日本ライトハウス情報文化センター   「ワンブックワンライフ」2020年7月号   <<表紙イラスト>> 夏祭りの帰り道を歩く親子のイラスト 夜空の下を女の子とお母さんが手を繋いで歩いています。 お母さんは渦巻き柄の浴衣姿で団扇を持ち、女の子は花柄の浴衣姿で風鈴を持っています。 お祭りの後に風鈴を買ってもらい、にっこりと笑顔の女の子。「マンションだけどつるせるよね・・・!」とお母さんもにっこり。 隣で犬も楽しそうにぴょんと跳びはねています。    <<目次>>   ●掲示板(1頁)   ●ボランティアの頁(2頁)   ●センターの頁(3頁)   ●利用者の頁(4〜5頁)   ●感謝報告(5〜7頁、別ファイル)   ●報告の頁(8頁)  以下は本文です。   ●掲示板(1頁)  ◆専門点訳・音訳講習会の実施予定について  毎日新聞大阪社会事業団と当館では、2020年度第33回専門点訳・音訳講習会を、昨年度の延期分と合わせて合計7コース開講します。また、ウイルスの感染予防対策に取り組みつつ、今年度は一部オンライン(インターネットで映像と画像を共有出来るアプリを使用)による講習会も予定しています。年間予定は以下の通りです。詳細は各コースの開講前に本誌に掲載します。 ◆専門点訳講習会  ・理科、算数・数学コース(一部オンライン) コロナ禍で昨年度より延期されていました。8月20日より全4回。申込済みの方が対象  ・古典コース(一部オンライン) 9月16日(水)より、全6回  ・楽譜コース(オンラインのみ) 10月8日(木)より、全8回  ・表 点訳コース 2021年1月〜2月頃、全2回  ・UEBレベルアップコース(一部オンライン) 2021年1月〜3月頃、全2回 ◆専門音訳講習会  ・音声解説 基礎・応用コース 9月9日(水)より、全5回  ・小説の読み方コース 11月5日(木)、11月18日(水) 各1回  ◆当館の点訳・音訳ボランティア養成講習会  音訳講習会(1)は今年は行わず、(2)(3)はすでに申込のあった方を対象に実施します。点訳講習会も残念ながら今年度は実施しません。  ◆オンライン新企画「日本ライトハウス展」  当館では毎年秋、視覚障害者用具・機器展示会「日本ライトハウス展〜全国ロービジョンフェア」を開催しています。今年は“ウィズコロナ”に対応する新企画としてオンライン(インターネット)で行い、動画を閲覧できるYouTubeと、多数の参加者によるミーティングが出来るZoomをフルに活用して開催する予定です。開催時期は10月から11月の予定。詳細は次号に掲載しますので、ご期待ください。  ◆7月の休館・休室予定  7月9日(第2木、書庫・在庫整理日)=5階サービスフロアと図書貸出サービス休止  7月23日(木)、24日(金)祝日=全館休館日    <<ボランティアの頁>>(2頁)   ●活動20年・30年を迎えられた8人に感謝状   館内活動再開後、在館のボランティアと職員でお祝い  2019年度にボランティア活動20年・30年を迎えられた方々に対する感謝状贈呈を、6月から館内活動の再開に伴い、個別に開始しました。3月のボランティア交流会が中止となったため、来館された日に合わせてお仲間と職員で贈呈式を行い、お祝いさせていただいています。受賞者のプロフィールを感謝を込めてご紹介します。(感謝状贈呈の際に撮影したお写真を掲載しています。)  ◆感謝状贈呈者のプロフィール ◆活動歴30年以上 【音訳】1人  渡邊周子(かねこ)さん 長年スタジオ録音でご活躍。2004〜05年度は友の会の世話人もされました。文学作品の音訳が多いですが、プライベート製作も引き受けてくださり、さまざまな分野の資料を読まれています。戦前の旧字・旧かなづかいの図書の音訳も頼りになる方です。 【対面】1人  麓 孜子(あつこ)さん 小説をはじめ試験の問題集や郵便物まで、幅広い分野を読んでいただいています。柔らかい雰囲気で、利用者の方に応接されている穏やかな笑顔がとても印象的な方で、普段読まれない分野の本でも「読んでみます」と引き受けてくださり、大変心強い限りです。 ◆活動歴20年以上 【対面】1人  眞野祥子さん 主に英語の原書を読んでいただいていますが、古典から専門書までさまざまな資料をお願いする時も快くお引き受けいただき、とても頼もしい存在です。また、対面を始める前などに貴重なお話も聞かせてくださり、いつも楽しく勉強させていただいています。 【電子書籍】2人  池尻三千子さん 1999年に近畿視情協の拡大写本講習会を受講後、2009年まで拡大写本製作グループ「ズームアップ」で詩吟教本や日常書類など、利用者の希望にそった資料を製作してくださいました。近年は電子書籍の元となるテキストデータ入力を支えてくださっています。  新田 優(ゆう)さん 1999年度、当館が開催した第1回の拡大写本講習会を修了。「ズームアップ」でさまざまな拡大写本を製作された後、第2回・第3回の講習会を受講されたお仲間と一緒に2009年、電子書籍に移られ、今も毎週データ入力を続けてくださっています。 【点訳】3人  有光美穂さん 約80タイトルの点訳・校正の他、英語点訳を長年ご担当いただいており、「『なんでやねん』を英語で言えますか?」「入試英熟語1100」などの実用書や参考書、小学国語・中学英語の教科書、利用者から依頼のあった英語書籍のプライベート製作にもご協力いただいています。  加瀬 孝さん 約100タイトルの点訳・校正をしてくださっています。点訳の分野は幅広く、「大阪暮らしむかし案内」「関西花の寺二十五カ所」など歴史や旅に関連した図書から、「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」といった自然科学、「日本語の化学」など国語に関する図書など幅広い分野に取り組んでおられます。  宍戸邦栄(くにえ)さん これまでに約160タイトルに及ぶ図書の点訳・校正をしていただいています。「あらすじで読む名作歌舞伎50」「吟詩」など芸能にまつわる図書や「イエズス会の世界戦略」「聖書を歩く」といった宗教関連書を含め、文学書を多数手がけられています。    <<センターの頁>>(3頁)   ●「納得してしまったら、それ以上のものは作れない」を道標に   録音製作の難しさとやり甲斐にあっという間の4年間  録音製作係 内藤 流津(るつ)  当館6階の製作部録音製作係では年間約200タイトルの図書、雑誌、プライベート図書を製作しています。製作(当館の蔵書の場合)は図書の選定→音訳→校正→編集→デイジー校正(編集校正)→最終校正→最終チェックという流れで進み、約3か月〜半年程で完成となります。音訳から最終校正までの作業をボランティアの皆様にお願いしており、およそ200人の方に活動していただいています。活動拠点となる録音製作係のフロアには、8ブースのスタジオ、10台の校正・編集用パソコン、下調べ(調査)用のさまざまな辞書などがあります。また、製作作業は館内だけではなく、ご自宅でも行なっていただいています。  さて、そんな録音製作係での私の仕事は、製作図書の選定、ボランティアの皆様のコーディネートや製作のサポート、完成したデータを確認する最終チェックなどです。  製作図書の選定は、最近任せていただけるようになった仕事の1つ。製作図書は月に1度開催する選書委員会で選定しており、サービス部と製作部の各係が候補図書を持ち寄り、決定します。利用者の方のニーズや社会情勢、流行など、さまざまなことを勘案し、検討を重ねています。録音図書を生み出す最初の一歩となるこの仕事をさせていただけることが決まった時は、嬉しさと共に責任感に 身が引き締まる思いでした。  図書選定の際は、図書館や書店を駆け回り、様々なジャンルの図書を探してきます。  時には馴染みの無いジャンルや専門的な図書の製作が決まることもありますが、ボランティアの方が「普段読まない図書に出会えて嬉しい」と快く引き受けてくださった時には、安堵と感謝の気持ちでいっぱいになります。  図書の選定が終わると、すぐに製作スタート!しかし、どの図書の製作も「文字で書かれている情報を音だけで伝える」ことの難しさにぶつかります。特に最近は、イラストや文字の装飾、図・表・写真がふんだんに使われていたり、レイアウトに凝っていたりする本が増えています。目で読むのは易しくても、いざ製作となると「過不足無く」音に変換することはとても難しいものです。ゴール(完成)までに多くの壁が立ちはだかりますが、ボランティアの方と一緒に考える時間が楽しく、良いアイディアが閃いた瞬間は最高です。  ボランティアの皆様や先輩職員はみんな博識で、より良い録音図書を作るために妥協しない、「熱意」に溢れた方々ばかりです。  「もっと良いサポートが出来るようになりたい」「追いつきたい」と夢中で働いている内に、あっという間に4年が経ちました。この仕事が本当に好きで、最近では休日に行った写真展で「説明文」を考えていたり、読書をしていても「あっ、ここには字説(字の補足説明)がいる」と考えていたりする自分がいます。  入職して間もない頃、あるボランティアさんから「自分の読んだものに納得したことはない、納得してしまったら、それ以上のものは作れないから」というお話を伺いました。心が震えたその言葉は、今も私の道標となっています。  これからもいっそうの精進を重ね、ボランティアの皆様、職員と一緒により良い録音図書を作り続けていきたいと思います。    <<利用者の頁>>(4〜5頁)   ●図書館利用、情報取得、外出、触知などに大きな影響   新型コロナウイルスと視覚障害者の被害  新型コロナウイルスの感染拡大は、視覚障害者により大きな影響を及ぼしています。今回、そして今日(こんにち)、視覚障害者の方々がどのような苦労や不便を被り、不安やストレスを覚えているのか、利用者から伺ったことを中心にお伝えします。いずれも簡単には解決できない問題ですが、ウィズコロナの時代、視覚障害者の方々の困難を理解し、支えていきたいと思います。(館長 竹下 亘)  ◆全国の点字図書館のサービスが縮小  当館を含め全国の点字図書館において、大変心苦しかったことは、職員の出勤とボランティアの来館制限等により、図書貸出の受付日時の短縮、録音雑誌の休刊、館間貸借の停止、対面リーディングやプライベート製作の休止など、図書館サービスを縮小せざるを得なかったことです。このため、利用者の方々には、図書や雑誌の貸出で大きなご不便とご迷惑をかけました。  当館では、図書貸出とプライベート製作は、6月から通常活動を制限付きで再開したことにより、元に戻りつつありますが、対面リーディングは特に「密」になるため、ボランティアの皆さんのご理解を得た上で、再開する方策を検討中です。また、点字・録音図書等の製作も3ヶ月間、来館活動を止めたため作業が遅れ、当分、自館製作図書が減少することは避けられません。  今後は、こうした事態の再来に備え、サピエの普及と、リモートで製作やサービスを行える仕組みの整備に努めたいと思います。  ◆視覚障害者用具・機器の相談・購入にも影響  視覚障害者用具のサービスについても、利用者からは次のような声が聞かれました。  *白杖が壊れた時はすぐに修理してもらえないと歩けなくなるので、とても心配。  *電子機器は実物を触らないと分からないし、使い方を対面で教えてもらう必要がある。インターネットに説明の動画もあるが、やはり見えないので微妙に分からない。商品の実物を手に取り、確かめられる場所が閉まると大変困る。  当館5階のサービス部では、4月8日から来館をお断りし、電話等だけの受付になりましたが、白杖の修理や音声体温計などの購入には極力お応えしました。来館サービスは6月から予約制で再開しましたが、改めて用具や機器の相談・販売サービスの重要性を感じています。  ◆ウイルスと支援制度の情報保障が不十分  その他、利用者の方々が困ったり、不安に思っていると答えたことを、「情報保障」「外出」「触知」「その他」に分けてまとめてみました。  *新型コロナウイルスに関する大量の情報から適切な情報を取捨選択し、自分なりに整理するには6月初めまでかかった。特に視覚障害者に役立ち、分かりやすい情報提供が少ない。サピエには関係書籍がたくさん製作・登録されているが、テキストデイジーが大半で、点字や録音は少ない上、限られた時間でどれを読めば良いか、判断するのはとても難しいと思う。  *特別定額給付金の書類が届いたが、封筒には何の目印もなく、一人暮らしの方は分かりにくかっただろうと思う。スマートフォンのアプリで読み上げることもできるが、使える人は一部だし、いつも正しく読むわけではない。申請書類も、誰かに代読・代筆をお願いしなければならない。個人情報満載の書類を人に見せるのは、かなり心配がある。  *治療院を経営しているため持続化給付金を申請した。ネットで自力で申し込もうとしたが2回エラーになって諦め、家族に手伝ってもらった。別の給付金では、書類集めが大変で、視覚障害者が申請するには非常にバリアが大きい。  ◆単独歩行や外出に伴う困難や苦労  *マスクを着用しての白杖歩行では、顔に当たる風や香りが遮断されたり、障害物が近づいた際に分かりにくく、普段以上に疲労を感じる。  *単独で外出 せざるを得ない時、乗り換えなどの誘導依頼に躊躇したり、消毒液の場所がわからず苦労する。  *店が閉まっていることが分からず、困った。  *自由に出かけられず、運動不足になると同時に、歩行感覚が鈍るのが不安だった。  *あんなに間を空けて並ばれると、並んでいることすら自分では分からない。しかも、その後ろに、感覚を置いて並ぶのは絶対に無理。  *人との距離感が分からず、前に人がいると知らずに近づきすぎてしまった時、少しぶつかってしまって咳払いをされ、嫌な思いをした。  *同行援護を複数の事業所で契約利用しているが、緊急事態宣言が解除されてからも、余暇目的の利用には制約がある。  *感染リスクからホームヘルパーも頼めなかった(6月からは利用を再開できる予定。)  ◆「触知」の不安と影響  *店で食料品を買う時、容器の表面はきれいなのか、不安になる。料理の際も、ウイルスが付いているように思われる物を触る度、知らずに何かに 手が触れる度に手洗いし、何度 手を洗っていることか。それでもなお不安を覚える。  *特に冬は、手指消毒、手洗いを頻繁にしていると、指先が乾燥し荒れてしまい、指先の感覚が鈍って素材の判別がつきにくかったり、点字校正のスピードが落ちて困った。強力な保湿成分のハンドクリームを擦りこんで乗り切った。  ◆収入の激減、買物の苦労、感染の不安など  *マッサージでデイセンターや老人ホームに定期的に通っていたが、外部からの立ち入り禁止で、収入がなくなった。治療院を自営している人はお客は9割減り、生活が大変。  *アルコールやマスクを全く買えなかった。一般の方もそうだとは思うが、ガイドヘルパーとの限られた外出の機会ではなお購入は困難。  *マスクやトイレットペーパー、洗剤など、生活に必要なものを備蓄しておくことは、晴眼者以上に大事だと感じた。  *ウイルスに感染してしまったら、かかりつけ医や保健所などに問い合わせて、検査に出かけるまでの手続きがうまく行くかどうか不安。病院に行っても、院内での行動などは大丈夫だろうか。(看護師さんも手引きなどしてくれる余裕はないのではないだろうか)  *万一、コロナ下で自然災害に見舞われたとき、どのような行動をとれるだろうか。助けを求められるだろうか。   ●報告の頁(8頁)  ◆ボランティア友の会世話人会がスタート  ボランティア友の会では毎年、係毎に世話人を選任し、原則2年単位で交替しています。通常は3月末に引継を行うところ、今年はやむなく延期して来ましたが、6月18日、今年度第1回の世話人会と新旧引継を行うことができました。今年度の事業計画は、7月に開く世話人会で話し合われます。2年間世話人を務めて下さった川添美智子さん(音声解説)、小泉憲一さん(点字)、小林弘子さん(図書・情報)、三原佳子さん(録音)にお礼申し上げます。  (写真)今年度の世話人会の方々と職員が2列に並んでいる  今年度の世話人会の方々(敬称略):前列左から留任の池本滋子(対面)、植田美穂子(録音・書記)、笠松幸彦(ゆきひこ)(電子書籍・代表)、鴻上真理(こうがみ まり)(点字・会計)、奥幸子(録音)、後列左から新任の田中恵子(録音)、大安(おおやす)徹雄(点字)、尾崎一恵(音声解説)、担当職員の大岡亜希子(総務係)。留任の松谷(まつたに)富子(対面・会計監査)は欠席でした。  ◆「警報」発表時の館内活動の休止について  当館では、大阪市内に暴風警報か特別警報が出た場合、以下のように館内のサービスとボランティア活動を休止させていただきます(職員は可能な限り出勤し業務を行います)。  @午前7時現在、大阪市内に暴風警報か特別警報が出ている場合=午後1時まで休止  A午前10時現在、出ている場合=全日休止  B午前10時以降に出た場合=警報が出た時点で休止  Cその他、館長が危険と判断した場合は休館することがある。  ◆肥後橋駅2番ホームで再び転落事故  今年1月29日夕方、大阪メトロ肥後橋駅2番ホームで、録音ボランティアの野村昭子さんが転落して亡くなられた事故が起きたばかりですが、6月5日午後、ほぼ同じ箇所で、当館の全盲の利用者が転落して大けがをされる事故が起きました。なんば駅から乗車して肥後橋駅で下車し、電車の発車後、2番ホームの端の点字ブロックを白杖で辿りながら、北改札に向かったところ、左端に寄りすぎて、鉄柵のない箇所で転落されたようです。この箇所については、2月から大阪メトロに対し、鉄柵の南端から車両の先端まで6mの“隙間”に鉄柵を延長するよう要望してきましたが、2年後にホームドアが設置されるなどの理由で、改善されていません。当館では今回の事故を機に、改めて強く改修を求め、要望を続けていきますが、肥後橋駅を利用される皆様もくれぐれもご注意ください。  あゆみ【6月】 2日 利用者の来館サービスとボランティア活動、会議室利用の段階的な再開を開始 14日 チャリティーコンサート中止 18日 V(ボランティア)友の会世話人会第1回・新旧引継  予定【7月】 9日 サービス部(5階サービスフロア・別館図書情報係)休室(書庫・在庫整理日) 11日 オープンデー(館内見学日・再開) 23・24日 全館休館(祝日) 編集後期 6月開催の世話人会で久々にお会いすると、以前は無かった顎髭姿のKさん。コロナで自粛中にダンディな姿に変身されておられました。私はこの機会に運動量を増やそうと、長居公園でのランニングに励みましたが、見た目も体重も変化なく現状維持を保っています。学生時代の顧問の先生の教え「現状維持は退化に等しい」という言葉が、私の胸と二の腕に突き刺さる自粛期間の毎日でした。(亜) ONE BOOK ONE LIFE(ワンブックワンライフ) 2020年7月号  発行 社会福祉法人 日本ライトハウス情報文化センター(館長 竹下 亘)  住所 大阪市西区江戸堀1-13-2(〒550-0002)     TEL 06-6441-0015 FAX 06-6441-0095     E-mail info@iccb.jp  表紙絵 武部はつ子  発行日 2020年7月1日  定価 1部100円 年間購読料1,000円