日本ライトハウス情報文化センター   「ワンブックワンライフ」2021年3月号   <<表紙イラスト>> 卒業式のイラストです。 桜の花びらが風に舞う中に、右手に卒業証書の入った筒を持っている、三つ編みでセーラー服の女の子と、詰め襟の学生服を着たそばかすの男の子。 男の子が「ん…」とぶっきらぼうに顔を背けながら、女の子に一輪の花を渡しています。女の子は左手を頬に添えながら少し驚いている様子。 空から2人の様子を眺めているカラスは「青春だね…」。 植木の陰から2人の様子を眺めているポチも両前足を上げて喜んでいます。    <<目次>>   ●掲示板(1頁)   ●センターの頁(2頁)   ●ボランティアの頁(3〜5頁)   ●感謝報告(5〜7頁、別ファイル)   ●報告の頁(8頁)  以下は本文です。   ●掲示板(1頁)  ◆3月3日から館内活動を再開予定、ボランティア交流会・記念講演会を3月11日に延期  2月末で大阪府の緊急事態宣言が解除された場合、3月3日(水)からボランティアの館内活動を制限付きで再開します。また、ボランティア交流会と堀内さんの講演会を3月11日(木)に延期しました。当館HPか所属係でご確認下さい。  ◆新年度も点訳・音訳等講習会を続々開講  当館では、2021年度も多彩なテーマの講習会を開講します。詳しくは要項をご請求ください。時間数が書いていない講習は1回2時間です。 ◆当館の点訳・音訳ボランティア講習会  @点訳ボランティア養成講習会(中級)=5月11日から隔週火曜日午前、全15回。既に点訳の基礎を習得されている 方が対象。  A2022年度・音訳ボランティア養成講習会(3)受講前フォローアップ講座=6月から隔週全15回。2022年度に(3)を受講希望の方が対象。 ◆毎日新聞大阪社会事業団共催・専門講習会  @専門点訳・点字編集システム入門コース=7月〜8月、全2回(1回4時間)。  A専門点訳・点字編集システム実践コース=9月、全2回(1回4時間)。@、A共にパソコン点訳ソフト「点字編集システム」の講習会です。  B専門音訳・音訳処理基礎コース=5月〜6月、全4回。同音異義語や造語等の説明、写真の説明、簡単な注釈の読み方を講習。  C専門音訳・英語コース=6月〜7月、全6回。英語の読み方の基礎から日本語と英語が混在している資料の読み方を講習。  D専門音訳・小説の読み方コース=9月、全1回4時間を2回開催。  E電子書籍・テキストデータ作成コース=6月、全2回(1回3時間)。  F電子書籍・テキストデイジー編集コース=10月、全2回(1回5時間)。E、F共に、読書バリアフリー法により求められるアクセシブルな電子書籍の製作技術を講習します。  ◆3月の休館・休室について  3月11日(第2木、書庫・在庫整理日)=5階サービスフロアと図書貸出サービス休止  3月20日(土・祝)=全館休館  3月31日(水)=5階サービスフロアは年度末棚卸しのため休室    <<センターの頁>>(2頁)   ●コロナ禍に挫けず、最先端の情報提供事業を継続   一ツ橋綜合財団・2020年度助成事業報告  公益財団法人一ツ橋綜合財団では、毎年当館に多額の助成金を賜わっています。今年度も、この助成金を基に、ボランティアの皆様にご協力をいただきながら、最先端の情報提供事業を進めることができました。今年度、コロナ禍により私たちを取り巻く環境は大きく変化しましたが、昨年度の助成金を基に改修した「ウェブスタジオ・なにわ」に加え、いち早く遠隔会議システムZoomを導入して、オンラインで勉強会や講習会を実施し、図書製作や視覚障害者等の 方への情報提供を続けることができました。今年度の主な事業実績をご報告いたします。(総務主任 谷口由紀)  ◆マルチメディアデイジー図書・教科書 @マルチメディアデイジー  児童書・一般書 12タイトル  教科書 1タイトル  読書障害を持つ若者の就労を支援するために「これだけは知っておきたい『働くこと』の決まり〜10代からのワークルール」シリーズに着手しました。読書の楽しみを知ってほしいと製作を続けている「少年探偵」シリーズは、全26巻のうち第22〜24巻を製作・提供しました。教科書は、視覚的資料が必要とされる社会分野(小学5年)を作成しました。  (写真)「10代からのワークルール」の原本と、端末に表示されたマルチメディアデイジー図書 AHyMe図書、テキストデイジー、テキストデータ  HyMe図書 1タイトル  専門書籍(テキストデイジー) 51タイトル  プライベート製作(テキストデータ) 7タイトル  HyMe研究事業では、アクセシブルな電子書籍と図・表・写真等の視覚的資料の音訳技術を統合した「HyMe図書」を製作しました。製作には、全国から当館に登録いただいている、教科書・教材等の視覚的資料専門の音訳ボランティアにもご協力をいただきました。また、テキストデイジーは小説・エッセイ等を51タイトル製作し、サピエ図書館から全国の利用者にご利用いただいています。  ◆製作関連事業 @ボランティア養成事業と啓発・普及事業  コロナ禍により、これまでの勉強会・講習会を、人が集まることなくオンラインシステムで行うことが必須となりました。ボランティアの皆様のご協力により、いち早くオンライン会議システムZoomを取り入れることができました。また、日本の点字制定130周年記念講演会をオンラインで開催。ZoomとYouTube合わせて約60人が参加されました。  (写真)Zoomを活用した講習会会場の様子。参加者は十分に間隔を空けて着席している。 A音声解説  シネマ・デイジー 13タイトル  21人の音声解説ボランティアのご協力により、シネマ・デイジーをはじめとする各種音声解説の製作・提供を行いました。コロナ禍によりバリアフリー上映会はほとんどが中止となった中、館内では、音声解説付き上映体験会「わろう座」を3回行いました。徹底した感染対策のもと、毎回約30人の 方が、映画を楽しまれました。    <<ボランティアの頁>>(3〜5頁)   ●活動歴20年、30年以上のボランティア11人に感謝状   2020年度のボランティア交流会を3月11日(木)午後、オンラインで開催  当館では毎年3月、百数十人のボランティアと職員が集って「ボランティア交流会」を開催し、長年活動を続けてくださっているボランティアの皆様への感謝式典と友の会総会、記念講演会、友の会バザーなどを行っています。大変残念ながら、昨年に続き、今年もコロナ禍のため一堂に会することは困難です。そこで、今回は3月11日(木)午後、4階会議室に表彰者と友の会世話人、職員代表だけが集まり、ボランティアの皆さんと職員はオンライン参加で、感謝式典と次期世話人のご紹介、堀内佳美さんの記念講演会を行います。今年度の感謝状贈呈者は、活動歴30年以上の方が5人(点訳1人、録音2人、対面リーディング2人)、活動歴20年以上の方が6人(録音4人、電子書籍1人、パソコンサポート1人)の合計11人です。感謝式典に先だって、表彰者の皆様のプロフィールと友の会の活動報告、2021年度の世話人のお名前をご紹介します。ぜひ皆様も当日、ボランティア交流会にオンラインでご参加くださるようにお願いいたします。(館長 竹下 亘)  ◆2020年度感謝状贈呈者のご紹介 ◆活動歴30年以上 【点訳】1人  木下正義さん 点字盤の時代から活動を始められ、パソコン点訳に移ってからも積極的に活動を続け、これまで小説を中心に375タイトルにも及ぶ図書の点訳・校正に携わられました。ジャンルは学園物から時代小説、推理物まで幅広く、どんな依頼にも快く応えてくださいました。3年前にご病気になられましたが、半年余りのリハビリを終えて、現在は毎月、本誌の発送作業をご担当いただいています。 【録音】2人  小山久子さん 10年ほど前までは専門音訳「英語チーム」に所属し、デイジー雑誌『英語よもやま通信』の製作に携わっておられました。その後もスタジオ録音・土曜チームで蔵書のペア録音を続けられ、多数の図書を製作。2年前からは対面リーディングの活動も開始されました。活動日を金曜に変更された直後、館内活動が休止となり、活動再開の日を待っておられます。  夛田禮子(ただ れいこ)さん 専門音訳「東洋医学チーム」「理数チーム」に所属し、多数の専門書を製作してこられました。コロナ禍の現在は、ご自宅で音訳・校正・デイジー編集をされるとともに、家庭録音チーム「はなみずき」のお世話役として後進の指導にも携わってくださっています。出身校の同窓生で立ち上げた「グループ汐(ゆうしお)」で、毎月「子供の科学」デイジー版を製作する際も、中心的な役割を果たされています。 【対面リーディング】2人  荒河裕子(あらかわ ひろこ)さん 林曠子(はやし ひろこ)先生に指導を受けて、音訳を始められ、当館以外でもさまざまな活動に取り組まれてお忙しい中、30年以上にわたり対面リーディングを続けて下さっています。多くの利用者のご依頼をお願いしていますが、様々なジャンルを快くお引き受けくださり、とても頼りになる方です。  森田幸子さん 長年にわたり、継続して対面リーディングをお引き受けいただいており、現在は特定分野の対面を中心に活動されています。急なお願いも、いつも気持ちよくお引き受けくださり、時に応じて的確なアドバイスもいただくなど、大変助かっています。専門分野の対面を中心に活動いただいているご主人とともに、ご夫婦でご活躍いただいています。 ◆活動歴20年以上 【録音】4人  大桑久美子さん 音訳講習会修了後、修了生が集まって結成した「グループ21」の一員として活動を開始されました。今はスタジオ録音・水曜チームと専門音訳「理数チーム」に所属。デイジー雑誌「サイエンスかわら版」の製作に参加され、図表の多い図書のほか、児童書も多く音訳されています。また、音声解説「ボイスぷらす」のメンバーとしても活躍されています。  宮崎ナオヨさん 長年にわたり録音製作係の作業ボランティアとして毎週来館され、貸出用CDの盤面印字・コピーをはじめとする作業などで録音図書の製作を支えてくださいました。現在は毎月、総務係が担当している『読書』墨字版、デイジーCD版の発送作業などを親しいお仲間と一緒に担当してくださっています。  矢切素子(やぎり もとこ)さん 大桑さんと同じ講習会を修了し、「グループ21」から録音図書の製作をスタートされました。現在に至るまでスタジオ録音・金曜チームで音訳、校正、デイジー編集をしてくださっています。これまで、図表の多い図書や児童書など、さまざまなジャンルの本の製作に携わって来られました。  柳本絹子さん 同じく「グループ21」の出身で、長年、同期の矢切さんとペアを組み、金曜日のスタジオ録音に参加されています。矢切さんと同様、図表の多い図書や児童書など、さまざまなジャンルの本の音訳、校正に携わって来られたほか、近年はデイジー編集にも積極的に取り組んでくださっています。 【電子書籍】1人  西田恵美子さん 1999年度に当館主催の第1回拡大写本講習会を修了し、「ズームアップ」でさまざまな拡大写本を製作された後、2009年からは電子書籍のボランティアとしてテキストデータの製作を多数手がけてくださいました。一時期お仕事で離れられましたが、点訳講習会を受講し、2018年からは点訳ボランティアとして活動。仕事のかたわら、毎週土曜日に来館され、意欲的に取り組んでくださっています。 【パソコンサポート】1人  村上栄一さん 2000年代、利用者宅の訪問サポートの最盛期からパソコンサポート「ボイスネット」の一員として活躍して来られました。包容力のあるお人柄と豊富な知識の持ち主。2度にわたる大病を克服され、今もこども食堂のお手伝いや、気象予報士、防災士などの資格を活かしての防災活動のかたわら、パソコンサポート活動を続けてくださっています。   ●ボランティア友の会〜2020年度活動・会計報告  当館のボランティア友の会では、各係から約10人の 方に1期2年で「世話人」をお引き受けいただき、奇数月の第1木曜日午前、「世話人会」を開催。当館の最新情報をお伝えし、ご意見やご要望を伺うとともに、ボランティア交流会や施設見学会、ガイド体験会などの行事を企画・開催していただいています。毎年3月のボランティア交流会では「友の会総会」を行い、1年間の活動報告と会計報告等をしてご承認いただくのが習いですが、2020年度はほとんどの行事が中止になり、例会も十分に開けなかったため、本誌面での報告でご承認いただきたいと思います。2021年度の世話人は次頁の通り9人の 方にお引き受けいただきました。4月からは、例年に近い活動が行われることを願っていますが、ボランティアの皆様もご参加、ご協力をよろしくお願いいたします。 〔1〕2020年度 活動報告 ◆行事 1.ボランティア交流会・総会(3月27日) 中止 2.ガイド体験会 中止 3.施設見学会(音声解説付き映画上映会と製作担当職員・ボランティアとの座談会) 11月12日(木)、4階会議室、参加者18人 ◆世話人会報告 4月9日(木) 世話人会(新旧引継) 中止 6月18日(木) 第1回世話人会(5月から延期)  ・新旧世話人引継  ・2020年度世話人の役割分担決定  ・ボランティア交流会・総会の反省 7月9日(木) 第2回世話人会  ・岡田部長の逝去について  ・施設見学会について検討  ・各部署活動状況報告 9月10日(木) 第3回世話人会  ・ボランティアのご逝去  ・岡田部長逝去に伴う人事異動の報告  ・2019年度の活動実績等について  ・施設見学会の内容・実施日を決定 11月12日(木) 第4回世話人会  ・世話人会担当者の決定  ・音声解説付き映画上映会振り返り  ・ボランティア交流会について検討 2021年1月9日(木) 第5回世話人会  コロナ禍のため書面(メール)で実施  ・ボランティア友の会交流会の内容確認 〔2〕2020年度 会計報告 収入 前期繰越金 311,936 郵便貯金利息 2 合計 311,938 支出 施設見学会経費 7,592 世話人会経費 15,400 次期繰越金 288,946 合計 311,938 〔3〕2021年度 世話人(敬称略、50音順) 留任 池本滋子(対面) 植田美穂子(録音) 大安徹雄(おおやす てつお)(点字) 奥 幸子(おく さちこ)(録音) 尾崎一恵(音声解説) 笠松幸彦(かさまつ ゆきひこ)(電子書籍) 田中恵子(録音) 新任 木虎真紀(点字) 南 礼子(みなみ れいこ)(対面) 退任 鴻上真理(こうがみ まり)(点字) 松谷富子(まつたに とみこ)(対面) ※役割分担は3月の世話人会で決定します。 〔4〕2021年度 活動予定(案)  ・ガイド体験会  ・施設見学会等  ・友の会交流会・総会   ●報告の頁(8頁)  ◆近畿視情協のボランティア研修会が公開開始  本誌1月号でご紹介した後、公開が遅れていた近畿視情協(近畿視覚障害情報サービス研究協議会)の今年度のオンライン・ボランティア研修会が同会のホームページで始まりました。公開内容は以下の3テーマです。  1.「オンラインで体験!視覚障害利用者は、点字・録音データ、サピエ図書館をどのように利用しているか」=動画2編をYouTubeで公開。  2.資料公開「録音時のトラブル事例」=@録音できない・急に音声を認識しなくなった、A雑音が入る、B再生音が聞こえない、C録音時に音量が上がらない、DPRS Proソフト使用時のトラブル、Eその他のトラブル、Fより良い音質での録音、を説明したPDF資料を公開。  3.資料公開「サピエ製作基準(改訂版)について」=2020年12月公開の「サピエ図書館登録点字文書製作基準」についての変更点等の説明資料。  ご視聴、資料のダウンロードは、近畿視情協のホームページ(http://lnetk.jp/)からどうぞ。  ◆見えなくても働ける〜「あまねく届け!光」出版  視覚障害者の就労支援を行っている「視覚障害者就労相談人材バンク」では、当事者の手記集「あまねく届け!光」を編集・発行しました。「見えない・見えにくいけれど働きたい、働き続けたい!そのために何が必要か?」をテーマに見え方も職種もさまざまな31人が自身の体験や情報、提言を執筆。当館の職員や利用者も寄稿しています。本書は、力強い支援者だった当館職員の岡田弥(おかだ あまね)さん(昨年7月交通事故で逝去)に捧げられ、題名にも追悼の意が込められました。読書日和発行、400頁、2,500円+税。テキストデータ 引換券付き。当館3階のボランティア友の会文庫(関係資料庫)でも閲覧できます。  ◆ボランティアの西征子(にし せいこ)さん、中谷恵子さんが逝去  当館図書・情報係のボランティア西征子さんが1月20日、ご病気のため亡くなられました。西さんは、元職員で同係のボランティアでもある宮嶋昌代さんの高校の同級生で、宮嶋さんの紹介で2019年2月から活動を開始。毎週木曜日に来館され、デイジー雑誌のコピー・発送などをテキパキとこなしてくださいました。昨年春から病気治療で活動を休まれましたが、その直前、「こんなにたくさんの人が誰かを支えようとしていることを知ることができて嬉しかった。何よりここでの活動はやりがいがあって、本当に楽しみなの。やめろと言わないでね」と話されていたお姿が鮮明で、残念でなりません。  また、昨年末には吹田市の点訳グループ「あい」の元代表中谷恵子さんが逝去されました。中谷さんは当館の所属ではありませんでしたが、専門点訳講習会やICTサポート講習会を受講され、視覚障害生徒の教材点訳や日本ライトハウス展のサポートで大変お世話になりました。  お二人のご冥福を心からお祈り申し上げます。  あゆみ 【2月】 10日・24日 専門点訳講習会・UEBレベルアップコース(福井哲也講師、オンライン) 予定 【3月】 11日 ボランティア交流会・記念講演会  専門点訳講習会・表と書式コース開講  5階サービスフロアと図書貸出休室(書庫・在庫整理日) 20日 全館休館(祝日) 27日 オープンデー(館内見学日、要予約) 31日 5階サービスフロア休室(年度末棚卸し) 編集後記 大河ドラマ「麒麟がくる」が本能寺の変で唐突に幕切れとなったため、明智光秀の夢が露と消えた山崎の合戦場を訪ねました。通り道の古い町屋に、明治から大正期の豪華な雛人形が沢山飾られていて、思わず立ち寄りました。妻は、120年前の女雛の見事な宝冠や、大正頃の生活用品をミニチュアにしたお道具を触って見せてもらえて大満足。私は幼い頃、お雛様をねだった私に、母が代わりに買ってくれた石井桃子作「三月ひなのつき」〜雛人形を欲しがる娘に母がある工夫をして雛人形を贈る物語を思い出し、温かい気持ちになりました。(竹) ONE BOOK ONE LIFE(ワンブックワンライフ) 2021年3月号  発行 社会福祉法人 日本ライトハウス情報文化センター(館長 竹下 亘)  住所 大阪市西区江戸堀1-13-2(〒550-0002)     TEL 06-6441-0015 FAX 06-6441-0095     E-mail info@iccb.jp  表紙絵 武部はつ子  発行日 2021年3月1日  定価 1部100円 年間購読料1,000円