財団法人一ツ橋綜合財団(相賀昌宏(おうが まさひろ)代表理事)のご助成を元に製作しています。今年度も多額の助成金を頂戴しましたので、感謝して活用させていただきます。  ◆『アミ・ドゥ・ブライユ』の発行に貴重なご厚志  当館では、全国ほぼ唯一の児童向け点字雑誌『アミ・ドゥ・ブライユ』を隔月発行し、全国の希望者110人・校に無償で送っています。同誌は2015年に「点字普及」のために頂戴したご寄附を元に創刊し、その後も皆様のご支援で発行しています。この度、茨木市のNPO法人リーディングサービスN 様(西浦純子代表)から頂戴した多額のご寄附も同誌の発行費に充てさせていただきました。同グループは長年、地域の視覚障害者の方々の情報提供活動を続けて来ましたが、残念ながら昨年解散され、残った活動資金をご寄附くださったものです。また、『アミ』の指定寄附では、西宮点訳グループあやめ(今田典子)様からも昨年に続いてご厚志を頂きました。皆様のご厚意に心から感謝いたします。なお、『アミ』は6月に第35号を発行。主な内容は、「お釈迦様はどんな人?(触図付)」「熊本城が復活!」「スペシャルインタビュー浮所飛貴(うきしょ ひだか)(美少年/ジャニーズJr.)」「ちょんまげの不思議(触図付)」「心理テストあなたの才能・能力診断」「アミ川柳」「脳トレクイズ(触図付)」などです。  ◆点字製作係で大下歩(おおした あゆみ)職員を採用  当館点字製作係では、6月8日付で大下歩職員を採用しました。「触知」が大好きで、英語や西語(せいご)が堪能。神奈川県から大阪市へ転居しての入職です。奥野主任の下、点字の触読校正を担当しますので、よろしくお願いいたします。 あゆみ 【6月】 22日 館内ボランティア活動・会議室貸出再開  点訳ボランティア養成講習会(中級)開講 23日 専門音訳・処理の基礎講習会(オンライン)開講 24日 ガイド体験会(オンライン)  ボランティア世話人会(オンライン) 25日 専門音訳・英語講習会(オンライン)開講 26日 ICTサポートボランティア講習会開講 予定 【7月】 8日 5階エンジョイ!グッズサロンと図書貸出休室(書庫・在庫整理日) 10日 オープンデー(館内見学日、要予約) 14日 専門点訳・点字編集システム入門コース開講 16日 法人新任職員・当館研修 22・23日 全館休館(祝日) 24日 電子書籍・テキストデータ作成講習会開講 編集後記 ある漫画の登場人物紹介に、お気に入り映画3本のリストだけでキャラクターの嗜好を表現するというものがありました。自分も好きな映画を3本リストアップしてみようと考えてみましたが、とても難しいです。作品数の制限がなければ楽ですが、3本だけとなると作品同士で相互作用を起こします。私の場合、まず「パディントン」は絶対に入れたいのですが、残り2本に「アニー」と「少林(しょうりん)サッカー」を入れてみると、「少林サッカー」だけが浮いて、ウケ狙いみたいになってしまいます。まだ「パディントン」並みに、これだ!と思える映画に出会えておらず、残りの2本を違う方向性で選んだところ、こんな結果になりました。好きな映画に正解も不正解もないですが、いつかリストを更新できるような作品に出会いたいです。(コ) ONE BOOK ONE LIFE(ワンブックワンライフ) 2021年7月号  発行 社会福祉法人 日本ライトハウス情報文化センター(館長 竹下 亘)  住所 大阪市西区江戸堀1-13-2(〒550-0002)     TEL 06-6441-0015 FAX 06-6441-0095     E-mail info@iccb.jp  表紙絵 武部はつ子  発行日 2021年7月1日  定価 1部100円 年間購読料1,000円