音訳ボランティア養成講習会テキストー基礎課程編ー

書籍:音訳関連

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※2023年10月10日に増刷発行された『初版第2刷』ではありません。
 『初版第2刷』をご希望される場合は、以下の全視情協ブックストアからご注文ください。
 https://naiiv-books.net/shopdetail/000000000023/

目次

まえがき
この本を使われる皆さんへ
講習会をコーディネートする施設・団体の方へ
基礎課程
Ⅰ. 音訳の基礎
 1. 音訳とは
 (1)目で見るのと同じように、墨字資料の情報を声で伝える
 (2)音訳と著作権
 (3)録音資料の製作と同一性保持
 2. 音訳ボランティア活動とは
 (1)なぜ音訳ボランティアが必要なのか
 (2)音訳ボランティアの役割
 (3)活動ができる環境づくり
 3. 音訳ボランティア活動をするために習得すべきこと
 (1)音声表現技術
 (2)処理技術
 (3)調査技術
 (4)校正技術
  デイジーとは

Ⅱ. 音訳技術の活用といろいろな支援活動
 1. 地元の図書館や「サピエ図書館」から提供する録音図書の製作
 2. 録音資料のプライベート製作
 3. 対面音訳(対面朗読、対面読書、対面リーディング)
 4. 自治体広報紙の製作
 (1)留意すること
 (2)広報紙の音訳で必要なこと
 (3)広報紙の音訳者は音訳の専門家
 5. 訪問リーディングとは
 (1)訪問リーディングとは
 (2)活動において留意すること
 6. 同行援護における情報伝達

Ⅲ. 音声表現技術の基礎
 1. 声の解剖
 2. 肺の仕組み
 3. 腹式呼吸は大切?
 4. 日本語の発音
 5. 苦手な音をどう改善させるか
 6. 声のエクササイズ
 (1)いい声のイメージを具体化する
 (2)インナーマッスルとラジオ体操
 (3)呼吸時の動きを確認する
 (4)声帯の動きと声の共鳴を確認する
 (5)口と舌のエクササイズ
 7. 声のチェックリスト
 (1)声の状態について
 (2)耳、鼻、喉の状態について
 (3)発語の状態について
 (4)口腔の様子について
 (5)全身疾患について
 (6)生活習慣について
 8. 発音練習
 9. アクセントについて
 (1)覚えておきたい共通語アクセントの特徴
 (2)アクセントの型
 (3)アクセント辞典の活用
 10. 体調の管理

Ⅳ. 情報を正しく伝える読み方
 1. 何のために読むのか
 2. 音声表現技術の重要な要素
 (1)フレーズ
 (2)音の高低
 (3)スピード
 (4)間
 3. 内容を伝える読みのポイント
 (1)言葉がはっきり聞き取れるように読む
 (2)文章は、日本語として自然な音の高低で読む
 (3)適切な長さの間を挟みながら読む
 (4)内容を理解して読む
 4. まとまった文章を読む
 5. 耳を育てる
 情報を正しく伝える読み方のまとめ

Ⅴ. 処理技術の基礎
 1. 処理とは何か
 2. 処理の考え方
 3. 処理の方法
 (1)音声表現による処理
 (2)音訳者による説明
 4. 処理の実際
 (1)漢字の補足説明(同音異義語・造語など)
 (2)活字符号の処理
 (3)ルビの読み方
 (4)写真
 処理技術のまとめ

Ⅵ. 調査技術
 1. 調査の必要性
 (1)正確な情報を伝えるために
 (2)調査にあたっての心構え
 2. 調査の進め方
 3. 辞書・施設・インターネットでの調査
 (1)辞書類で調べる
 (2)施設を利用する
 (3)インターネットを活用する
 (4)こんな方法もあります
 4. 文意に適した読みの選択
 (1)1冊の墨字資料では固有名詞は原則として読みを統一する
 (2)著者の読みを優先する
 (3)その時代に即した読み方に注意する
 5. 固有名詞の調査
 (1)人名
 (2)地名
 (3)その他の固有名詞
 調査技術のまとめ

Ⅶ. 校正技術の基礎
 1. 校正の目的
  何のために校正をするのか
 2. 校正の基本
 (1)利用者の立場で聞く
 (2)校正回数を意識する
 (3)音訳者の自己校正は必須
 3. 校正の方法
 (1)同一版・同一刷の墨字資料を使用
 (2)調査表、処理打ち合わせ表を参照
 (3)聞く環境を整える
 (4)録音時と同じスピードで再生
 (5)録音された全てを聞く
 (6)校正のチェックポイント
 4. 校正表の記入
 5. 音訳者の訂正
 6. 音訳者と校正者の関係について
 (1)音訳者と校正者の立場
 (2)最終責任者は施設・団体
 校正技術のまとめ
付録
「音訳奉仕員養成講習会カリキュラム案」(抜粋)
あとがき

価格・仕様等

価格1,210円(税込)
書名音訳ボランティア養成講習テキストー基礎課程編ー
編集・発行特定非営利活動法人 全国視覚障害者情報提供施設協会
2022年9月 発行