日本ライトハウス情報文化センター   「ワンブックワンライフ」2021年2月号   <<表紙イラスト>> 毛糸の帽子をかぶった男の子と動物たちのイラストです。 雪が降る中、毛糸の帽子をかぶった男の子が、かまくらを完成させた様子。 男の子がスコップを片手に汗をかきながら動物たちに「お入りよ…」と声をかけています。 かまくらの中には火鉢が置いてあり、火鉢の近くに座ろうと犬のポチ、うさぎ、さる、りすがひしめき合っています。 かまくらの外にいる大きな熊は、かまくらの中の様子を見て「無理…」と困り顔。    <<目次>>   ●掲示板(1頁)   ●センターの頁(2・4頁)   ●ボランティアの頁(3頁)   ●感謝報告(5〜7頁、別ファイル)   ●報告の頁(8頁)  以下は本文です。   ●掲示板(1頁)  ◆タイで活躍中の堀内佳美さんを迎えてV交流会  今年度のボランティア交流会は、前号でお伝えした通り、3月6日(土)午後、当館会議室を会場にオンライン(YouTubeとZoom)で開催。記念講演の講師は、タイ王国で図書館運営や少数民族の子どもたちの教育支援を行っている堀内佳美さんに決まりました。堀内さんは高知県出身。盲学校から国際基督教大学へ進学し、一般企業に就職後、タイの地方や山岳民族の教育・文化支援を志して退職。タイに渡り、2010年、NGO「アークどこでも本読み隊」を立ち上げ、両国を行き来しながら活躍中です。  当日は、感謝式典で、活動歴20年・30年以上のボランティア表彰やインタビューを行います。受賞者のお名前は次号で紹介しますので、ぜひご視聴いただき、ご一緒にお祝いください。  当日のプログラム  13時30分〜14時15分 感謝式典・感謝状贈呈、受賞者インタビュー  14時15分〜14時30分 友の会世話人紹介  14時30分〜15時45分 記念講演・質疑応答  参加(視聴)方法  *交流会の内容はすべてZoomかYouTubeライブでご覧いただけます。  *Zoom視聴ご希望の方は、2月20日(土)までに当館総務係(Eメールinfo@iccb.jp)へお申し込みください。YouTubeライブは当日、当館ホームページからアクセスできますが、見方が分からない方もEメールでお問合せください。  ◆襟川茂(えりかわしげる)さんの講演がオンライン配信  早川福祉会館点字図書室のボランティア交流会が2月20日(土)14時〜15時30分、同館会議室とオンライン(YouTube)で開催。元京都ライトハウス職員で、関西各地で音訳指導をしている襟川茂さんの講演「コロナ禍の中のボランティア〜いま考えること、やれること」が行われます。当館ボランティアのオンライン視聴を歓迎。申込は2月15日(月)までに、氏名と所属を明記し、Eメールで同館(hayakawa-f@k2.dion.ne.jp)まで。  ◆2月の休館・休室について  2月11日(木・祝)=全館休館  2月23日(火・祝)=全館休館  ◆サービスフロアの開設20周年を記念して「イメージキャラクター」デザインを公募  当館5階のサービスフロアが、今年5月23日、開設20周年を迎えます。当フロアは2001年、「グッズ(道具)を活用して楽しく、豊かな生活を!」をキャッチフレーズに、旧盲人情報文化センター2階に「エンジョイ!グッズサロン」としてオープン。その後、さまざまな取り組みを行ってきた結果、今日、年間の来室者は5千人、パソコンQ&Aは3千件、ITの個人講習は500件を超え、職員も14人を数えるまでに発展することができました。  この20年の歩みを記念して、サービスフロアの「イメージキャラクター」(ロゴやマーク)を募集します。当フロアのシンボルとなる、親しみやすいキャラクターを作り、オリジナル商品やチラシ、パンフレット、名刺などにデザインして広めることにより、今後、さらに多くの方々に当フロアと、視覚障害者用具や機器を知っていただきたいと願っています。優秀作には賞品も用意しています。下記の要項をご覧の上、ぜひご応募ください。  「イメージキャラクター」の募集要項  募集内容 見えない方・見えにくい方、または視覚障害をイメージできるデザイン  賞品 最優秀賞1点(ギフト券5万円分)、優秀賞2点(ギフト券1万円分)  応募締切 3月15日(月)消印有効  結果発表 3月31日(水) 当館ホームページで発表予定  著作権 採用作品に関する著作権とその使用権は日本ライトハウスに帰属  提出形式 5MB以内のgifかpng、jpegファイル。手描きやデザインの文章案も可(例:日本ライトハウスの社章。Lighthouseの「L」の文字を灯台の灯火に見立てて、二重丸で囲んである)  応募方法 デザイン案(意味や理由)に、氏名、住所、電話を明記の上、封書、メール、持ち込み、電話、FAXでお送りください。  応募・問合せ先 当館サービスフロア林田・松本・花田(電話 06-6441-0039、FAX 06-6441-1126、Eメール enjoy@lighthouse.or.jp)  ◆サービスフロアがEテレ「バリバラ」に登場!  このサービスフロアが、NHK-Eテレの「バリバラ〜みんなのためのバリアフリー・バラエティー」で紹介されます。放送は2月18日(木)20時〜20時29分(再放送は20日(土)深夜0時〜)。ぜひご覧ください。  ◆盲導犬50周年フェスタをオンラインで公開  当法人では、3月13日(土)11時〜16時、シェラトン都(みやこ)ホテル大阪で、「日本ライトハウス盲導犬育成事業50周年記念フェスタ」を開催します。当法人の盲導犬訓練事業は、1970年にスタートし、これまでに760頭もの盲導犬を育成することが出来ました。これまでご支援くださった皆様への感謝を込めて、この行事を行います。  当日は、「オーストラリアと日本の盲導犬の育成状況と展望」についてのトークイベントやユーザーのメッセージの他、ヴァイオリニスト川畠成道(なりみち)さんの演奏や盲導犬ユーザーでもある桂文太さんの落語などが行われます。  コロナ禍のため、一般参加は受け付けていませんが、当日の模様をインターネットで広く公開します。詳しくは当法人のホームページ(http://www.lighthouse.or.jp/)でご確認ください。    <<センターの頁>>(2頁)   ●録音図書の草分け、橋本勝利先生がご逝去  厳しい指導と熱い情熱で、多くの音訳ボランティアを育成  視覚障害者のための録音図書事業の草分けで、長年、当館の「音訳フォローアップ講座」を指導された橋本勝利先生が昨年12月21日、ご自宅で逝去されました。12月からコロナ禍で「講座」が休止となり、再開を待ち望んでおられる中、当日午後2時頃、ご自宅のお風呂で心不全になり、苦しまずに亡くなられたとのことです。享年82。橋本先生は1959年(昭和34年)、当館がオープンリールテープレコーダーで録音図書の製作に着手した草創期から活動に参加され、“声の図書館”を軌道に乗せた後、法人のボランティアセクションを創設。その後、当法人理事として募金事業を立ち上げ、今日のチャリティ事業の礎を築かれました。退職後は「音戯工房」を設立し、朗読の個人指導や音訳講習会の講師として活躍。2000年からは「音訳フォローアップ講座」を主宰して、厳しく熱い指導で多くの音訳者を育てて来られました。生前本誌に寄稿された原稿と、長年ご厚誼のあったお二方の追悼文を掲載して、先生への感謝を捧げ、ご冥福をお祈りしたいと思います。(館長 竹下 亘)  ◆常に聴き手を意識した自然体の語りをめざして〜音訳基礎講習会の指導に当たって(「ONE BOOK ONE LIFE」2001年7・8月号掲載記事より抜粋) 音戯工房代表 橋本勝利  (音訳が)ほぼ半世紀を迎えようとする昨今、文章の意味通りに、正しく、分かりやすく、聞きやすい伝達法、つまり読み方、アナウンスの仕方にも改善が加えられてきていることに注目しなければなりません。  特に我々の世界では、本を作るという大義名分のもとに、ややもすればルールにがんじがらめになりすぎて、人間と機械との区別や差がつかず、文末まで聞かないと分からない、いわゆる「ボランティア読み」になっていることに気がつかない読み手が増えています。  具体的なテクニック面で今も昔もいっこうに変わらないのは、いわゆる標準語(共通語)についてであり、特にアクセントは関西人にとっては難関中の難関であることには違いないのですが、これもあまりこだわりすぎると、一言も読めなくなったり、話せなくなってしまうというデメリットにどう対応すればいいのでしょうか。  校正という図書作りには欠かすことの出来ないチェック作業がどこでも確立されてきていることは当然といえば当然なのですが、しかし言葉、特にアクセントやイントネーションなどというものは生き物であり、必ずしもアクセント辞典通りにはならないのだということを、校正者は熟知していなければなりません。読み手の自信をなくさせ、図書作りのスピード化にブレーキをかけるようなチェックは本末顛倒です。  それでは、今、私達は何をどう改善しなければならないのかということになるのですが、一言で言いつくすことは無理なことであり、そんな表面的な浅いものではなく、じっくりと勉強会などで試してみなければならない中身の濃い深いものと思います。  したがって、まずは聴き手を常に意識して、分かりやすく、聴きやすい読み方への挑戦をすること。正確にまちがいのない読みをすることは当たり前のことで、そのためにトチッたり、読みまちがいを怖がったり、流暢に読もうとしたり、きどって読んだり、かっこよく読もうとしないで、常に「自然体」で発声・発音すること。そして、難しいことではあるのですが、読むのではなく語りかけていくように努めることが最善の取り組み方だと思います。   ●【追悼】60年来の“姉”、20年来の教え子から橋本先生へ  ◆“幸せな時”を与えてくれた橋本さんに感謝 前田 綾子  ショックです。残念です。昨年11月にお目にかかり、年明けにはお宅へ伺う約束までしておりましたのに…、弟のような存在ですのに…。  私が今までボランティアを続けて来られたのは、橋本さんのお陰です。  昭和33年頃、大学生で、アナウンサー志望の晴眼者でいらした貴方が、朝日放送劇団のヒヨコだった私に、「盲学校で本を読んで欲しい」と声をかけて下さり、何度か盲学校へご一緒したことがまるで昨日のことのようです。その頃、「ライトハウスに『声の図書館』が出来るので、テスト版作るのを手伝って」と、昭和町にあったライトハウスで録音をしましたね。その後、職員になられましたが、思い返してみると、橋本さんは、私より以前からボランティアをなさっていらしたのですね。スゴイです。あの時、朝日放送のロビーでお声をかけて下さらなかったら、今のように85歳になっても機嫌良く動き回っている私は存在していません。  放出(はなてん)で私が録音していた時、「いつも楽しそうだね」とおっしゃいましたね。そうです。今でも音声訳をしている時の私は、幸せな時なのです。これからも伊志峰(いしみね)和代さんと二人三脚で、出来る限り続けます。  橋本さん。ほんとうにありがとうございました。どうぞ天国からお見守り下さいませ。感謝。  (写真)橋本先生の最後のご来館となった前田綾子さんの鉄道弘済会特別功労賞祝賀式(11月26日)での記念撮影(左は橋本勝利先生、右は前田綾子さん)  ◆ライトハウスと音訳への愛に貫かれた人生 遠藤 敬子  お嬢様から急逝のご連絡。「嘘でしょ?!」と絶句しました。  その少し前、12月の中頃、いつもの磊落なお声が留守電に入っていました。「コロナの最中やのに、何処ウロウロしてるんや?気をつけなあかんで…」と。折り返し電話を差し上げ、自粛の昨今、いろいろ制限があり、予定通りお仕事できませんね、と近況を語り合った矢先でした。  その中で、姉のように敬愛する前田綾子さんの受賞のお祝いの場に出席することができて、とっても嬉しかった、と何度も繰り返される 弾んだお声が、今も耳に残っています。  橋本先生とのご縁は大阪市立早川福祉会館点字図書室の音訳フォローアップ講習をお願いした20年ほど前に遡ります。早川の古いメンバーは皆一様に先生の特訓!!を受けました。先生の舌鋒鋭いダメ出しに泣き出したメンバーも幾人か…。でも、音訳以外の事柄にはとってもピュア。少年のような感性に魅了されたメンバーとは、今も交流がありました。  「ライトハウスを通じて数多の人々とのつながりができ、ひと(人)財産出来た、有り難いことだ」とも話しておられました。  「そのライトハウスで音訳の指導を続けたい!!それは思い上がりであろうか?ワガママであろうか?迷惑であろうか?」と真剣に悩んでおられた時もありました。  先生は「ライトハウスが大好き!!」。“ライトハウス愛”に溢れておられました。ライトハウスの音訳メンバーと親しく接したい、コミュニケーションを交わしたい!と切望されていました。いつか実現すればいいなと願っておりましたが…。  先生の“ライトハウス愛”と「読みには人柄が出る」という言葉を胸にきざみ、音訳のお仕事、粛々とがんばります。  しっかり見守って下さいませ。   ●より良い電子書籍の製作に試行錯誤の毎日   ボランティアの方々とチームで作り上げる喜びを感じながら 製作部・電子書籍ユニット 太田和美(かずみ)  ◆3種類の電子書籍と作成方法  私は、当館の製作部のメディア製作センターの電子書籍ユニットという部署で仕事をしています。電子書籍ユニットというと、聞きなれない名前だと思いますが、主にテキストデータの作成や、テキストデイジー図書・マルチメディアデイジー図書の製作をしています。  テキストデータとは、なんの装飾もされていない、文字だけのデータのことです。Windows付属の「メモ帳」で作られたファイルだと考えていただければわかりやすいと思います。  テキストデイジー図書は、テキストデータに見出し・段落・ページ情報や画像などを付け加え、DAISY規格に則って編集した図書です。デイジー再生機やパソコンの専用ソフト、タブレットのアプリなどを使い、音声合成機能で読み上げさせて聴くことができます。見出しやページ単位で読みたい箇所に移動でき、パソコンやタブレット端末で再生すると、読み上げているフレーズをハイライトさせたり、文字のサイズや色を変えたりできます。  マルチメディアデイジー図書は、さらに本文の文字・画像が音声と同期する図書です。製作ソフトを使って、合成音声と肉声の両方で製作することができます。製作には時間がかかりますが、正しい墨字と音声が同期することで、ロービジョン(弱視)、ディスレクシア(識字障害)、知的障害、自閉症、注意欠陥多動性障害(AD/HD)など、文字だけで内容を理解することが困難な方々にもわかりやすいメディアです。  テキストデータの作成は、印刷された書籍や書類からスキャナーでデータを取り込み、OCR(文字認識)ソフトウェアに読み込んで、必要な文字の部分を抽出します。そのあと、原本と照合しながら修正・校正してデータを作ります。テキストデータは個人の依頼を受けて作成したり、テキストデイジー・マルチメディアデイジーの製作素材として作成したりしています。  ◆時間と根気と集中が必要なボランティア活動  電子書籍のボランティアは約30人おられ、ご来館やご自宅で、パソコンを使って文字の抽出や修正・校正をしてデータを作成していただいています。図表のテキスト化には頭を悩まされますし、誤字・脱字がないように気を配るのも大変です。長時間パソコン画面を見て作業するために目の疲れも……。校正作業では、目視に加えて音でも確認しますので、眠気とも格闘して作業されていると思います。  また、テキストデイジー図書・マルチメディアデイジー図書の編集や校正は、研修を受けたボランティアの方に担当していただいています。製作ソフトの取り扱いに慣れる必要がありますし、サピエの製作基準に則ったものを作らないとなりません。時間と根気と集中力の必要な作業です。皆さん、より良いデイジー図書を作るために、勉強会や研修でも技能向上に努めてくださっています。  ◆製作したものを使ってくださる方がいる幸せ  私は長年携わってきた、障害児を支援する仕事に一区切りがついて退職したあと、今の仕事を始めて3年目です。プライベートでテキスト化を依頼される書籍は、いろいろな分野にわたっており、専門的な図表や、長く複雑な数式も出てきます。文字だけのデータで「内容を正確に、聞いてわかりやすく伝える」ために頭を悩ませ、試行錯誤しながら取り組んでいます。  また、電子書籍の製作は難しく、まだまだ勉強が続きますが、一つのデイジー図書を作るために、テキストや画像等の素材作りから編集・校正まで担当してくださるボランティアの方々と一緒に、チームのようになって作り上げていくことが嬉しく、完成した時には達成感を味わっています。「製作したものを使ってくださる方がいる」ことは、幸せなこと。常に前向きな気持ちで、この仕事を続けたいと思っています。   ●報告の頁(8頁)  ◆大阪府「緊急事態宣言」に伴う対応について  当館では、昨年12月3日の大阪モデル「赤信号」点灯に伴い、12月4日から館内での来館によるボランティア活動と会議室貸出等を休止し、1月以降も「赤信号」が「黄信号」に変わるまで、業務とサービスの休止・縮小を継続することを決めました。その後、大阪府などに「緊急事態宣言」が出ましたが、2月7日に「緊急事態宣言」が解除されても、「赤信号」が「黄信号」に変わるまでは、以下の対応を続ける予定です。  ボランティアの皆さんにご来館いただけないのは大変辛く、残念な限りです。また、活動を休止していただく方にも、在宅やオンラインで活動を続けていただく方にも、大変なご苦労やご負担をおかけすることを申し訳なく思いますが、一人一人の健康を守り、社会全体で感染を抑えるため、どうかご了承ください。(竹下)  ◆大阪モデルが「黄信号」に変わるまでの対応  ※対応の変更は、「黄信号」点灯の翌日午後に当館ホームページで発表します。ご不明の場合は当館代表・各係にお尋ねください。  【休止】  *ボランティアの来館活動  *対面リーディングサービス  *会議室貸出(会議室での講習会・勉強会)  *IT機器の個人講習(機器購入者への無償講習は継続)  【縮小】  *図書貸出の電話受付=10時から15時  *5階サービスフロアでの機器・用具の相談・販売=事前予約の上、10時から15時(パソコンQ&A、サピエサポートセンターの電話受付は16時まで)  ◆暗所視支援機器の贈呈式を全国5校で実施  「暗所視支援眼鏡を視覚支援学校に送るクラウドファンディング」事業(本誌12月号既報)では、最終的に全国93人の方々から合計1,645,000円のご寄附を頂きました。これにより12月から1月にかけて、以下の5校で贈呈式(東京を除きZoomを使用)が行われ、林田部長が贈呈を行いました。東京都立文京盲学校、筑波大学附属視覚特別支援学校、佐賀県立盲学校、宮崎県立明星視覚支援学校、沖縄県立沖縄盲学校。ご支援くださった皆様に改めてお礼申し上げます。  ◆ダスキン研修生モンゴルのアリユナさんが逝去  ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業第17期生で、2016年2月〜3月、当館で研修を受けたモンゴルのアリユナ・バッサンダッグさんが1月2日、不慮の事故で亡くなりました。34歳という若さ。明るい女性で誰からも愛され、ライトハウスでの研修を非常に喜び、多くの事を吸収して帰国しただけに残念でなりません。ご冥福をお祈りします。 あゆみ【1月】 5日 仕事始め 6日 利用者サービス再開 20日 全視情協総会(オンライン) 27日 サピエ研修会(オンライン) 予定【2月】 10日・24日 専門点訳講習会・UEBレベルアップコース(福井哲也講師、オンライン) 11日 全館休館(祝日) 23日 全館休館(祝日) 編集後記 総務係職員の大岡亜希子さんが出産のため、1月末に退職しました。2019年4月の入職以来、アスリート(バスケットボールの選手・指導者)ならではのバイタリティで、ボランティア活動のバックアップや広報事業、職員の福利厚生などを円滑にこなしてくれました。さらに昨年初夏、妊娠が分かってからも、コロナ禍を物ともせず、職務を遂行し、後任職員への引き継ぎも懇切丁寧に果たしてくれました。厳しい情況の中ですが、こんな時だからこそ、無事に出産され、新しい命がスクスクと育まれるように皆で祈りたいと思います。(竹) ONE BOOK ONE LIFE(ワンブックワンライフ) 2021年2月号  発行 社会福祉法人 日本ライトハウス情報文化センター(館長 竹下 亘)  住所 大阪市西区江戸堀1-13-2(〒550-0002)     TEL 06-6441-0015 FAX 06-6441-0095     E-mail info@iccb.jp  表紙絵 武部はつ子  発行日 2021年2月1日  定価 1部100円 年間購読料1,000円