テキストデータ版 『セイコー 音声式腕時計 SBJS001 取扱説明書』 ● 以下の、1.から9.までの項目について説明しています。 1. 製品の特長 2. ボタンとモードの切り替え 3. 時刻の合わせ(聴きかた) 4. クロノグラフの使いかた 5. アラームの使いかた 6. システムリセットについて 7. こんな時には 8. 使用上のご注意 ・[注意]   ・保管について   ・電池寿命切れ予告機能   ・電池について   ・液晶パネルについて 9. お手入れの方法とアフターサービスについて   ・バンドの中留について   ・アフターサービスについて   ・分解掃除による点検調整(オーバーホールについて)   ・補修用性能部品について 1. 製品の特長 ※ この時計は、本体内部のスピーカー部に特殊な製法により作られた高分子フィルムをセットしてあり、水滴・雨程度は、通さないように配慮してありますが、完全な防水仕様ではありませんので濡れた場合には、やわらかい布等でのすみやかな拭き取りをおすすめいたします。 この製品は、音声により時刻を報知する時計です。音声は日本語のみです。 スピーキングボタンを押すと、音声で現在時刻、アラーム時刻、クロノグラフの経過時間をお知らせします。 時刻を修正する際も、音声で案内する機能が付いています。 (1) 時刻機能 ・音声で時、分をお知らせします。デジタル表示部は、時、分、秒を表示します。 ・時報(1時間毎)の「あり」、「なし」の切り替えができ音声でお知らせします。 (2) クロノグラフ機能 ・1/100秒単位(20分経過後1秒単位)で計測および表示します。音声では経過時間、計測時間をお知らせします。 ・スタート後10分毎に経過時間を音声でお知らせするオートシグナル機能付です。 (3) アラーム機能 ・設定した時刻(時、分)で毎日報知するデイリーアラーム機能付です。 ・アラーム音は、20秒間鳴ります。 ・アラーム(セット/ 解除)の切り替えができ音声でお知らせします。 2. ボタンとモードの切り替え (追記:時計の形状) 縦50o、横41.3o、厚さ 約14.9o。本体上面(色はシルバー)に上からスピーカー、5o×2cmの液晶画面、スピーキングボタン(6時の位置)があります。バンドはステンレスです。 時計の側面にはボタンが3か所、クロックポジションに置き換えると、2時、8時、10時の位置にあります。 (追記おわり) ● 8時位置のボタンを押すごとに、時刻モード、クロノグラフモードCHR、アラームモードの順序で切り替わります。 ※ モードを切り替えるごとに音声で「時計です」→「クロノグラフです」→「アラームです」と報知します。 3. 時刻の合わせ(聴きかた) (1)ボタンの名称とはたらき(図は省略します) 8時位置のボタンを押すと音声で「時計です」と報知して「時刻モード」になります。 (2) 時刻の合わせかた @ 10時位置のボタンを2〜3秒間押し続けると音声で、「秒合わせ」と報知し、「秒」が点滅して「時刻合わせ」状態になります。 A 2時位置のボタンを1回押すごとに音声報知で「秒合わせ」→「分合わせ」→「時合わせ」の順序で合わせたいところ(点滅部)を選ぶことができます。 〔以下、秒合わせ、分合わせ、時合わせについての説明です。〕 ● 秒合わせ ・2時位置のボタンを押して「秒合わせ」と音声報知の状態にし(「秒」点滅状態)、時報と同時に6時位置のボタンを押すと、音声で「0秒」と報知し「00秒」に合います。 ※ 秒表示が30〜59秒のとき、4時位置のボタンを押すと1分繰り上がって「00」に合います。 ※ 時刻合わせは電話の時報サービス(TEL.117)が便利です。 ● 分合わせ ・2時位置のボタンを押して「分合わせ」と音声報知の状態(「分」点滅状態)にします。 ・6時位置のボタンを1回押すごとに音声で「分時刻」を報知しますので合わせたい時刻に「分」を合わせてください。 ※ 6時位置のボタンを押し続けると10分単位で早送りできます。 ● 時合わせ ・2時位置のボタンを押して「時合わせ」と音声報知の状態(「時」点滅状態)にします。 ・6時位置のボタンを1回押すごとに音声で「時刻」を報知しますので合わせたい時刻に「時」を合わせてください。 「時刻合わせ」が終わりましたら、10時位置のボタンを1回押して「時刻モード」に戻してください。 設定した時刻を音声で「午前/ 午後何時何分です」と報知します。 10時位置のボタンを押し忘れた場合でも2〜3分後には「時刻モード」へ自動的に戻ります。 ※時刻修正の途中で「全点灯表示」になることがありますが、故障ではありません。2時位置のボタンと6時位置のボタンが同時に押された状態です。その場合は4つのボタンのうちいずれか1つのボタンを押すと「時刻モード」に戻ります。次に、あらためて、最初から合わせ直してください。 (3) 時刻の聴きかた ・「時刻モード」で、6時位置のボタンを押すと現在時刻を音声で「午前/ 午後何時何分です」と報知します。 (4) アラーム音の試し聴き(サウンドデモンストレーション)と報時のセットと解除 ・「時刻モード」で2時位置のボタンを押すごとに、報時のセットと解除ができます。2時位置のボタンを押すごとに、音声で「時報はあり」(報時マーク点灯) 「時報はなし」(報時マーク消灯)と報知します。 ・「時報はあり」(報時マーク点灯)にした状態では、毎正時に音声で「午前/ 午後何時です」と報知します。 ・「時報はなし」(報時マーク消灯)にした状態では、毎正時の音声報知はありません。 ・2時と6時位置のボタンを同時に押し続けると「アラーム音の試し聴き」ができます。 4. クロノグラフの使いかた ・1/100秒単位(20分経過後1秒単位)で計測します。 ・最大計測時間は9時間59分59秒です。 ・計測時間が10時間を超えた場合は、自動的にリセット状態になります。 ・音声は、1秒単位まで報知します。 (1)ボタンの名称とはたらき(図は省略します) ● 8時位置のボタンを押して「クロノグラフモード」にしてください。 8時位置のボタンを押すと音声で「クロノグラフです」と報知して「クロノグラフモード」になります。 ・スタート 2時位置のボタンを1回押すと「ピッ」と鳴りスタートします。 ・ストップ 2時位置のボタンを1回押すと「ピッピッ」と鳴り音声で「何秒です」と計測時間を報知します。 ・リセット 10時位置のボタンを1回押すと「ピッピッ」と鳴り音声で「0時間0分0秒です」と報知します。 (2) 普通の使いかた ●例:100メートル競争(ボタンを押す順序:2時位置→2時位置→10時位置) (3) 時間計測を積算でおこなう場合 ●例:バスケットボール競技 ・競技開始 2時位置のボタンを1回押すと「ピッ」と鳴りスタートします。 ・競技中断(例:1分50秒45) 2時位置のボタンを1回押すと「ピッピッ」と鳴り音声で「1分50秒です」と計測時間を報知します。 ・競技再開 2時位置のボタンを1回押すと「ピッ」と鳴りスタートします。 ・競技終了(例:20分00秒00)2時位置のボタンを1回押すと「ピッピッ」と鳴り音声で「20分00秒です」と計測時間を報知します。  ・リセット 10時位置のボタンを1回押すと「ピッピッ」と鳴り音声で「0時間0分0秒」とリセットしたことを報知します。 ※ 途中のストップ/ 再スタートは、何回でもくり返すことができます。 ※ ストップウオッチのスタート後、6時位置のボタンを押すと経過時間を音声で報知します。 (4) オートシグナル機能 ・報時マーク点灯時は、スタート後10分毎に経過時間を音声で報知します。 ・報時マーク消灯時は、音声での報知はありません。 ※ 報時マークは「時刻モード」の状態時にセットと解除ができます。 5. アラームの使いかた ・アラーム音で知らせるデイリーアラーム付きです。  デイリーアラームとは、毎日、1日1回設定時刻にアラームが鳴る機能です。 ・アラームのセット/ 解除切り替えができます。 (1) ボタンの名称とはたらきの図(省略) (2) アラーム時刻の合わせかた ● 8時位置のボタンを押すと音声で「アラームです」と報知して「アラームモード」になります。 @ 10時位置のボタンを2〜3秒間押し続けると音声で、「時合わせ」と報知し、「時」が点滅して「アラーム時刻合わせ」状態になります。 A 2時位置のボタンを1回押すごとに音声報知で「分合わせ」「時合わせ」と交互にお知らせし点滅表示します。 修正する箇所を選択してください。 B 合わせたいところを報知(点滅)させたら、6時位置のボタンを1回押すごとに音声で「分時刻」または、「時刻」を報知(「分」または「時」点滅)しますので合わせたい時刻に合わせてください。 ※ 「分合わせ」の時、6時位置のボタンを押し続けると、10分単位で早送りできます。 C 「アラーム時刻合わせ」が終わりましたら10時位置のボタンを1回押して「アラームモード」にもどしてください。 設定した時刻を音声で報知します。(「午前6時30分」に設定した場合は、「アラームは午前6時30分です」と報知します。) 10時位置のボタンを押し忘れた場合でも2〜3分後には「アラームモード」へ自動的にもどります。 ※ アラーム設定時刻を確認する場合は、8時位置のボタンを押して音声報知「アラームです」に合わせてください。 次に6時位置のボタンを押すと音声でアラーム設定時刻を報知します。(「午前6時30分」に設定した場合は、「アラームは午前6時30分です」と報知します。) (3) アラームを鳴らしたいとき、鳴らしたくない場合 ※ 「アラームモード」で2時位置のボタンを押すごとに音声で「アラームはあり」「アラームはなし」と報知してアラーム音のセットと解除ができます。 ・アラームセット状態の時の表示画面には、「アラーム設定時刻」の横に、アラームマークが点灯し、「on」の文字が表示点灯されています。 ・アラーム解除状態の時の表示画面には、「アラーム設定時刻」の横に、アラームマークは点灯がなく、「--」が表示点灯されています。 (4) 鳴っているアラームを止めるには ※ アラームはセットした時刻になると、20秒間鳴り続けます。鳴っているアラームを止めたいときは、2時、6時、8時、10時位置のいずれか1つのボタンを押してください。 6.システムリセットについて ・電池交換後や万一異常な表示(読めない表示など)をした場合、以下の操作を行ってください。 時計内部のシステムリセットがセットされ、正常に機能するようになります。 ● システムリセットのしかた ・電池交換後は必ず2時、6時、8時、10時位置のボタンを同時に、2〜3秒間同時押し、表示が消え、ボタンを離した後「AM12時00分00秒」の表示になります。 ご使用の前に下記の順番に操作してください。 @ 時刻の合わせ A アラームの設定 それぞれの項目を参照ください。 7.こんな時には (説明:現象が3つあります。次のようにしてください。) (1) 「表示が消えた。」場合。電池の容量がなくなったことが考えられます。直ちに電池交換をお買い上げ店または、セイコー取扱店にご依頼ください。 (2) 「時刻モードで表示が点滅している。」「時刻を報知する前に、『ピッピッピッ』と3回報知した。」「音量が極端に小さくなった。」場合、電池切れが間近であることを知らせています。お早めに電池交換をしてください。お買い上げ店または、セイコー取扱店にご依頼ください。 (3) 「時計が一時的に進む、遅れる」場合。 @ 寒いところまたは暑いところへ放置したとき。 精度は、常温にもどれば元にもどります。 A 磁気を発生するもののそばに置いたとき。 磁気を遠ざけると、元の精度で動きます。この場合には、時刻を修正してください。元にもどらない場合には、お買い上げ店にご相談ください。 B 落としたり強くぶつけたりまたは激しいスポーツをした。強い振動が加えられたとき。この場合には、時刻を修正してください。元にもどらない場合には、お買い上げ店にご相談ください。 8. 使用上のご注意(一部省略します)  〔注意〕 (1)高周波を発生する機器(医療用高周波治療機器など)の近くでは、時計が影響を受け、リセットがかかり時間がずれるなどの不具合が生じる場合がございます。  それら機器の廻りでは、時計を外されるかあるいは時計を機器から十分離してご使用いただきますようお願い申し上げます。 (2) 防水性能。この時計は、非防水時計です。 水(水道の水はね、雨、雪など)や多量の汗にご注意ください。 万一、水や汗でぬれた場合には吸水性のよい布などで、水分をふき取ってください。 (3) 破裂、発熱、発火、などのおそれがありますので、電池を絶対にショート、分解、加熱、火に入れるなどしないでください。 (4) この時計に使用している電池は、充電式ではないので、充電すると液漏れ、破損のおそれがあります。絶対に充電しないでください。 (5) 「常温(5℃〜35℃)からはずれた温度」下で長時間放置すると電池が漏液したり、電池寿命が短くなったりすることがあります。 ● 保管について ・「−10℃〜+60℃からはずれた温度」下では、機能が低下したり、停止する場合があります。 ・磁気や静電気の影響があるところに放置しないでください。 ・強い振動のあるところに放置しないでください。 ・極端にホコリの多いところに放置しないでください。 ・薬品の蒸気が発散しているところや薬品にふれるところに放置しないでください。 (薬品の例:ベンジン、シンナーなどの有機溶剤、およびそれらを含有するもの<ガソリン、マニキュア、化粧品などのスプレー液、クリーナー剤、トイレ用洗剤、接着剤など―水銀、ヨウ素系消毒液など>) ・温泉や、防虫剤の入った引き出しなど特殊な環境に放置しないでください。 ● 電池寿命切れ予告機能 この時計には、電池の交換時期を知らせる電池寿命切れ予告機能が付いています。 ※ 「時刻・カレンダー表示」のときに全ての点灯セグメントが点滅になりますと、電池切れ間近であることを知らせています。お早めにお買い上げ店または、セイコー取扱店で電池交換をご依頼ください。 ● 電池について (1) 電池寿命 この時計は、新しい正常な電池を組み込んだ場合、その後約2年間作動します。 ただし、電池寿命は、アラームを1日1回以内、音声報音1日10回以内を基準にしていますので、それ以上使用した場合は上記の期間に満たないうちに電池容量が切れることがあります。 (2) 最初の電池 お買い上げの時計にあらかじめ組み込まれている電池は、機能・性能をみるためのモニター用です。 お買い上げ後上記の期間に満たないうちに電池寿命が切れることがありますのでご了承ください。 (3) 電池交換 @ 電池交換は、必ずお買い上げ店または、セイコー取扱店で「セイコー専用電池」とご指定の上、ご用命ください。 A 電池寿命切れの電池をそのまま長時間放置しますと、漏液などで故障の原因になりますので、お早めに交換してください。 B 電池交換は、保証期間内でも有料になります。 ● 液晶パネルについて この時計の(液晶パネル)は、7年をすぎますと、コントラストが低下したり数字が読みにくくなることがあります。お買上げ店に交換をお申しつけください。有料にて申し受けます。 9.お手入れの方法とアフターサービスについて (「日常のお手入れ」と「かぶれやアレルギー」の注意と「その他、携帯上ご注意いただきたいこと」は省略します) ● バンドの中留について [注意] ・バンドの中留(ワンプッシュ三つ折れ方式)について バンド中留め上箱の側面にあるボタンを押すことにより、簡単、確実に着脱ができますが、下板にある凸部分を指で強く押さえるとケガをする場合がありますのでご注意ください。 ● アフターサービスについて @ 万一故障した場合には、お買い上げ店にお持ちください。保証期間内の場合は保証書を添えてください。 A 保証期間経過後の修理およびこの時計についてのご相談はお買上げ店でうけたまわっております。なお、ご不明な点は、セイコーウォッチ株式会社お客様相談室へお問い合わせください。 B 保証内容は、保証書に記載したとおりですので、よくお読みいただき大切に保管してください。 ● 分解掃除による点検調整(オーバーホールについて) 時計は精密機械です。漏液、汗や水分の侵入により表示消えが生じることがあります。その際には分解掃除による点検調整(オーバーホール)をご依頼ください。分解掃除による点検調整(オーバーホール)にはパッキンやバネ棒の交換も合わせてご依頼ください。 ● 補修用性能部品について @ この時計における補修用性能部品の保有期間は、通常7年間を基準としています。 正常なご使用であればこの期間中は原則として修理可能です。(補修用性能部品とは、時計の機能を維持するのに不可欠な修理用部品です。) A 修理可能な期間はご使用条件によりいちじるしく異なり、精度が元通りにならない場合がありますので、修理ご依頼の際にお買い上げ店とよくご相談ください。 B 修理のとき、ケース・ガラス・バンドなどは一部代替部品を使用させていただくことがありますので、ご了承ください。 C 修理の内容によっては、修理代が標準小売価格を上まわる場合があります。その他、わからない点がありましたら、「セイコーウォッチ株式会社お客様相談室(0120-612-911 通話料無料)」へお問い合わせください。 製品仕様は省略しました。 〔テキストデータ版『セイコー 音声式腕時計 SBJS001 取扱説明書』 終わり〕