日本ライトハウス情報文化センター   「ワンブックワンライフ」2018年5月号   <<表紙イラスト>>  武部はつ子画:風にたなびく親子の鯉のぼり。窓から鯉のぼりのほうを指さすパパと手を振り「♪〜」と喜ぶ男の子と犬。親の鯉は冷や汗をかきながら「高所恐怖症にはつらいわい…」子どもの鯉は眼をぎゅっと閉じて「うん…父さん」。   <<目次>>   ●掲示板(1頁)   ●センターの頁(2〜4頁)   ●感謝報告(4〜7頁、別ファイル)   ●報告の頁(8頁)  以下は本文です。   ●掲示板(1頁) ◆専門音訳「英語」「東洋医学」コースを受付中  当館と毎日新聞大阪社会事業団共催の第31回専門音訳講習会「英語コース」と「東洋医学コース」の受講を受付中です。奮ってお申込下さい。  ◆専門音訳講習会「英語コース」 内容 日本語に含まれる外国語や英語資料・会話文の“読み”を学びます 日時 5月11日〜6月29日(5月25日を除く)・    毎週金曜日13時30分〜15時30分。全7回。 講師 当館音訳・英語チーム 締切 5月7日(月)  ◆専門音訳講習会「東洋医学コース」 内容 東洋医学とは、特殊な用語の読み方、中国古典のタイトル、五臓色体表ほか 日時 6月15日〜7月27日・毎週金曜日13時30分〜15時30分。全7回。 講師 片山一夫氏、当館音訳・東洋医学チーム 締切 5月21日(月)・先着順  ★共通事項 資格 音訳活動中で活動歴概ね3年以上の方 定員 15人  受講料 1,000円  申込は録音製作係(電話06-6441-1017)へ要項を請求の上、お申込みください。 ◆ガイド体験会〜サポートの基本の「き」にご参加を  ボランティア友の会主催の「ガイド体験会」を今年も開催します。今回は「見えない・見えにくい人へのサポートの基本の『き』」と題して、「見えない・見えにくいってどんなこと?」から始まり、ガイドやコミュニケーションの方法など、いざという時に役立つ情報や実技を楽しく身につけていただきます。当館でボランティアをされている方は、ぜひ一度はご参加ください。 ★参加者には昼食をご用意します! 日時 5月29日(火)12時30分〜15時30分 場所 当館4階会議室、当館周辺(実習) 申込 3階総務係(電話06-6441-0015) 申込締切 5月23日(水) ※先着20人で締切 ◆チャリティコンサートチケット販売開始  今年度の日本ライトハウス盲導犬チャリティコンサート(6月17日日曜日、ザ・シンフォニーホール)のチケットを3階総務係で発売します。 ◆5月の休館日は暦通り 5月3日(木)、4日(金)、5日(土)は祝日のため全館休館します。 ◆「掲示板」は2頁へ続きます。ぜひご覧下さい。   <<センターの頁>> ●拡大掲示板(2〜3頁) ◆木塚(きづか)泰弘(やすひろ)前理事長の追悼式を開催  当法人では今年2月、心不全のため82歳で逝去された木塚泰弘前理事長の追悼式を5月12日(土)13時〜15時、玉水記念館で開催します。当法人の関係者だけでなく、木塚氏と生前親交のあった皆様にご参加いただき、共に思い出を語り、お人柄を偲び、その貴重な遺産を分かち合いたいと思います。当日はどなたでもご自由に、お申込なしでご参加ください。ご香典・ご供花は固く辞退します。また平服でご参加ください。お問い合わせは当館総務係の竹下までどうぞ。 ◆盲導犬チャリティTシャツの新柄を発売  盲導犬のワンポイント(茶と紺)と胸に子犬のシルエットとロゴ(水色と黄)の2種類が入荷。サイズはS・M・L。2,000円。当館3階へどうぞ。 ◆当館のホームページに「カレンダー」を新設 講習会や振替休暇に伴う各係の休室もお知らせ  この度、情報文化センターのホームページをリニューアル。主な行事や休館情報などをお知らせできるように、「カレンダー」の機能を加えました。毎年恒例のチャリティコンサートや日本ライトハウス展などの主な行事をはじめ、毎月のオープンデー、夏期・年末年始の休館の日程などをお知らせしていきます。  ホームページのアドレスは、  http://www.lighthouse.or.jp/iccb/   日ラ情文 で検索しても、出てきます。  「カレンダー」はトップページ画面の右横・下の方に表示されています。  これからもボランティア活動やイベント情報などを随時更新していきますので、ぜひチェックしてみてください。   ●新人職員のご紹介〜個性豊かな8人が勢揃い  前号でご紹介した通り、今年度、当館に8人の新人職員が加わりました。個性豊かな顔ぶれで、今後が楽しみです。自己紹介に代えて、@今後の抱負、A趣味、B「私の好きな○○は○○です」か「行ってみたい場所」を書いてもらいました。これからどうぞよろしくお願いいたします。  大川靖子(製作部点字製作係)=@今まで点訳したことのない、楽譜・数学・英語などにも取り組んでみたい。A点字・読書(絵本も!)・書くこと・カメラ・鉄道グッズ集めなどなど。B好きなことは、お布団を干したりシーツを洗ったりすること!ふかふかのお布団で寝るのが好きだから。でも残念ながら、私は「えんどう豆の上のおひめさま」ではありません。    太田和美(メディア製作センター電子書籍ユニット)=@音訳ボランティアをしたかったので、ライトハウスで働くことができて、嬉しいです。A読書・太極拳・お寺巡り(仏像が大好きです) B好きな食べ物は、オムライスとシュークリームです。    岡田直美(メディア製作センターデイジーユニット)=@皆さんのお役に立てるような録音図書を作成出来れば嬉しいです。Aランチめぐり、ゲーム Bモルディブ。最近行けてないのですが、南の島の綺麗な海でダイビングやシュノーケリングをして熱帯魚やサンゴを見るのが好きです。またいつかモルディブへ行ってジンベイと一緒に泳ぎたいです。  久住拓子(ひさずみひろこ)(メディア製作センターデイジーユニット)=@書店業界で約20年働いてきました。今までとは違った方法で本を提供できることに胸を躍らせています! Aスキー(長さ99cmのスキーボード) B山から山へと渡るツアースキーに憧れています。志賀高原に行きたいのですが、そのためには今より長さのある板を操作できないといけないので、来季から120cm〜140cm位のスキーに挑戦したいと思っています。    馬場玲衣(製作部音声解説係)=@今まで映画を楽しむことを諦めていた方にも音声解説を利用して映画を楽しんでいただけるように働きかけていきたいです。A歌謡曲鑑賞 B好きなスポーツは、フットサルです。コートが狭いので、プレーの展開が早く、瞬発的な動きが求められます。なので、私のようにボールを扱う能力が低い選手でも動き方次第でチームに貢献できるところが魅力です。  伊藤信乃(しの)(サービス部図書・情報係)=@福祉系の専門学校に勤務していたことから、何らかの理由で本を読むことを諦める方々に、本とのつながりを提供することに興味をもつようになり、お手伝いができればと思い、こちらに来させていただきました。 A絵本探し Bフィンランド。ムーミン谷に行ってみたいのと、運がよければオーロラを見てみたいです。    伊藤淳子(じゅんこ)(サービス部図書・情報係)=@公共図書館で働いていました。本を届ける仕事ができるのはとてもうれしいです。 ANHKラジオ英語講座 B好きな古典芸能は狂言です。朗々と響く声、意味がわからなくても笑えてしまうセリフ回し。茂山逸平さんが特に好き。  山口 浩(サービス部機器・用具係)=@私の持っている能力で色々な方の役に立ちたいと思っております。一日も早く皆様のお力になりたいと思っております。 A興味のある事の勉強、興味のある物を買う事、食べ歩き、好きな場所をぶらぶらする事、家事全般、国内旅行B好きな国は台湾。高雄や台北に行きたいです。    <<センターの頁>>(3〜4頁)   ●「チャレンジド・ヨガ」〜関西圏でもスタート!  年明け1月8日に神戸アイセンターで開講された「チャレンジド・ヨガ〜視覚障害者のためのヨガ(第2回椅子クラス)」に奥野職員と参加してきました。チャレンジド・ヨガは、2013年8月、埼玉県所沢市から始まり、関東・北海道・東北地区と拡がり、2017年12月には神戸の2カ所で定期クラスがスタート。現在、全国12カ所で定期クラスが開かれています。(総務係 松井友美恵)  チャレンジド・ヨガには4つの特徴があります。  1.「ゆっくり、安全に、そして楽しく」をモットーに、動作を段階的に練習しながらポーズを理解していきます。 (複数のサポーターが動作をフォローします)  2.声が聞こえやすいように音楽は使いません。  3.見やすいように色のコントラストのはっきりしたヨガマットとウエアを使用します。  4.障がい者向けのポーズではなく、一般的な世界共通のポーズを習います。  当日は、兵庫・大阪・奈良・滋賀から33人(当事者25人、ガイド8人)が、神戸アイセンターのビジョンパークに集まりました。数十席の椅子が並べてあり、各自席に着いたら、座席下の床に名前シールを貼ります。受付とフロア奥に2種類のアロマが焚かれ、ヨガBGMとしてよく使われるヒーリング系音楽が流れています。音楽が止められて、いよいよクラス開始。インストラクターから最初に説明があります。「私の声が聞こえやすいように体の方向を変えてもらっても構いません。今日着ているウェアは、上は黄色、下は薄紫です。言葉で分かりづらいポーズの時は、鈴がついたオレンジ色のリボンたすきをかけているサポーターさんが傍に行って、お名前を呼んでから説明します。」  座位の基本姿勢・呼吸方法からポーズの取り方まで難しい言葉は使わず、ポーズを分解し、順に動作が指示され、姿勢を調整する説明もあり、皆さんいつの間にか完成ポーズへ導かれていきます。この日習ったポーズは、前屈、ロールアップ、胸を開く、三角、賢者のねじり、舟、英雄の2番、そして最後のポーズへと移ります。  「では手を太ももに置いて椅子からゆっくり立ち上がりましょう。サポーターさんとガイドさんが椅子を移動します。」椅子がよけられている間、皆さん、口々に「汗かきましたね。」  「では皆さん、最後は立木のポーズをしましょう。さっ、手を繋ぎましょう。右膝を曲げて前にそしてゆっくり外側に、右足先を左足のくるぶしに引っ掛けます。バランスです。フラフラしたらお互いの手をぎゅっと握り、支え合いましょう。落ち着いたら、その手を握りながら上にバンザイ。そこで10秒数えます。1、2、3…10!ハイ、OKです!足を下ろして手を放してください。」放された手は自然に大きな拍手へ、達成感の笑顔でクラスは終了しました。  奥野職員の感想 「インストラクターの的確な説明に従い、しっかり体を伸ばすことができました。椅子に座ってできるヨガを初めて体験し、普段意識しないところを伸ばしたり動かしたりすることで、体と対話することができたように思います。」  初めての方、立っていることや体を動かすことが不安な方も、背もたれのある椅子に座って体を預けられるので安心して参加できます。受講対象は当事者とガイドです。自分の身体の可動域を少しずつ広げ、日常動作をスムーズに楽にする一助にヨガは有効だと思います。 詳細は、チャレンジド・ヨガ 公式ホームページ(http://challengedyoga.com/)で。    ●報告の頁(8頁) ◆音訳ボランティア講習会(3)で15人修了 3月に終了した音訳ボランティア養成講習会(3)で15人の方々が修了され、4月から音訳・録音活動を始められました。足かけ2年から3年にわたる研修を乗り越えられての修了で、嬉しい限りです。なお今回の音訳講習会(3)から修了証書をお渡しすることになりました。昨年以前に講習を修了された方も、希望者には修了証を差し上げますので、遠慮なくお申し出ください。  修了者15人は以下の通り(敬称略、50音順)。岩田真智子、岡ア節子、川端砂代子、川辺洋子、北山真知子、佐藤保子、鹿津直美、立上敦子、寺田典子、畑豊弥、兵頭賢一、平田惠美子、平田みどり、弘津千加子、横山栄子 ◆ダスキン研修生の大阪研修が無事修了 ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー第19期生、フィジーのクリッシュさんとネパールのラクシミさんの当館での研修が3月末に修了。前号に掲載したボランティアのご協力の下、3週間に亘りアクセシビリティ全般を学び、スポーツも楽しみました。二人は6月中旬まで各地で研修を行います。  あゆみ 【5月】 14日 オープンデー(館内見学日、2人) 17日 音訳V養成講習会(1)(2)火曜日開講 18日 音訳V養成講習会(1)(2)水曜日開講 19日 バリアフリー展(〜21日インテックス大阪) 28日 わろう座 落語会  予定 【5月】 9日 音訳V養成講習会(3)開講 10日 ボランティア友の会世話人会 点訳 V養成講習会(前期)開講 11日 専門音訳「英語コース」開講 12日 木塚前理事長追悼式(玉水記念館)    視覚障害者ICTサポート講習会開講 19日 オープンデー(館内見学日、要予約) 29日 ガイド体験会(友の会世話人会主催) 31日 わろう座映画体験会 編集後記 少し前のマイブームは、わかめごはんでした。ごはんを炊くときに乾燥わかめを入れてただ炊くだけの簡単なものですが、わかめが大好きな私はひとりで盛り上がっていました。最近のマイブームは、大根おろし納豆です。大根おろしを混ぜると糸ひきが緩和されます。納豆に何を混ぜるか・・・、小学校高学年の時、しばらく暮らした茨城県水戸では切り干し大根納豆が一般的だそうです。最近は健康志向で納豆が夕方のスーパーの棚からなくなっていることがあります。関西でも納豆がなじんできています。(一) ONE BOOK ONE LIFE(ワンブックワンライフ) 2018年5月号  発行 社会福祉法人日本ライトハウス情報文化センター(館長 竹下 亘)  住所 大阪市西区江戸堀1-13-2(〒550-0002)     TEL 06-6441-0015     FAX 06-6441-0095     E-mail info@iccb.jp  表紙絵 武部はつ子  発行日 2018年5月1日  定価 1部100円 年間購読料1,000円