日本ライトハウス情報文化センター   「ワンブックワンライフ」2019年4月号   <<表紙イラスト>>  武部はつ子画:たくさんのチューリップが咲き、蝶々が舞う中を、セーラー服でお下げ髪、学生鞄を手に提げた女生徒と、制帽・制服・半ズボンにランドセルを背負った男の子が駆けていく。女生徒は余裕たっぷりの表情で「新学期よっ、早く来なさい・・・!」。その後を、男の子は汗を飛ばして追いかけている。    <<目次>>   ●掲示板(1頁)   ●ボランティアの頁(2〜5頁)   ●感謝報告(6〜9頁、別ファイル)   ●報告の頁(10頁)  以下は本文です。   ●掲示板(1頁) ◆5月から専門点訳・音訳講習会4コースを開講  毎日新聞大阪社会事業団と当館では、2019年度第32回専門点訳・音訳講習会を5月から合計4コース開講します。皆さんの点訳・音訳技術を向上させるために、ぜひご受講ください。  専門点訳「点訳のてびき 第4版」コース  今年2月、17年ぶりに改訂発行された「点訳のてびき」改訂のポイントを学びます。日本点字委員会の渡辺昭一会長をお招きします。  日時 同内容の講習会(2日連続)を2回開催。(A)5月9日(木)・10日(金)各日10時〜15時。 (B)5月29日(水)・30日(木)各日10時〜15時。  詳しくは点字製作係(電話06-6441-1028)へ、要項を請求の上、お申込ください。  専門音訳「図表」「古典」「小説の読み方」  それぞれの開講日時は以下の通りです。詳しくは、録音製作係(電話06-6441-1017)に要項をご請求の上、お申込みください。  「図表」コース=5月15日〜6月26日の毎週水曜日(5月29日を除く)10時〜12時(初回と最終回のみ10時〜13時)、全6回。  「古典」コース=5月25日〜6月29日の毎週土曜日13時〜15時(初回と最終回のみ13時〜16時)、全6回。講習を担当する「古典チーム」を本誌5頁で紹介していますので、ぜひご覧ください。  「小説の読み方」コース=同内容の1日講習会を6月4日(火)と7日(金)の2回開催。時間は各日10時〜15時。  ◆川畠成道さんを迎えてチャリティコンサート  日本ライトハウスでは、盲導犬育成のための第37回チャリティコンサートを6月16日(日)13時30分から大阪市北区のザ・シンフォニーホールで開催します。澤和樹指揮、千里フィルハーモニア・大阪とヴァイオリニストの川畠成道さんの出演で、ベルリオーズの「幻想交響曲作品14」、サン=サーンスの「ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調作品61」他を演奏。入場料3,500円(当日指定券引換)。チケットは当館3階総務係で販売。来館できない方は、募金事業部(電話06-6968-1030)まで。視覚障害者招待のためのアミティチケット(1,000円)もご協力ください。  ◆4月28日(日)〜5月6日(月)は休館  祝日法の規定により9連休となります。大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。    <<ボランティアの頁>>(2〜4頁)   ●ボランティア交流会で、21人のボランティアに感謝状  桂 文太さんの落語、受賞者インタビュー、バザーと盛り沢山な1日  当法人からボランティアの皆様への感謝を表すとともに、ボランティアと職員間の交流を深める2018年度の「ボランティア友の会交流会」が3月6日、玉水記念館で開かれ、ボランティアと職員149人が集いました。感謝式典では、活動歴20年余・30年余の他、今年は50年余と60周年を迎えるボランティアの方々21人に橋本理事長より感謝状をお贈りしました。記念講演では、盲導犬と共に活躍中の落語家、桂 文太さんを迎え、鳴り物入りの本格的な上方落語と、盲導犬との出会いや共同訓練にまつわるトークで大いに盛り上がりました。その後、友の会総会、特製のお弁当を開いての昼食、バザーと続きましたが、昼食後の受賞者インタビューでは、「続けて来て良かった」「今日までやって来られたのは今は亡き先輩方のお陰」「夫と共に祝いたい」といった中身の濃い感話が心に響くひとときとなりました。(館長 竹下 亘)  写真:当日ご出席の受賞者(敬称略) 前列左から上田道子、谷澤耀子、山口孝代、板谷照美、前田綾子、橋本照夫理事長、橋口勇男専務理事、竹下亘館長。後列左から岡田允子、古財芳子、坂和員子、野上満智子、丸山順介、倉富重雄、橋本万里、浜本裕子、那須由美子、上ノ山禎子の皆さん。 ◆感謝状贈呈者のプロフィール  特別表彰 2人  前田綾子さん 当法人で録音図書の製作・貸出が始まった昭和34年から今日まで60年間活動を続けて来られ、今もスタジオで時代小説や児童書などを音訳中。当館の「読み方講座」をはじめ、各所で講師としても活躍しておられます。  板谷(いたや)照美さん 当館が放出にあった日本ライトハウス点字図書館の時代から半世紀以上、貸出や点字印刷をはじめ、時には対面リーディングのピンチヒッターまで、多岐に渡って館内作業をお手伝いいただき、今も毎週の貸出作業と月一度の新刊の準備をご協力くださっています。  活動歴30年以上  【音訳】4人  上田道子さん 長年にわたり専門音訳「英語チーム」でリーダーを務められ、デイジー雑誌『英語よもやま通信』の定期発行を支えてくださいました。現在は毎週来館してデイジー図書の校正作業をしていただいています。  谷澤耀子(たにざわ・ようこ)さん スタジオ録音の水曜日チームのメンバーとしてさまざまなジャンルの図書を音訳中。昨年のヘレン・ケラー没後50年記念事業の記念出版「岩橋武夫〜義務ゆえの道行」の音訳も担当してくださいました。  山口孝代さん 蔵書の音訳・校正・デイジー編集をしてくださっているかたわら、専門音訳「古典チーム」で活躍されています。校正の緻密さには定評があり、音訳者から厚い信頼を得ておられます。  松本公丹子(くにこ)さん 長年、スタジオ録音を続けてくださいました。ご病気で当館に通えなくなられたため、自宅録音に移られましたが、今もプライベート製作を続けてくださっています。  活動歴20年以上  【点訳】7人  岡田允子(のぶこ)さん 「実践する!仏教」、「仏道探究」など、仏教を中心に宗教にまつわる書籍を多く点訳・校正。ここ数年は、第2校正(最終校正)も引き受けてくださっています。  古財(こざい)芳子さん 社会科学、歴史、ビジネス書などを数多く点訳していただいたほか、算数・数学の教材など点図を含む書籍、「社会福祉士全国統一模擬試験2007年度」といったプライベート点訳も多数引き受けてくださっています。  坂和員子(さかわ・かずこ)さん 幅広い分野の図書を多数点訳してくださり、TOEICの問題集や中学・高校の英語教科書の点訳・校正も多数。教科書では、さまざまな写真や図が掲載されている図工や美術の点訳・校正にもご協力いただいています。  笹川(ささかわ)雅子さん 「家庭の医学」(全30巻)、「季節のことば辞典」(全20巻)など、大部な書籍を仲間との分担で、点訳・校正されたほか、教科書点訳では、小・中学校ほぼ全学年の国語教科書を10数年にわたり手がけてくださっています。  野上(のがみ)満智子さん 「名字でたどる日本の名家」や、「プラットフォームの経済学」、「社会福祉士国家試験対策」など、地名や人名などを慎重に調査しなければならない書籍の点訳を、高い集中力を持って取り組んでいただいています。  福田真弓さん 外国書籍を日本語訳された小説やエッセイを中心に、「天国までの百マイル」、「4001の願い」などを点訳。敬遠されがちな特殊音が多く登場する書籍も積極的に手がけてくださっています。  丸山順介さん 「どうするプルトニウム」、「特別支援教育基本用語100」など、多分野に渡る書籍を点訳してくださっています。英語点訳もお得意で、現在は新しい英語規則を習得して、取り組んでおられます。第2校正の書籍も多数。  【音訳】6人  壁谷岑子(かべたに・みねこ)さん 専門音訳「東洋医学チーム」に所属。デイジー雑誌『鍼灸OSAKA』の共同製作や、鍼灸関係資料を中心とする蔵書の音訳・校正に携わってくださっています。  *続く5人の皆さんは、家庭録音チーム「二十四の瞳」立ち上げ時のメンバーです。  倉富重雄さん 篤実温厚な人柄から「二十四の瞳」はもちろん、録音製作係でも信頼の厚い、貴重な男性ボランティアです。主に大阪関係の資料・小説などを音訳してくださっています。長年、世話人会でもご活躍いただきました。  那須由美子さん 自宅録音からスタジオ録音に移られて、蔵書製作をされているかたわら、音声解説グループ「ボイスぷらす」のメンバーとしてシネマ・デイジーの製作や、演劇のライブでの音声解説などでも活躍されています。  橋本万里(まり)さん スタジオで蔵書製作をされるかたわら、専門音訳「理数チーム」でデイジー雑誌『サイエンスかわら版』の製作でも活躍中。また『日経パソコン』の共同音訳にも加わってくださっています。  浜本裕子(ひろこ)さん スタジオでの蔵書製作のほか、専門音訳「理数チーム」と「東洋医学チーム」に所属し、複数のデイジー雑誌の製作に関わってくださっています。また家庭録音チームのお世話役や、音訳講習会の講師の一人として、後進の育成にもお力添えいただいています。  山本香(かおり)さん 専門音訳「英語チーム」に所属し、デイジー雑誌『英語よもやま通信』の共同製作をされています。また、英語の力を活かして、2000年の第1期からダスキン研修生などの通訳にもご協力いただいています。  【対面リーディング】1人  上ノ山禎子(うえのやま・ていこ)さん 急な依頼が入った時はもちろん、どんな内容でも「自分の読めるなりに読んでみるから大丈夫よ!」といつも明るく引き受けてくださいます。前向きな姿勢にいつも励まされ、利用者にも喜んでいただいています。  【図書・情報係】1人  逸見(へんみ)恵子さん 図書の貸出・返却作業に加え、丁寧かつスピードも必要な新刊図書の登録作業も支えていただいています。また、地元で活動されている点訳グループ「茨木市バラの会」のメンバーにも呼びかけてくださり、そこからボランティアに来てくださる方も数多くおられます。  ◆2018年度「ボランティア友の会」総会での報告・承認事項 ボランティア交流会当日は、午前の締め括りにボランティア友の会総会を開催し、世話人会の皆さんの進行で、以下の事項が報告・承認されました。この度は10人の世話人の内、6人が交替されました。新旧世話人のお名前は以下に記載していますが、これまで世話人を務めてくださった皆様に感謝するとともに、留任と新任の皆様へのご協力をよろしくお願いいたします。  〔1〕2018年度活動報告  行事  1.ボランティア交流会・総会  3月8日(火)  交流会参加者:160人  楊雪元さん(テノール歌手) 演奏・歌他  2.ガイド体験会 「見えない・見えにくい人へのサポートの基本の“き”」  5月29日(水) 参加者:20人 視覚障害の基本講座、ワークショップ  (ガイドやコミュニケーションの方法など)  3.施設見学交流会   10月29日(月) 参加者:33人  神戸アイセンター・ビジョンパーク  ホテルパークシティ神戸にて交流会  世話人会報告  3月31日(土)第1回世話人会  ・新旧世話人引き継ぎ  ・2018年度世話人の役割分担決定  ・ボランティア交流会・総会の反省  5月10日(木)第2回世話人会  ・ガイド体験会について  ・施設見学会の検討  7月5日(木)第3回世話人会  ・ガイド体験会の反省  ・施設見学会について検討  9月6日(木)第4回世話人会  ・施設見学会の検討  11月1日(木)第5回世話人会  ・施設見学会の報告  ・ボランティア友の会交流会内容検討  2019年1月10日(木)第6回世話人会  ・ボランティア友の会交流会・総会について  ・次期世話人について  3月5日(火)第7回世話人会  ・交流会・総会の事前準備・打ち合わせ  ・バザー用品値付け   〔2〕2018年度会計報告  収入 前期繰越金 413,972  交流会会費 121,000  寄付金 30,200  バザー売上 65,700  施設見学会会費 49,500  郵便貯金利息 4  収入合計 680,376  支出 交流会経費 189,300  (講師謝礼) 20,000  体験会経費 10,042  施設見学会経費 49,500  助成金(友の会文庫) 10,000  世話人会経費 16,200  次期繰越金 385,334  支出合計 680,376  〔3〕2019年度世話人(敬称略、50音順)  留任 川添美智子(音声解説、代表)  小泉憲一(点訳、書記)  小林弘子(図書・情報、会計監査) 三原佳子(録音、会計)  新任  池本滋子(対面)  植田美穂子(録音) 奥 幸子(録音)  鴻上真理(点字)  笠松幸彦(電子書籍)  松谷富子(対面)  退任  小倉玲子(録音)  大村登子(対面) 高階秀男(電子書籍)  橋本万里(録音)  増尾明子(対面)  雪岡加奈子(点訳)   〔4〕2019年度活動予定 ・ガイド体験会  ・施設見学会等 ・友の会交流会・総会    <<ボランティアの頁>>(2〜4頁)   ●聴いて分かりやすい読みを目指して 専門音訳「古典チーム」の担当で6回目の専門講習会を開催  日本語の書籍の音訳に取り組む上で、最大の難所の一つが「古典」と言えるでしょう。一口に古典と言っても、古代から近世まで時代の変遷や文書の種類によって読み方は異なり、文語文だけでなく漢文も含まれます。そうした難関を乗り越えようと、18年前から勉強会を始め、音訳活動を続けているのが当館の専門音訳・古典チームです。この5月には6回目の専門講習会を担当されるメンバーの皆さんに、これまでの歩みと目指しておられることを伺いました。(館長 竹下 亘)  ◆古典チームと専門講習会の歩み  「古典チーム」の始まりは2001年10月。ボランティアの久保洋子さんと清水職員が、古典を音訳する人が減っていることを案じて専門チームの立ち上げを提案されたことをきっかけとして、工藤和子さんを代表に10人で結成。明治時代の作品を題材に勉強会を始めました。  その後、2004年からは毎日新聞大阪社会事業団の専門講習会として「古典コース」を開くことになり、以下のように回を重ねてきました。  @第16回専門音訳講習会・近代文学コース=2004年2〜3月(全5回)。講師は古典チームのメンバー。樋口一葉、国木田独歩、徳冨蘆花など明治期の文学作品を読む。修了19人。  A第20回・古典コース=2008年2〜3月(全5回)。講師は佐久間かず子さん。「枕草子」「今昔物語」「方丈記」の他、漢文の基礎。修了28人。  B第23回・古典コース=2010年9〜10月(全6回)。講師は佐久間さん。「徒然草」「枕草子」などの読み方の基礎を講習。修了28人。  C第25回・古典コース=2012年6〜9月(全5回)。講師は佐久間さん、梨智子さん、水野順子さん、山中真理子さん。漢文や古文書の読み方を講習。修了11人。  D第29回・古典コース=2016年5〜6月(全6回)。講師は古典チーム。漢文、古文、古文書の読み方を講習。修了20人。  ◆勉強会の様子とこれまでの実績  古典チームのメンバーは現在22人で、毎月1回勉強会を開催しています。昨年は「太平記」を取り上げ、この3〜4月は近松門左衛門を勉強中。チームの代表は工藤さん、佐久間さんの後、山中さんと水野さんが長年務められ、5月からは吉田典子さんと杼村(とちむら)明子さんが担当されます。  毎月の勉強会は、和気あいあいとした、何でも聞ける雰囲気の中で進められます。課題は例えば、古典につきまとう大量の注をどこに、どのように入れるか。意見が分かれて、まとまらなくても、どういうふうに読むか、他の人の意見を聞くことが大切で、そうすると、自分が本を音訳している中で、「あっ、こんな読み方もあったな」と思い出して助けになるそうです。 そして、利用者に伝わる読み方を考え、いかに正確に読むかを、勉強会の目的としています。  こうした知識を元に共同製作された古典文学では、チーム結成後にメンバー9人で森鴎外の短編集(ちくま日本文学全集25、15時間49分)に取り組んだのを皮切りに、2010年に「上方芸能事典」(31時間21分)、2015年から2017年に「蕪村句集講義」(全3巻、計49時間23分)、2016年から2017年には「能苑逍遙」(46時間4分)を製作。その他、「増鏡」や「とりかへばや物語」「梁塵秘抄」などを製作してきました。そして、古典作品そのものでなくても、学術文献録音図書の音訳や第2校正など、古典チームの知識と技術が当館の録音図書の高い質を支えています。  ◆今年度の「古典」講習会にぜひご参加を  今年度の専門音訳講習会・古典コースは、表紙に掲載したように5月25日から6月29日の毎週土曜日の午後、全6回開講されます。内容は、古典チームのメンバーが分担し、「更級日記」「風姿花伝」「紫文要領」「漢文の基礎」「古文書の読み方」「曽根崎心中」を勉強。「古典に興味がある方はぜひ受講してください。古典文学の研究会ではなく、いかに正確に読むかを考え、利用者が聴いて分かる読み方を勉強しましょう」と広く受講を呼びかけています。   ●報告の頁(10頁)  ◆音訳ボランティア養成講習会を14人修了 2018年度の音訳ボランティア養成講習会(3)が3月13日に終了し、14人の皆さんが修了されました。2年間に亘り、3課程の厳しい講習を乗り越えられたご努力に敬意を表し、これからのご活躍を期待いたします。修了者は次の方々(50音順、敬称略)。有川美津子、足立ルリ子、飯島令子、大里いずみ、片畑令子、佐古智子、澤田由紀、嶋津美香、地上博子、中嶋雅美、廣野美代子、松澤綾子、和田ゆう子、吉本信子。  ◆点訳・音訳体験オープンデーに139人!  3月8日と9日、点訳・音訳体験オープンデーを開催したところ、大阪府内をはじめ関西一円から合計139人もの方々が参加されました。「点訳」「音訳」という言葉を初めて聞くという方も多く、広報の必要性と効果を改めて感じる機会となりました。  ◆2018-2019年度の人事異動  採用 サービス部=宮川尚美(機器・用具係、2/1〜)、竹内太星(たいせい、機器・用具係、3/1〜)、長尾郁子(図書・情報係、4/1〜)、総務部=大岡亜希子(総務係、4/1〜)、  退職 サービス部=山口浩(機器・用具係)  ◆当館職員の杉原佳子さんがご逝去 サービス部図書・情報係職員の杉原佳子(よしこ)さんが3月14日午後、脳内出血のため急逝されました。前日まで普通に勤務されていましたが、当日の朝、突然倒れ、意識が戻らぬまま半日余りで亡くなられるという突然の、しかも40代という早すぎる旅立ちで、私達も大きな衝撃を受けています。杉原さんは2015年2月から当館に勤務され、点字・録音図書の原本購入や書誌登録、『読書』の編集、図書貸出などを熱意をもって担当されました。杉原さんの優しい笑顔と声を想い出しつつ、心からご冥福をお祈りしたいと思います。  あゆみ 【3月】 5日 ブータン・ヨンテンさん研修(〜23日) 5日 ボランティア世話人会(バザー準備) 6日 ボランティア交流会(玉水記念館、全館休館)、職員会議 8日、9日 点訳・音訳体験オープンデー 13日 音訳V養成講習会(3)修了式 14日 対面リーディング基礎講習会 22日 日本ライトハウス理事会(本部) 23日 第4回ひろがれ!点字(講演とワークショップ) 28日 ボランティア世話人会(新旧引継) 30日 5階サービスフロア臨時休室(棚卸し)  予定 【4月】 12日 見学:日本ライトハウス新任職員研修 13日 オープンデー(館内見学日、要予約) 16日・17日 音訳V養成講習会(1)(2)開講 17日 見学:エジプト図書館職員 18日 バリアフリー展(〜20日インテックス大阪)  編集後記 杉原佳子さんの突然の逝去は本当に驚きでした。今も一緒に作業した業務をする度に、生前の彼女が想起され、胸が痛みます。実は2月末にも高校の友人が交通事故で急逝しました。一番の親友でしたが、少しの行き違いから40年余、ほとんど交流がありませんでした。再会の日を望みつつ、誰に対しても日常的な出会いや交わりを「一期一会」として大切にしなければならない、と痛感しています。(竹) ONE BOOK ONE LIFE(ワンブックワンライフ) 2019年4月号  発行 社会福祉法人日本ライトハウス情報文化センター(館長 竹下 亘)  住所 大阪市西区江戸堀1-13-2(〒550-0002)     TEL 06-6441-0015 FAX 06-6441-0095     E-mail info@iccb.jp 表紙絵 武部はつ子 発行日 2019年4月1日 定価 1部100円 年間購読料1,000円