「わが国の障害者福祉とヘレン・ケラー」
−自立と社会参加を目指した歩みと展望−
日本ライトハウス21世紀研究会 編
| 社会福祉法人日本ライトハウス 理事長 木塚 泰弘 |
1922(大正11)年に創始者の岩橋武夫が、点字文明協会として「点字エスペラント辞典」を自宅で出版してから、2002(平成14)年9月で80年になります。そこで、日本ライトハウス創業80周年記念事業の一つとして、記念誌の発行を企画し、資料の収集・整理に着手しました。
分散している資料を収集・整理し、データ化するとともに年表をまとめていく中で、これは一法人の記念誌とするのはもったいない、できるだけ多くの人に読んでもらうために、一般の出版社から発行してもらうことが必要ではないかと思うようになりました。
しかしながら、わが国の障害者福祉や教育、視覚障害者の生活・職業・情報・文化・教育の歴史の中で、日本ライトハウスの果たした役割を客観的に位置付けてもらうためには、内容項目と執筆者の検討が重要でした。幸い、2001(平成13)年1月、教育出版に発行を引き受けてもらえたので、目次案を決定し、その項目について最も見識豊かな執筆者に依頼したのは4月でした。その後、原稿の調整や目次の変更なども含めて1年半を経て、2002(平成14)年9月に『わが国の障害者福祉とヘレン・ケラー』を出版することとなりました。
80年を振り返る今、あらためて歴代理事長の使命感と卓見、先輩職員や協力・支援者との深い絆を感じ、将来の発展につなぎたいと考えています。
戦争を挟んで三度来日したヘレン・ケラーは、
障害者福祉法の制定など、わが国障害者福祉の
発展に大きな影響を与えた。
障害者福祉・教育の歴史を展望とともに探求する。
判 型:A5判 336ページ ISBN:4−316−37960−7 定 価:本体3,000円+税 出版・販売:教育出版 (※下線部をクリックすると教育出版の書籍紹介・注文ページにジャンプします)
| 第1部 ヘレン・ケラーと岩橋武夫のコンビによるわが国障害者福祉・教育への影響と国際交流 | ||||||
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第1章 わが国の障害者福祉と岩橋武夫の先駆的活動 わが国の障害者福祉前夜/岩橋武夫の足跡/ライトハウス運動と盲人福祉への参画 | ||||||
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第2章 平和と福祉の使者ヘレンケラーの招請と共歩・連携 ヘレンケラーとサリバン/ヘレン・ケラーの最初の訪日 | ||||||
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第3章 戦中・戦後の愛盲運動とライトハウス 戦時下における盲人/第二次世界大戦後の日本と福祉政策 | ||||||
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第4章 ヘレン・ケラー二度目の訪日と身体障害者福祉法制定や障害児教育への影響 ヘレン・ケラー二度目の訪日/身体障害者福祉法の制定/ヘレン・ケラー訪日の成果と意味/ 盲学校・聾学校の義務制実施と普及への影響・日本の盲聾重複障害教育とヘレン・ケラーの影響 | ||||||
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第5章 盲人福祉の国際連携と岩橋武夫 盲人福祉の組織替えと岩橋武夫/第1回アジア盲人福祉会議の実現とヘレン・ケラー三度目の訪日 | ||||||
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第6章 視覚障害者の国際交流の発展 世界盲人福祉協議会から世界盲人連合への発展/アジア諸国との交流と支援/ 世界盲人百科事典の刊行 | ||||||
| 第2部 視覚障害者の生活・職業・福祉及び教育・情報・文化の変遷と今後の課題 | ||||
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第1章 社会・職業リハビリテーションの発展 伝統的職業とその教育/本格的な職業・生活訓練の導入/社会リハビリテーション指導者養成/ 盲導犬による行動訓練/視覚障害を伴う重複障害者の新たなニーズへの対応/ 授産施設と盲人ホーム | ||||
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第2章 視覚障害者のための情報提供サービスの発展 点字新聞・雑誌の発行/点字図書館の発展/録音図書の製作と貸出/点字図書の出版/ 視覚障害者のためのバリアフリー化の変遷/情報提供サービスの統合化と一元化 | ||||
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第3章 視覚障害教育の発展 盲学校教育の変遷/盲学校小・中学部における点字教科書の変遷/盲学校高等部用教科書の変遷/ 高等部生徒による点字教科書問題改善運動とその成果/弱視児児童生徒の教育と拡大教材/ 盲学校における幼児教育の変遷と今後の課題/重複障害教育の変遷/ 盲学校における職業教育の変遷と課題/高等教育の変遷/小・中・高等学校在籍者への支援の変遷 | ||||
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第4章 障害者や高齢者に対する社会の意識の変化とノーマライゼーションの確立 コミュニティにおける障害者や高齢者の社会的位置づけ/偏見差別と優性遺伝学との結合/ 国連による障害者の人権確立の推進/障害の概念の変遷とWHOの取り組み/ 自立と社会参加を促す諸概念の発展と相互関係/ノーマライゼーションの確立 | ||||